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30代の薬剤師転職 職種別の給料相場と転職成功の秘訣とは?
30代は、結婚や出産など、ライフスタイルの変化から、転職を希望する人が増えます。
女性のほうが産休育休の取得もあるので、男性よりも転職を考える人は多いですが、男性も結婚や子供が生まれるのを期に、年収アップを考えて転職を希望する人が増えます。
また、いままでの経験を生かし、更なるスキルアップを目指して転職を考える人もいます。
転職の求人条件をみても、他の世代と比べ、ある程度の経験があり、まだ若い世代で即戦力としての働きが期待できる30代薬剤師へのニーズは多いといえます。
(20代は経験不足、40代以上になると年収が高くて雇えないと言われたりして断られるケースもあります)
30代で転職を考えている、そこのアナタ!満足できる職場を見つけるために、まずは薬剤師の給料相場を確認し現状を把握しましょう。
薬剤師の給与の平均は?
人事院が公表した「平成29年職種別民間給与実態調査」の結果によると、平成29年4月の薬剤師の平均給与(時間外手当を含む)は
36万6,409円 (平均年齢37.6歳)
と前年度の36万3,053円(平均年齢36.3歳)から3,356円増加しました。
また、今年の準新卒薬剤師の初任給(時間外手当や通勤手当などを除く)は22万6,180円と、前年の22万1,205円に比べ4,975円増額になりました。
薬剤師の就職や転職は売り手市場で、年収は5年前から比べても、一般的な職業よりも高水準であると言えます。
そんな売り手市場が続く薬剤師業界ですが、職種別における30代薬剤師の給与水準はどのくらいになるのでしょうか。職種別に実際の企業のモデル年収を用いて比較してみましょう。
30代 薬剤師のモデル年収を職種別に比較
調剤薬局の薬剤師 30代のモデル年収
- 調剤薬局 M
- 初任給 → 年収 414万円
- 35歳⇒年収 約520万円(残業代別)
- 大手調剤薬局 S
- 初任給 → 年収 約360万円(手当別)
- 35歳⇒年収 約450万円(手当別)
管理薬剤師の場合は年収500万円~800万円以上となることもあります。また、薬剤師が不足している地域や、中小の調剤薬局のほうが比較的高めです。
モデルケースではありますが、手当を含む含まないはあるものの、大手調剤薬局チェーンのほうが給与水準が低いことがわかります。
この理由として、大手調剤薬局は、勤続年数が長いほど給与が上がる給与テーブルを持っている場合が多く、20代30代より、比較的50代以降の給与が高水準になっていくことが考えられます。
ドラッグストアの薬剤師 30代のモデル年収
- 大手ドラッグストア S
- 初任給 → 年収 470万円~
- 30歳 → 年収 600万円~
- 35歳 → 年収 720万円~
- 大手ドラッグストア P
- 初任給⇒年収 450万円~
- 30歳(管理薬剤師)⇒年収546万円
上記の例は、どちらも大手ドラッグストアチェーンのものです。
ドラッグストアの場合、薬剤師は資格手当として5万円~10万円支給されたり、店長や管理薬剤師への昇格に伴う手当の支給も比較的早い段階で見込めるため、調剤薬局より給料は高い傾向にあります。
調剤や服薬指導だけでなく、レジ業務など仕事内容の幅が広く、品出しは重労働。営業時間も調剤薬局より長いため、調剤薬局より体力的に大変と感じる薬剤師が多いようです。給与が高水準なのは、その分が給与に反映されているともいえます。
病院薬剤師 30代のモデル年収
- 民間病院 A
- 初任給 → 年収 354万円(手当込み)
- 35歳:配偶者子供1人あり → 年収 579万円(手当込み)
- 大学病院 N
- 初任給 → 年収 392万円(手当込み)
- 30歳 → 年収 約500万円(手当込み)
調剤薬局やドラッグストアの年収に比べ、やや下がると言われています。夜勤や諸手当の内容によって、受け取れる年収が大きく変わります。
民間病院、大学病院で初任給に多少の差はあるものの、30代でも年収相場は、ほぼ同じ水準です。薬剤部長(薬局長)などの役職につくと、収入は上がります。
