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  5. 薬剤師の派遣という働き方「正社員より稼げる」は本当か?

薬剤師の派遣という働き方「正社員より稼げる」は本当か?

薬剤師にも派遣で働くという選択肢があることをご存知でしょうか?
全体的に見れば、まだ多くはありませんが、最近は派遣薬剤師として働く人が増えてきました。

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派遣社員というと、一般的には正社員よりも扱いが悪いし、”派遣切り”という言葉が一時期騒がれたように、将来が不安というようなイメージの人もいるのではないかと思います。

しかし、薬剤師の場合は、ちょっと違うようです。派遣薬剤師とは、どのような働き方なのでしょうか?

 

派遣薬剤師とは?

派遣薬剤師とは、派遣会社と雇用契約を結んだ上で、派遣スタッフとして、派遣先企業である薬局などで仕事をする制度です。

派遣会社の社員になるので、福利厚生や保険などは、派遣会社が用意しています。万が一に備えて、薬剤師賠償責任保険に加入している会社もあります。

【補足: 紹介予定派遣という働き方もあります】
正社員やパートとして働く前に、派遣スタッフとして薬局など希望する職場で一定期間働き、その後、派遣会社と派遣先企業双方の合意のもと、正社員やパートに切りかわるシステムです。
このシステムを利用することで、薬局での働き方や一緒に働く仲間を知れ、働くイメージを具体的に持ってから入社できることがメリットです。

 

具体的には、以下のような求人があります。

例1: 東京都板橋区 調剤薬局
  • 薬剤師 時給3,300円~
  • 月~金 9:00~17:00 / 土 9:00~14:00 シフト制 日祝休み
  • 処方箋枚数 45枚程度/日
  • 処方科目 総合科目
例2: 神奈川県横須賀市 調剤薬局
  • 薬剤師 時給2,800円~3,000円
  • 月木 9:00~17:00、水土 9:00~13:00、火金 9:00~19:00 シフト制 日祝休み処
  • 処方箋枚数 80枚/日
  • 処方科目 内科・循環器・消化器・在宅
例3: 福島県福島市 調剤薬局
  • 薬剤師 時給3,000円~3,500円
  • 月~金/9:00~17:00、または18:00 ※週4日・曜日応相談 土日祝休み
  • 処方箋 100枚/日
  • 処方科目 総合科目
例4: 大阪府大阪市 調剤薬局
  • 薬剤師 時給3,000円~3,500円
  • 月~金 9:00~13:00 ※応相談/週4日
  • 処方箋 80枚程度/日
  • 処方科目 内科・小児科
  • マイカー通勤可、住宅あり

 

派遣薬剤師が活躍する背景

薬局業界の薬剤師不足が言われてしばらく経ちました。

一時期ほどではないものの、今でも様々な場所で薬剤師は不足しています。昨今では、薬剤師の確保ができずに閉店する薬局も増えています。

医療機関である薬局では、薬剤師がいないから臨時休業することなどできるわけもなく、また、薬剤師1日一人当たりの処方箋処理枚数も決まっているため、少ない薬剤師で薬局を回し続けることはできません。

「正社員やパート薬剤師の募集を行っても全然応募がない」、とか、「入社予定はあるけれどそれまでの間などに、一時的に薬剤師が必要」など、薬局側から見たら、痒い所に手が届くのが派遣薬剤師、というわけなのです。

 

派遣薬剤師として働くメリット

1.時給が良い

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薬剤師は、パート勤務でも時給は2000円前後~と条件がいいのが特徴ですが、派遣薬剤師の場合は3000円〜4000円代と更に好条件な求人があります。

時給が高い理由としては、人数が足りなければ、高い時給を払ってでもシフトを埋めないと仕事が回らないという派遣先企業の都合もありますし、即戦力の薬剤師が求められているケースが多いため、派遣会社に属する派遣薬剤師の能力への信頼性や期待感が高いからとも言えます。

給料相場の比較 (※1日8時間 20日/月勤務とした場合)
  • 正社員: 月給46万 年収550万
  • アルバイト(時給2500円の場合): 月給40万 年収480万
  • 派遣(時給3500円の場合):  月給56万 年収672万
とにかくがっつり稼ぎたい人は、正社員より派遣で薬局勤務をした方が儲かる可能性があります。

 

2.自由に時間が使いやすい

調剤薬局で働く薬剤師は女性が多く、結婚・出産・子育てなどのライフスタイルの変化により、パート薬剤師として働いている人もたくさんいます。

仕事と家事の両立のため、「正社員は厳しいけど、時短なら働きたい」「週に何日かだけ働きたい」「土日はしっかりお休みしたい」という要望を持っている人が、派遣薬剤師という働き方を選んでいるケースもあります。

これは、正社員だと“年収が良くても思うように休みが取れない”、“残業が多く、帰る時間が遅い”、“店舗異動があり、いつ異動になるかわからなくて不安”などの現状があるからだと考えられます。

派遣で働く場合は、短時間勤務が可能だったり、残業なしで決まった時間に退社できるというメリットがあります。また、正社員より会社内での”しがらみ”や”しばり”も少ないため、気持ちが楽だという面もメリットです。

そのほか、“短期間だけ集中して働いて多く稼ぎたい”という人や、“条件の良い地方で1年だけ働きたい”、“自分の好きな土地で一定期間だけ働きたい”という働き方も選べます。

