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【そんなに楽に見えます?】調剤薬局勤務の薬剤師の不満あるある 20連発!
調剤薬局で働いている薬剤師の皆さん。仕事でいろいろな不満を抱えている人も多いと思います。
そんな時、ふと叫びたくなるのは、調剤薬局の薬剤師だって、ただ薬を渡しているだけじゃなく、やることは色々あって…
これでも頑張って働いてるんだあーーっ!!ということ。
今回は、そんな調剤薬局にお勤めの薬剤師の皆さんの不満をまとめ、現場の薬剤師の本音も交えながら紹介していきます。
題して、「調剤薬局勤務の薬剤師の不満あるある」!
さて、皆さんはいくつ当てはまるでしょうか!?
調剤薬局 薬剤師の不満あるある -患者編-
No.1 初回アンケートの記入を拒否される
薬局では薬を渡す前に、患者さんに確認しなければならない項目がたくさんあります。
特に、初回は住所等の個人情報の確認も必要となる為、薬を準備する間、多くの薬局ではアンケートの記入をお願いしますよね。
でも、アンケートをお願いした瞬間に「書かないといけないの?」「病院でも書いたのに?」「書くのが面倒臭いから他所に行くわ!」なんて言われることがあります。
しかも、こういうかたは大体、口頭で聞いても答えてくれないし、待つのも嫌がって、薬を準備している間も投薬口に立ってプレッシャーかけてきたりするという…
No.2 併用薬はないと言いながら、実はいろいろな薬を使用中
初回アンケートの記入を見ると「併用薬:なし」にチェックがあったのに、実は併用薬があったって経験よくありますよね。(もちろん、アンケートの記載がわかりにくい場合は除いてですよ!)
湿布、塗り薬、目薬を記入していないのは、もはや当然。飲み薬でさえ、服用していても記入してくれないことがあります。
アンケートを元に服薬指導を行ない、最後に確認の意味で「飲んでいる薬はないみたいなので飲み合わせの心配はないですね」と言うと、「え!?○○○を飲んでいるわよ?」と。
アンケートを見せて確認すると「面倒臭いから『なし』にチェックしちゃったのよ!」なんて逆ギレされることがあります…
No.3 ジェネリック医薬品の話をするとひどく嫌がられる
ジェネリック医薬品もだいぶ普及が進んでいます。大手メーカーなどが参入していることもあり、品質もかなり高まってきています。
さらに、制度が変わったおかげで値段はより安くなってきています。※2017年時点で新発売されるジェネリック医薬品の薬価は先発医薬品の薬価の4〜5割
そういったことが相まって、現在、薬局では薬を準備する前に、患者さんがジェネリック医薬品(後発医薬品)を希望しているかどうかを確認した上で準備を行わなければならなくなっています。
なので、薬局としても今まで以上に積極的にジェネリック医薬品の希望の有無を確認しているのですが、一部の方々はジェネリックって聞くだけで嫌がりますよね。
何故かひどく拒否される方もいて、「そんな安物使わないで!」って怒る人もいます。
No.4 お薬手帳のことでよく怒られる
2016年の調剤報酬改定で、一部の薬局に限られますがお薬手帳を持参した方が薬剤服用歴管理指導料は低くなるようになりました。
それまで、
「お薬手帳なんていらない!そうやって儲ける気なのでしょ?」
「無料と思って作ったのに!お金返せ!」
なんて言われてしまうこともありましたが、これでみんな積極的にお薬手帳を持ってくれる!と思っていました。しかし…
「お薬手帳なんて面倒臭いもの持ちたくないのに、持って来ないと高くなるなんておかしいだろ!」
「そんなこと誰が決めたんだ?そこまでして持たせたいのか!?」
と怒られます。
No.5 お薬手帳の使い方にこだわりを持っている人がいる
お薬手帳を持ってくれているのはいいけど、使い方に”変なこだわり”があって困ることないですか?