生涯年収となると民間病院に比べ、大学病院の方が生涯年収が高いと言われていますが、地域によっては高収入の民間病院もあるようです。
製薬会社の薬剤師 30代のモデル年収
- 製薬会社A(MR):
- 初任給 → 年収630万円程度(手当込み)
- 35歳 → 年収870万円程度(手当込み)
- 薬品会社B(全職種平均):
- 初任給 → 年収380万円程度(手当別)
- 35歳 → 年収770万円程度(手当別)
製薬会社は、基本給与の水準はあまり変わらなくても、手当によって、年収に大きく差が出てきます。
研究職は、求人数が少なく、未経験での転職はなかなか難しいといわれています。
一方、営業職は成果主義の度合いが強いですが、生涯年収は他の業界と比べても高く、住宅手当などの福利厚生もしっかりしている企業が多いです。
特に、大手製薬会社のMRは、30代後半で年収800万円以上というケースもあります。さらに、40歳前後では年収1,000万円を超え、50代前半が年収のピークになるケースが多数あります。
しかし、特にMR職は体力勝負。早めに役職をつけて、腰を据えて働けるかがカギになります。
30代で転職した薬剤師のエピソード
次に、30代で転職した人たちの体験談を聞いてみました。ぜひご自身の転職の参考にしてください。
MRから調剤薬局へ転職
弘樹さん(30代男性・仮称)の場合
新卒から8年間、MRとして製薬会社で働いていました。
病院の先生とも関係性が築け、年収も900万円を超えました。仕事としてはとても楽しい時期に差し掛かっていましたが、30代を迎え、将来を考えた時に、MRは体力面で続けていくのが難しいのではないか?と考えるようになりました。そんな時に、 マイナビ薬剤師という転職サイトに出会い、面接したいくつかの会社の中から、中小の調剤薬局に転職することにしました。
年収は600万円スタートからになりましたが、MRの時の3分の2。それでも、今後薬剤師として働いていくためには、調剤の経験は不可欠だと思い、思い切って転職をしました。
最初こそ薬歴や粉砕・製剤に戸惑いもありましたが、多くの薬に触れ、患者さんに名前を覚えてもらえたり、お店のスタッフとも連携しながら働けていて、とてもやりがいを感じています。
転職してから3年で管理薬剤師になり、それからさらに3年、お店のスタッフにも恵まれ、薬局長として働く日々は充実していると感じます。年収は700万円ほどです。
周りの友人からは「おまえ、すごい給料もらってるな。」と言われますが、MRの時の年収には戻れないだろうなと感じています。
夫の転職を機に、離島の病院から本州の病院へ
唯さん(30代前半女性・仮称)の場合
夫の転勤についていき、離島で病院薬剤師として働いていました。とても小さな島で、総合病院は島に1つだけ。島全体の患者さんを見ていました。高齢化により、容体が急変する患者さんも多くいるため、緊急で呼び出されることもありました。生活のリズムは少し乱れていましたが、医療チームとして活躍できることと、島を守っているというやりがいはとてもありました。
2年ほど働いた時、夫の転勤により三重県に転居することになり、初めて人材紹介サイト(薬キャリAGENT)を利用して転職活動をしました。
自宅から自転車で20分圏内の職場を条件に応募し
- 年収450万円のケアミックス型病院
- 年収520万円の在宅中心の調剤薬局
- 年収500万円の内科隣接の調剤薬局
で内定をもらいました。
調剤薬局の2社は福利厚生や更なる給与の交渉にも応じるとのことでしたが、病院で働くことにしました。
夫の稼ぎもあるので、給与に強いこだわりはありません。残業や緊急対応も患者さんのためなら対応したいと思っています。その上で、自分の経験が生かせて、医療チームとして患者さんを救える病院を選びました。
働いてみると、前に比べて医療機器は充実しているし、看護師さんや医師、先輩の薬剤師さんたちの連携がとても良く、急な対応で呼び出されることもほぼありません。医療の最前線で患者さんを救えて、とても良い職場を見つけたなと思っています。
30代の男性は働き盛りで、転職の条件に「年収の高いところ」を希望している人がほとんど。反対に女性は、結婚や出産、育児の状況によって「時間」を重視したり、上記の唯さんのように、「やりがい」を優先する人も多くいます。
