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どうあるべき? パート薬剤師の立場と役割
取り扱う薬の科目制限などがあるパート薬剤師
患者さんからすれば、パートの薬剤師も常勤の薬剤師も、何ら変わりはありません。
また、パート薬剤師だから調剤や服薬指導にミスがあってはなりませんし、手を抜いてよいわけでもありません。
ところが、職場内ではパート薬剤師と常勤薬剤師では、立場や役割は明らかに異なります。たとえば、調剤業務を例に常勤薬剤師と比べてみると、パート薬剤師は取り扱う薬の科目が制限されやすい傾向があります。
やりがいを高めるための時給アップがかえって裏目に・・・
常勤であろうとパートであろうと、薬剤師の仕事そのものに変わりはないのに、立場や役割が違うためやりがいを持てずに転職するパート薬剤師は少なくありません。
ただし、経営者側からすれば、出産や育児、子どもの病気や学校行事、PTAの役員、ご主人の転勤などで欠勤や早退なども常勤薬剤師に比べて多くなるため、重要な仕事を任せたくとも任せられないという側面があるのも実情です。
また、経営者の中には、パート薬剤師にもやりがいを持って働いて欲しいということで時給アップをすれば、103万円の扶養枠を超えてしまうために、結局は勤務時間がより短くなり、やりがいが持てるような仕事を任せられなくなってしまった・・・という声もあります。
自分はパートとして働くことを選んだという自覚が大切
では、パート薬剤師の立場と役割、やりがいはどうあるべきなのでしょう。
少々極端ですが、たとえ1日1時間だろうが週に1日だけであろうが、薬剤師として働くのであれば、薬剤師としての誇りと患者さんへの思いやりを忘れずに仕事をしなければなりません。
また、パートである以上、常勤薬剤師と立場や役割が異なったとしても仕方のないことだと割り切ることも大切ではないでしょうか。
たとえば、女性の常勤薬剤師で小さなお子さんがいるとすれば、学校行事などに参加できないことや、子どもが病気でも仕事を休めないこともあるでしょう。
ですので、一番大切なことは「自分はパートとして働くことを選んだんだ」という自覚を持つことではないでしょうか。
常勤薬剤師のサポートとしてやりがいを見出す
それに、ドラッグストアなど長時間営業している店舗では、パート薬剤師がいてくれることで、常勤薬剤師が安心して休憩や休暇を取ることができるのです。
つまりパート薬剤師の役割は、患者さんだけでなく常勤薬剤師のサポートに徹することに尽きるのではないでしょうか。
「○○さんがいてくれるお蔭で、私たちも安心して仕事ができるわ」
と常勤薬剤師に思ってもらえれば、それはやりがいにもなるはずです。
また、常勤薬剤師たちもパート薬剤師がサポートしてくれていることへの感謝の気持ちを忘れぬこと。
そして、経営者たちはパート薬剤師にも敬意を払い、時給アップが103万円枠で難しいのであれば、それに代わる表彰制度や退職金制度などで感謝の気持ちを形とし、やりがいを高める工夫をしてほしいものです。
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