病院ごとにお薬手帳を分けていたり、シールは上側だけ貼ってその下に重ねていくとか(もしくはその逆で上に重ねていく)、内容が同じ時は手書きで「同じ」とだけ書いてくれとか…。
ちゃんと使わないと他の医療機関の人が見たときにわかりにくいって説明をするんですが、「自分が使いたいように使って何が悪い!」と一蹴されてしまうことがあります。
No.6 薬剤師の仕事は ”処方箋どおりに薬を渡すだけ” と思っている
薬剤師って仕事は「高収入」「仕事が楽」と言うイメージがあるらしく「処方箋どおりに薬を渡すだけの仕事だろ?」なんて言われることがあります。
軽く言われるだけならいいのですが、嫌味で言われたり、クレームのついでに浴びせられたりすると結構心が折れます。
No.7 「その薬、いらない」と薬局に来てから言う
薬を準備して服薬指導を行なっていると、「その薬あんまり飲まないから余っているのよね。いらないから外してもらえる?」と言われることがあります。
「わかりました。先生に確認して今回はなしにしてもらいますね。」と疑義照会しようとすると、「薬を一つなくすくらい、ここでできないの~?だったら、もういいわよ、面倒臭い!」って言われちゃうことあります。
No.8 調剤報酬関連の報道があった翌日は問い詰められる
定期的にテレビで放送される調剤報酬関連の番組。
薬局の働きを後押ししてくれる内容のこともありますが、一般の方々向けの放送ではどうしても内容が自己負担金の話に集中しがちです。
「薬局では薬の説明をすることでお金を取っている」※薬剤管理指導料
「お薬の手帳の有無で金額が変わる」※薬剤服用歴管理指導料
「大きい病院の門前薬局の方がお薬代が安い」※調剤基本料 などなど
こういう放送があった翌日は患者さんから「私の点数はどうなっているの?」と問い詰められることがよくあります。
複雑な調剤報酬の説明をなかなか上手に自信を持って行うことができない…って薬剤師は少なくないですよね。
しょうがないことなのですが、テレビ欄に薬局に関する放送があるとドキドキしながら番組を見て、「はぁ、明日は色々聞かれるんだろうな…」なんて思いながら出勤することよくあります。
No.9 早く薬をよこせ!と無茶を言われる
薬局のドアを開け受付に近づいた瞬間、すごい勢いで処方箋を渡し、「早くしてくれ!病院ですごい待たされたんだ!」「バスの時間がない早くして!」「もうタクシー呼んだんだから早くして!」なんて行って来る方いますよね。
しかも、そう言う人に限って調剤に時間がかかったり、初回でアンケートが必要だったり、疑義照会が必要だったり…。
疑義照会が必要なこと説明しているのに、「間違っていてもいいからそのままよこせ!俺の体だ!」って叫ばれた時は一瞬固まってしまいましたよ。
調剤薬局 薬剤師の不満あるある -医師編-
No.10 疑義照会すると薬剤師が怒られる
怖い医者っていますよね。そんなドクターの処方箋に間違いがあったとき、疑義照会するのはとても緊張するし嫌な気持ちになります。
処方箋の間違いを、医者に確認せず、薬剤師が勝手に修正できないのが今の制度。
とはいえ、医者は診療などで忙しいところに電話をかける以上、端的に、丁寧に、そして、とにかく失礼のないように!と疑義照会の内容をしっかり整理し、準備万端で電話をかけます。
が、どんなに準備して電話しても、結局は薬剤師が怒られる。理由はわからないけれど怒られる。
…でも、よく考えると、いや、よく考えなくてもおかしくないですか。
処方箋の間違いに気づいて、医者にかなり配慮して電話しているのに!
No.11 「使うので入れといて」と言われた薬の処方が来ない
新薬が発売されると薬局と同じように病院でも勉強会があったり、メーカーMRが訪問して薬についてのアピールが行われます。
そんな中、近くの病院の医師から「新薬の○○○を近々使用しようと思うので在庫しておいてください」との連絡があり…
在庫したのはいいけれど、1週間、1ヶ月、半年…いつまで経っても処方が来ない!
こんなことが何回もあると、医師はただ、メーカーに頼まれて在庫しておいてくれって言ってきただけなのかな…なんて疑ってしまいます。
調剤薬局 薬剤師の不満あるある -薬局経営者編-
No.12 在庫を絞れ→もっとだ!→欠品するな!!
調剤薬局は医療機関ではありますが一つの企業でもあります。しっかり経営して行くためには不良在庫はできるだけ減らしていかなければいけません。
ですが、調剤薬局の在庫管理の難しいところは、いつどんな処方箋が来るかわからないということです。大体の傾向はつかめていても、この薬は絶対に出ないと言い切ることはできないものです。
もう出ないかなと思って返品した途端にその薬が書かれた処方箋が来る…なんてことも珍しくないですよね。それを知っていると在庫を絞るという行為はなかなか難しいものです。
ですが、経営者から「もっと在庫を絞るように」と言われることは少なくないはず。
これくらいかな…と絞ってみても、現場を知らない経営者は数字だけを見て判断して「もっと絞れるだろ」と言ってきます。で、絞った結果、欠品が続き、患者さんに迷惑をかけることに…
そんな時に経営者が言われるのが「欠品するほど在庫を絞ったらダメだろ!」。
No.13 他の薬局を引き合いに出し、利益を求める
かかりつけ薬剤師、特定薬剤管理指導加算(ハイリスク薬)、後発医薬品調剤体制加算など、薬局の利益に関わる算定項目がいくつか存在します。