30代 薬剤師のよくある転職理由
このように、転職したいと考える薬剤師の転職理由や転職時に求める条件は、20代の時よりも30代のほうが複雑です。ここで、30代薬剤師のよくある転職理由と転職理由別のポイントをご紹介します。
(1) 「自分の薬局を持ちたい」
ある程度経験を積み、働き盛りの30代薬剤師の中には「いつかは自分の薬局を!」「独立したい!」という思いのある人も意外と多いもの。そんな強い思いのある30代薬剤師は薬局開業やフランチャイズへの挑戦も検討してみるのもよいでしょう。
独立開業を希望する場合は、開業資金を貯めておく必要があるので、勤務薬剤師の内にある程度の貯金が必要です。もし貯金がない場合は、今いる職場で開業資金を貯めてから辞めるか、年収重視で転職をして開業資金を貯めるのもおすすめです。
フランチャイズ制度を設けている薬局へ転職を希望の人は、闇雲に転職せず、フランチャイズ制度の中身をしっかり確認しましょう。企業によってはフランチャイズ制度を”客寄せパンダ”として使い、実際に独立するのは難しいこともあります。制度の詳細や実際にフランチャイズで独立した人数、入社してから独立するまでの期間などを聞いたり、できれば実際に独立した人に話を聞けるといいですね。
(2) 「結婚して子供も生まれるから、どうしても収入をあげたい」
30代は人生のライフステージが変わる時期でもあります。
結婚の場合は、薬剤師という仕事であれば共働きなら、さほど苦労はしないかもしれませんが、子どもが生まれると何かと物入りになったり、学費のことを考えると「もっと稼がなきゃ!」と思う人は多いものです。
子どもが中学生になるまで、高校になるまでなど、期間を区切って単身赴任で出稼ぎに出たり、ドラッグストアなどの給与水準の高い場所を選ぶのも選択肢の一つでしょう。
(3) 「体力的に限界を感じている」
20代の頃、一日中動き回っていたMRやMSなど営業職の人、バリバリ当直をこなしていた病院薬剤師、ドラッグストアで率先して休日出勤をこなしていた薬剤師も、30代になると「20代の頃と同じようには働けないなぁ」と感じる人は多いものです。
体力的に落ち着きたいという理由で転職を考える場合は、一日中動き回ったり、不規則な生活になったり、腰に負担のかかる重い荷物を運んだりすることが多い、営業職、病院、ドラッグストアはなるべく避け、調剤薬局や、企業の管理薬剤師、薬事、品質管理、臨床研究などの仕事も視野に入れてみるとよいでしょう。
意外と多い企業薬剤師の職種と、その主な仕事内容について
(4) 「職場の人間関係に疲れた、もっと自分に合った環境で働きたい」
会社内で異動が叶う職場であればいいのですが、小規模の調剤薬局で、いつも少ない人数で過ごしていると、一人の雰囲気がお店全体の雰囲気に影響してしまいます。そこでの人間関係に疲れて転職したいと考える薬剤師も多いです。
そんなときは、人数の多い職場や風通しのいい社風などを軸に、転職したい企業の研究をしっかり行いましょう。できれば、職場見学などして、その会社の空気感や雰囲気、経営者の考え方や人柄など、転職前にしっかり確認できる機会を作ることをオススメします。
ただし、職場の環境は常に変わる可能性があります。例えば、転職先に素敵なスタッフがいたとしても、自分の入社と入れ替わりでその人がいなくなってしまったり、自分が入社した後に問題児がやってくる…ということもあります。人間関係の改善を期待して転職しようと考えている方は、このことは肝に銘じておきましょう。
(5) 「結婚生活や子育てと両立したい」
結婚したり、子どもが生まれたりと、20代後半から30代にかけては、ライフステージの変わる薬剤師は多いはず。また、結婚や妊娠・出産を機に、家事・育児など家庭の時間を優先的に確保したり、保育園や幼稚園の送迎を理由に、短時間勤務を希望する女性薬剤師も多いのではないでしょうか。
そんな薬剤師には、パートや派遣という働き方がおすすめです。
土日休み、年間休日120日以上、産休・育休取得実績有り、ママ薬剤師にお薦めなどの詳細条件で探すと、条件面で働きやすい職場が見つかるかもしれません。
30代薬剤師が転職を成功させる秘訣とは?