 

3.嫌な職場に長居しなくてよい

調剤薬局の場合、大企業であっても実際の店舗で一緒に働く人の人数は限られますから、人間関係はとても重要です。人間関係を理由に転職を考える薬剤師も少なくありません。

もし、合わない人がいたり、仕事ができない人がいたりして雰囲気が悪いとストレスを抱えながら働かなくてはなりませんが、正社員の場合、そう簡単には辞めづらいものです。

派遣であれば、ある程度期間のメドがあるため、自分に合わないと思えば身を引きやすいのです。

視野を拡げたい人、薬の勉強をしたい人にとってはいろんな職場の経験ができるのもメリットですね。職場の人間関係が良ければ、楽しく働ける上に、時給も良いなんて、文句なしです。

 

派遣薬剤師として働くデメリット

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1.やっぱり、不安定!?

派遣薬剤師は、短時間勤務の場合、時給は良くても、年収にすると正社員より下がることが考えられます。

ボーナスも出ないですし、大型連休や体調不良で出勤が減れば当然月給が下がります

自分の希望しているエリアや時間で働ける派遣先がない場合もあり、通勤に時間がかかったり、希望している時間数働けない場合もあります。

派遣会社のフォロー体制の充実度によっては、福利厚生に不満が生まれる可能性もありますし、そう考えると、正社員よりも派遣は不安定です。

時給が良くても、忙しすぎる薬局に入ってしまうと、仕事が終わらないため定時で帰れない可能性もあります。稼ぎたい人は残業代が稼げていいかもしれませんが、定時で帰りたい人にとっては、派遣社員が投薬業務ばかりやらされて、薬歴が溜まってしまって帰れない…。なんて事態にもなりかねません。

子供のお迎えのために、「どうしても○○時には帰りたい!」というのであれば、時給は下がっても時間通りに仕事が終わるところ、自宅近くの職場でパートとして働いた方がいいかもしれません。

 

2.長期間の契約が難しい

派遣薬剤師の時給は高いですが、企業が派遣会社に支払う料金も、そのぶん高額となり、企業の経営面から長期にわたって派遣薬剤師と契約することは避けたいと考えます。

そのため、企業側としては、できるだけ直接雇用の正社員やパートを確保して、派遣契約は早く切りたいと考えます。

また、労働派遣法の関係もあり、いくら気に入った職場があったとしても、ずっと続けられるわけではありません。

今の契約が切れたら、次の職場を決めるまでに時間がかかったり、場合によっては面談に足を運んだりする手間もかかります。

 

3.勤務地や勤務日の希望が必ず通るわけではない

週〇日働く、土日働くなどの自分の希望した時間での働きを希望することはできるものの、派遣先を探してくれるのは派遣会社のため、派遣を求めている薬局と自分の条件と合致しない場合もあります。

通勤時間が長くなったり、希望していた時間帯でないということもよくあります。

1か月フルタイムで働くことを希望していても、

  • A薬局の店舗Gで、月・木・金 10時~19時
  • B薬局の店舗Tで、火・土 9時~13時

など、1か所にまとまらず、時間帯も薬局側の希望に沿う…なんてこともあるようです。

 

4.誰にでも向いているワケではない

派遣に向く人、向かない人がいます。

先程も述べたように、派遣先企業は即戦力を求めているケースが多いので、有る程度経験のある人の方が向いているでしょう。

また、派遣先により、雰囲気も細かい業務の流れも、パソコンや機械の種類も違うでしょうから、短期間で慣れるのは正直大変だと思います。

調剤薬局では、一般名処方やジェネリック医薬品の拡がりで、昔より複雑化しています。

扱っているジェネリックのメーカーも薬局毎に違いますし、ノルバスクかアムロジンか、普通錠か、OD錠か、そんな細かいことでも注意深く確認しないとミスに繋がります。

物覚えに自信が無い人や臨機応変に動けない人はちょっと辛いかもしれませんね。また、人見知りや物怖じしやすい人も、あまり向いていないかもしれません。

 

5.派遣会社の信頼度に差がある

信頼できる派遣会社を見つけることも、重要です。

その場合はコンサルタントとの相性もあります。じっくり相談に乗ってくれる人なのか、働き始めてからのフォロー体制も整っているのか、福利厚生はしっかりしているかなども確認しておいたほうが良いでしょう。

登録してからの連絡が迅速か、自分の希望に合った求人があるかどうかも重要です。

場合によっては、いくつかの派遣会社に登録しておくと、自分の希望に合った求人に出会えたり、相性のいいコンサルタントに出会えるでしょう。

いつまでたっても連絡が無かったり、納得のいく求人が見つからない場合は、違う派遣会社に登録したり、視点を変えてパートやアルバイトで探したほうが、案外すんなり見つかることもあります。

相性が良くない、信頼できないと感じたら他の会社に切り替えることも必要です。

 

まとめ

働き方は多様化してきており、望んで派遣薬剤師を続ける人も多くなってきました。

自分のライフスタイルに合わせて、派遣という働き方も選択肢のひとつとして、考えてみてはいかがでしょうか。

派遣薬剤師の求人は、転職サイトによっては取り扱いがなかったりすることもありますので、登録前に調べておくことが大切です。

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都内の調剤薬局に勤務中。

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