経営者からは、もっと頑張って算定数を増やすよう言われますが、地域性や薬局ごとに多く扱う診療科などの問題もあり、一朝一夕で増やせるものではありません。
それほど頑張らずとも多く算定できる薬局があれば、いくら頑張っても算定につながらない薬局だってあります。
そんなときに経営者から言われる「A薬局は○○%も算定しているんだから、同じくらいできるはずだろ?」と言う心無い言葉…
調剤薬局 薬剤師の不満あるある -職場編-
No.14 薬歴がたまると我先にと処方箋に群がる薬剤師
薬局の業務は多岐に渡りますが、メインとなるのは調剤・監査・服薬指導・薬歴記入です。
ミスを減らすために調剤と監査が別の人が行うようにしてダブルチェックをかけている薬局がほとんどだと思います。
で、監査を行った人が服薬指導・薬歴記入を行うと言う薬局が多いのではないでしょうか。
と言うわけで、その逆の「調剤すれば薬歴を書かなくてもいい」と言う悪魔の方程式が生まれてしまいます…
この悪魔に魅入られた薬剤師は忙しい時期など薬歴が溜まってくると、普段は見せないような素早い動きで処方箋に反応し調剤を開始します。それはもう鬼気迫る表情で…
悪魔に魅入られた薬剤師が複数いると、それはもう処方箋なんだかラグビーボールなんだかわからないくらい、薬剤師が処方箋に集まります。
No.15 自信がない処方には一切近づかない薬剤師
薬局には色々な処方箋がきます。在庫したことがない薬の処方箋が来ることもありますし、今まで見たことのないような使い方をする処方箋も。
処方箋だけを見て、医師がどう言う意図でその薬を使っているのか、どのような説明を行うかを判断しなければいけません。
もちろん、その処方箋自体が間違いの可能性も0ではありませんし、その患者さんにとって適切かどうかを見極める必要もあります。
なので、そういった処方がきた場合、薬剤師の緊張感は少し高まります。
でも、スタスタ歩いていってそんな処方箋を見た瞬間、なぜかトイレに行ったり、急に別の仕事を始めたりして処方箋に近づかなくなる薬剤師っていますよね…
No.16 狭い空間だけに一度人間関係が崩れると空気が悪くなる
一部の特殊な薬局を除いて、薬局というのは非常に狭い空間です。
一つの建物の中に待合室、受付、調剤室、休憩室が隔てられているだけです。なので、人間関係のトラブルがあると大変です。嫌でもそれが目に入って来る…!
一度、力関係ができてしまうと、みんながその人の顔色を伺いながら仕事をするような雰囲気になってしまうんですよね。
そういう職場になると辞めていく人も増えてしまう。問題の人を外せばいいんだけど、その店舗のことを一番知っているのはその人なので外せない…。
こういうのって患者さんや病院、取引先にも見えていると思うんですよね。
No.17 忙しくなると決まって在庫管理を始める上司
薬局が混雑する時間ってありますよね。
花粉症やインフルエンザのシーズン中や、連休前で一包化の処方箋が立て続けに来たときなんて、薬局中がてんやわんやで、待合室も受付も調剤室もみんな慌ただしく動いています。
そんな中、ふと管理薬剤師を見ると、あれっ、なんでかな?発注業務してるー!?
そのうえ、明らかに「俺に話しかけるな」って怖い顔してるし。一瞬、時が止まってしまいました。
No.18 残業をつけさせてくれない…
残業をしたくても「すぐに帰れ」って言われる?違いますよー。それなら全然いいんです。
残業をしているのに残業をつけさせてくれない薬局って、実はまだまだいっぱいあるんですよ。
上司に言われる残業をつけさせてくれない理由を挙げてみます。
「業務中に薬歴を書けないのは自分の責任だ」
「残業は1時間単位で考えるので59分で帰宅したら残業0です」
「あなたがしていたことは仕事と言わないので残業ではない」
う〜ん。見事なまでのブラック!
No.19 慢性的な人手不足…
個人や小規模グループ薬局にとって、一人薬剤師が抜けるだけで大ダメージですよね。
そうなると、忙しい上に薬局の雰囲気も悪くなり、なかなか新しい薬剤師も決まらない…という悪循環に陥ってしまいます。
中規模チェーン薬局の場合は忙しさに加えて、定期的な新規出店があるわけで、常に人の補充が必要な状態です。人はいないけど、決まっている新規出店は止められない…
そうなると無理にでも今いる人数で薬局を回すことになります。
困ったことに、「この人数でも薬局回っているな」と経営者が思ってしまうことがあります。人件費が少ない方が経営者は嬉しいですからね。そうなると、悪循環は止まりません。
No.20 休みが取れない!
有給?何それ、おいしいの??という感じの薬局も多いのではないでしょうか。
休みがあると言っても、薬歴を書くために休日出勤するのは当たり前。休んでいいよと言われても連休は取れない、なんてことも珍しくありません。
慢性的な人手不足も加わって、休みが取れていない人も少なくないと思います。
おわりに
ということで、調剤薬局勤務の薬剤師の不満あるあるをまとめて紹介してみました。
普段から接する回数の多い、患者さん&職場への不満あるあるは、やはり多いですよね。調剤薬局勤務の薬剤師の皆さんはいくつ当てはまりましたか?
ぜひ、皆さんの薬局のあるあるも以下 当サイトのSNSなどで教えて下さいね!
「今の仕事にストレスを感じる…」という薬剤師は、気持ちを切り替えるためにも他の職場に目を向けてみるという方法もオススメですよ。
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