30代の転職は色々考える必要があることがわかりました。転職を成功させるにはどうしたらいいのでしょうか。
希望を明確にし、優先順位をつける
転職の場合、今までの経験や実績が給与に考慮されると言いますが、求人サイトの平均的な給与は、関東で月20万円〜25万円、年収400万円程です。パートでも時給2000円前後が相場です。
場合によっては、今より収入が減ってしまう可能性があります。
年収をあげたいのか?やりがいや職種を重視するのか?転職に求めることは、人それぞれです。また、プライベートの時間を確保したい、子育てと両立したい、教育制度が整った職場がいい、などの希望もあるでしょう。まずは自分の希望を明確にして、優先順位をつけることが大切です。
なかなか良い転職先が見つからない、転職がうまくいかないという人もいます。そんな人を見ていると、理想が高く注文が多いという場合があります。
いろいろと経験してきたからこそ、条件が多くなるということもありますが、
『年収600万円は欲しいけれど、忙しいのはイヤ』『管理薬剤師は責任が重いからやりたくない』などと、無い物を延々と探し続けている人がいます。
または、あまり深く考えずに決めてしまって、後から思っていた仕事内容や条件と違った、となってしまうケースもあります。
転職後に、職場で気持ちよく長く働けるような転職にするために、譲れる部分と譲れない部分を自分でわかっていることが大切ですよ。
自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶ
正社員で働きたいのか、パート・アルバイトで働くのか?派遣社員、紹介予定派遣として働く道もあります。いずれにせよ、自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶ必要があります。
女性の場合、旦那さんの扶養内で働きたいという人も多いでしょう。その場合は、給与条件などもしっかり調べておく必要があります。
派遣薬剤師の場合、パートより時給が高いケースが多いです。職場の雰囲気が合わなくても辞めやすいことや、希望時間に沿って働くことができ、短期間でいろいろな現場を経験できるメリットなどもあります。
昔に比べて薬剤師 転職の選択肢は広がっています。それぞれの職種×雇用形態のメリットとデメリットをよく吟味し、自分の条件にあった働き方を選択しましょう。
忙しい人は転職サイトも活用する
30代薬剤師は求人情報も多いため、転職サイトを上手に利用して、的確な情報収集を行うことをおすすめします。というか、活用しないのはむしろ損だと思います。
複数のサイトに登録して、担当者の対応や求人情報の内容を比べて見ましょう。サイトごとに得意分野や自分との相性などもあります。
また、利用する際にはサイトを閲覧するだけでなく、希望や質問などは担当者に直に会って確認した方がいいでしょう。サイトには載っていない、希望企業の職場環境などの情報も聞きだせるかもしれません。
あなたの希望を整理して、おすすめの案件を紹介してくれるでしょうし、面接や履歴書の書き方のアドバイスをしてくれるサイトもありますよ。
30代薬剤師にオススメの転職サイトは…
それでは、どの転職サイトがいいのでしょう。
今回は、薬剤師の求人情報が集まっている、おすすめのWebサイトをご紹介します。
薬キャリAGENT(エムスリーキャリア)
医療業界に精通したm3(エムスリー)のグループ会社、エムスリーキャリアが運営する「薬キャリAGENT」で、調剤薬局、ドラッグストア、病院などの求人数が豊富です。
転職経験のある薬剤師からは交渉力と対応スピードに定評があります。当サイトに寄せられた口コミでも人気があり、”自分の希望する条件で求人はあるのか、もしくは交渉可能なのか知りたい”、“なるべくスピーディーに対応してもらいたい“という方に特におすすめのサイトです。
マイナビ薬剤師
大手マイナビが運営する薬剤師向け人材紹介サービス「 マイナビ薬剤師」です。
求人数も多く、業種は調剤薬局やドラッグストアだけに限らず、企業など幅広い求人を取り扱うのが特徴です。
登録後はコンサルタントと直接会って相談することもできるので、より的確なアドバイスがもらえます。
面談力にも定評があり、転職後のミスマッチが少なく、ユーザー満足度が高いのも特徴です。
ファルマスタッフ
メディカルリソースが運営する「ファルマスタッフ」も人気の薬剤師求人サイトです。
求人自体は調剤薬局やドラッグストアの業種が多く、親会社である日本調剤の求人も多いのですが、それ以外の大手や中小企業の求人情報も多数掲載されています。
派遣求人にも力を入れており、時には時給4000円(推定年収840万円)の高額派遣求人も見つけることができるようです。
コンサルタント任せではなく、自分でも気になる案件を探すという方にオススメです。
おわりに
薬剤師の30代 転職は、今後の生活を考えて
転職にたびたび失敗して、コロコロと職を変えていては、あなたの信用度は下がってしまうかもしれません。30代の転職は経歴や人柄の他に、20代の時よりも継続勤務年数や転職理由が妥当なものかなども重視されています。
キャリアアップのために資格を取得していたり、向上心があるかなども評価のポイントです。未経験の職種への転職もチャンスがまだある年代ですので、しっかり準備をしてチャレンジしましょう!
- 働き方が変わる キャリア面談が好評正社員もしくはパート・アルバイトなど、腰を落ち着けて働きたい人で、業種未経験、新卒で経験が浅いなどの理由から転職に不安がある人にオススメ。 書類の添削や面接、条件交渉など、転職活動に関する様々なサポートが受けられる。
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