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薬剤師の紹介予定派遣 メリット・デメリットと実際の求人例
最近は薬剤師の仕事にもさまざまな雇用形態がある中で、”紹介予定派遣”という雇用形態があることをご存知でしょうか?
紹介予定派遣とは、簡単に言うと、試用期間のようなものです。
薬剤師が派遣先に直接雇用されることを前提に、薬局やドラッグストアなどで、1~6ヶ月間、派遣スタッフとして働きます。
そして、派遣期間が終わった後に薬剤師と派遣先企業の両者が合意すれば、企業に雇用してもらえるという仕組みです。
今回はそんな薬剤師の紹介予定派遣について
- 薬剤師の紹介予定派遣の流れ
- 薬剤師が紹介予定派遣で働くメリット・デメリット
- 紹介予定派遣の実際の薬剤師求人例
について考えてみたいと思います。
薬剤師の紹介予定派遣の流れ
派遣会社の登録から直接雇用まで
- インターネットまたは電話で、派遣会社に登録する
- 個別に面談し、コンサルタントに希望を伝える
- 希望に合った紹介予定派遣の求人を紹介してもらう
- 条件にあった求人があれば応募し、派遣先と面談する
- 派遣先で派遣スタッフとして仕事を開始する
- 本人と派遣先、両者が合意すれば、晴れて直接雇用となる
それでは、次に薬剤師の紹介予定派遣のメリット・デメリットを正社員、アルバイト、パートなど他の雇用形態と比較してみましょう。
薬剤師が紹介予定派遣で働くメリット
- 就職時のミスマッチが少ない
- 職場の人間関係で失敗しにくい
- 派遣会社にサポートしてもらえる
メリットとしてはこの3つが上げられます。それぞれ理由を詳しく見ていきましょう。
1. 就職時のミスマッチが少ない
求人情報から自分の希望条件に合った職場が見つかったとしても、実際に働いてみなければわからないことはたくさんあります。
実際に働き始めてから、
「思っていたより忙しい」、「残業は無いって言っていたのに」、「面接のときと話が違う!」
など、予想していた仕事と異なる…なんて場合もあります。
しかし、一度就職してしまうと、すぐには辞めずらいものです。(自分の職歴にも傷が残りますしね)
紹介予定派遣の仕組みを利用すれば、働いてみてから、自分に合っているのかをじっくり判断した上で、その会社に就職するかどうかを決めることができます。
就職の際のミスマッチを減らせるのは、薬剤師の紹介予定派遣の一番のメリットと言えるでしょう。
2. 職場の人間関係で失敗しにくい
転職理由に、人間関係の問題を挙げる人は少なくありません。
どんな人がいて、どんな雰囲気の職場なのか、自分と相性が合う人たちなのか…就職前に時間をかけてじっくり判断できるのもメリットのひとつです。
忙しいと性格がキツくなったりする人や、面倒な仕事を押し付ける人がいないか、など実際に一緒に働いてみないとわかりません。
もしも、自分が苦手そうな人がいて、派遣スタッフとして働く期間もその人との人間関係に我慢できそうにないようなら、派遣期間終了後に直接雇用をお断りすれば良いだけです。
3. 派遣会社にサポートしてもらえる
派遣会社に登録しているので、自分に合った求人を紹介してくれるだけでなく、派遣就業期間の悩みや不安なども相談に載ってもらえますし、サポートしてもらえます。
働いている間も一人ではないので心強い、ということも他の雇用形態にはないメリットですね。
次に薬剤師の紹介予定派遣のデメリットを見ていきましょう。
薬剤師が紹介予定派遣で働くデメリット
- 派遣期間終了後の直接雇用は、確約ではない
- 直接雇用されないと、その職場で働き続けることはできない
デメリットとしてはこの2つが上げられます。こちらも、それぞれ理由を詳しく見ていきましょう。
1. 派遣期間終了後の直接雇用は、確約ではない
最終目的は、直接雇用ですが、あくまで予定でしかなく、確定ではありません。
あなたにとって、企業を見極める派遣期間は、派遣先企業にとっても、あなたを見極める期間でもあるのです。
あなたの評価が低ければ、企業にも直接雇用を断る権利があります。また、社員としては採用できないが、パートならいいよと言われる可能性もあります。
派遣先企業も、できるだけ長く働いてくれるいい人材を採用したいと考えています。
あなたにとっても、オーディションにかけられているわけですから、がんばってアピールしないと採用してもらえないかもしれません。
2. 直接雇用されなかった場合、その職場で働き続けることはできない
紹介予定派遣は、直接雇用が最終目的です。ですから、直接雇用してもらえなかった場合、簡単に言うとオーディション落ち。いくら、あなたがその企業を気に入っても、続けて働かせてもらうことはできません。残念ながら、次の職場を探さないといけません。
薬剤師の紹介予定派遣 具体的な求人例を見てみよう!(2015年3月時点)
最後に、薬剤師の紹介予定派遣の求人として実際にどんな求人情報があるのか、いくつか例を見ていきたいと思います。
病院薬剤師の紹介予定派遣 求人例
平成19年4月に開院!自然豊かな環境の中で、在宅療養をサポートする地域密着型の病院です。
求人概要は、
科目: 内科・精神科・婦人科・眼科
外来数: 1日平均75人
病床数: 総病床数 154床 (内訳:一般 52床、療養 102床)
主な待遇: 有給休暇、交通費全額支給、住居用意など
とのことです。
この求人のポイントは
- 時給3,000円+住居準備&土日祝定休と厚待遇の紹介予定派遣であること
- 年齢問わず年収700~800万円で年俸交渉可
という点でしょう。
社員並みというか、もはや正社員以上の好条件ですね。
調剤薬局の紹介予定派遣 求人例
こちらの求人は、クリニックモールから複数科目の処方箋を応需している調剤薬局の求人です。
求人概要は、
科目: 整形外科・内科・消化器科・小児科・歯科
給与: 年収480~600万円 ※派遣期間の時給2000~2500円
営業時間: 平日 9:00~18:30/土曜 9:00~17:00
勤務時間: 週40時間シフト制勤務
休日: 週休2日(日・祝+1日) 有給休暇(初年度10日) 夏期休暇3日 年末年始休暇4日
福利厚生: 各種保険完備 退職金制度 他
「近くに他店舗があり、休みの優遇も利く環境」
「産休・育休実績はもちろんのこと、急なお休みもフォローしあっています」
「お子様の成長とともに正社員・準社員・パート社員の中で切り替え可能」
とあるように、子育て中のママ薬剤師でも働きやすい環境であることが伺えますね!
おわりに
薬剤師でなくとも一旦社員になってしまうと、ちょっとやそっとじゃ辞めにくいものです。
実際に働いている社員さんがどのような働きぶりなのか観察したり、一緒に働く機会を得られる紹介予定派遣は慎重派の薬剤師にはピッタリの雇用形態といえますね。
すぐに社員として働かなければ生活が成り立たない!なんて状況でなければ、実際に働いてみて、意見を聞き、じっくり吟味してから、就職するかしないかを決定できる薬剤師の紹介予定派遣の仕事はオススメですよ。
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