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女性薬剤師のライフステージごとの勤務形態や給料の変化
女性薬剤師の場合、ライフステージごとに勤務形態を変えていく人は、かなり多いです。
そのときの勤務条件や給料はどのように変化していくのでしょうか。いくつかの例を紹介しながら女性薬剤師のライフステージごとの勤務形態や給料の変化について考えていきましょう。
病院→病院 勤務 Aさんの場合
- 新卒から大学病院勤務(正社員)
- 20代後半、結婚し、出産
- 産休、育休制度を利用
- その後、病院勤務復帰(正社員)
Aさんは、ずっと病院薬剤師で正社員として働き続けています。元々の収入がボーナスや残業代も入ると年収600万円以上あったとのこと。
看護師も女性が多いことから、産休や育休制度が整っていて、金銭面での補助もしっかりしているため、制度を利用した方が、転職するよりお得なそうです。
子供が小さいうちは、当直業務免除や時間短縮業務制度も用意されていて、出産をしても仕事を続ける人が多いそうです。
製薬会社→調剤薬局 勤務 Bさんの場合
- 20代 製薬会社勤務(正社員)
- 結婚後、出産のため退職
- 数年のブランクを経て
- 30代 調剤薬局勤務(正社員)
- 40代 調剤薬局勤務(パート)
Bさんは、製薬会社で働いていた時の方が、給与面は良かったそうです。しかし、出張が多かったため、調剤薬局に転職。
管理薬剤師として働いていたため、年収は500万円以上。
現在はペースを落として、週4日くらい調剤薬局でパートで働いていますが、時給は2000円だそうです。
病院→調剤薬局 勤務 Cさんの場合
- 20代 病院勤務(正社員)
- 結婚後、出産のため、退職
- ご主人の転勤で引っ越し ブランク約10年
- 40代 調剤薬局勤務(パート)
- その後、調剤薬局勤務(正社員)
Cさんは、ブランクが長かったことから、復帰に自信がなかったため、調剤薬局のパート勤務で仕事に復帰したそうです。その際、教育制度が整った会社を選んだとのこと。
子供が大きくなり手がかからなくなったこと、子供の大学進学のための学費などを稼ぐために、出勤を増やし、現在は調剤薬局で正社員として勤務しているそうです。
漢方薬局→調剤薬局 勤務 Dさんの場合
- 20代 漢方薬局勤務(正社員)
- 20代後半 調剤薬局に転職(正社員)
- 結婚し、継続して調剤薬局勤務中
Dさんは、漢方薬局で働いていましたが、結婚しても働き続けたいため、求人の多い調剤薬局で調剤経験を積んだ方が良いと考えて、転職しました。
漢方薬局では、年収が350万円くらいだったので、転職により年収はアップしたそうです。
製薬会社→調剤薬局 勤務 Eさんの場合
- 20代 製薬会社勤務(正社員)
- 結婚、出産のため退職
- 30代後半 調剤薬局勤務(パート)
Eさんは、子供が小学生の頃から、調剤薬局にパートで復帰しました。
ご主人の転勤で、お互いの親から離れたところで暮らしているため、子育てをしながら正社員で働くのは大変だと考え、パートでの勤務を選択しました。
ご主人の扶養内で働いているため、勤務時間は、昼の4時間程度。週2日〜3日くらいの勤務だそうです。
製薬会社→製薬会社 勤務 Fさんの場合
- 20代 製薬会社勤務(正社員)
- 20代後半 違う製薬会社に転職(正社員)
- 結婚
- 30代 出産 産休、育休を経て 復帰(正社員)
Fさんは、製薬会社から製薬会社へ転職経験がありますが、転職により、年収はさらにアップしたそうです。大企業のため、産休や、育休などの制度も整っているそうです。
仕事内容も、内勤がほとんどで、元々残業も少ない部署のため、正社員として働くことと子育ての両立に、あまり問題を感じないそうです。
選べる女性薬剤師の働き方
製薬会社や大きな病院など、産休、育休制度がしっかりしているところでは、正社員として働き続ける人が多いようです。
上司や先輩に、同じように子育てをしながら働き続けている人がいると、悩みや大変さを理解してもらいやすく、協力体制も整いやすいというメリットがあるようです。
また、結婚や出産などで退職し、ブランクのある人も多いのですが、特に調剤薬局では、ブランクを経て復帰し、活躍している人がたくさんいます。
調剤薬局は求人数が多く売り手市場であること、パート勤務などの子育て中の人にも働きやすい勤務体系が用意されていることなども仕事に困らない理由です。
また、薬剤師は他の職種より時給も高く、薬剤師が余り気味と言われる都心でも、調剤薬局のパート勤務は時給2000円はもらえるところが多いです。そのため、短時間の勤務でも、有る程度の収入が見込めるメリットがあります。
おわりに
正社員、パート勤務以外にも、アルバイトや派遣での働き方などの選択肢も増えて来ています。薬剤師なら、やる気さえあれば仕事はたくさんあります。60代でバリバリ働いて活躍している人もいます。変化を恐れずにライフステージに合った仕事を選んでいきましょう。
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