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自宅が職場!?薬剤師の在宅ワークについて
通勤ラッシュや職場環境に悩まされることなく、自分の好きな時間に、場所を選ばず、カフェや自宅などで仕事ができる「在宅ワーク」に憧れている薬剤師も多いのではないでしょうか。
今回は薬剤師の資格を活かせる在宅ワークの仕事について、その種類や報酬の相場感、メリット・デメリットなどを紹介していきます。
在宅ワークとは
厚生労働省では、在宅ワーク(自営型テレワーク)とは「注文者から委託を受け、情報通信機器を活用して主として自宅又は自宅に準じた自ら選択した場所において、成果物の作成又は役務の提供を行う就労」とされています。
情報通信機器を利用して自宅などで仕事をしている方へ(自営型テレワーク(在宅ワーク))
わずらわしい通勤のストレスに悩まされることなく、自分の都合にあわせて柔軟な働き方ができることから関心が集まっている勤務形態のひとつです。
関連記事:薬剤師のダブルワーク 成功の秘訣とは? で紹介しています。
在宅でできる仕事にはどのようなものがあるの?
それでは、在宅でどのような仕事を請け負うことができるのかを見てみましょう。
- 事務系: データ入力、資料の整理(電子化・保存など)など
- 調査系: 市場調査、モニター調査など
- マーケティング: モニター(自らがアンケートなどに協力する)
- 教育系: オンラインでの教師(語学など)、カウンセラー、通信教育の添削など
- 電話業務: コールセンター業務など
- 制作系: ホームページ制作、ウェブデザイン・管理など
- 開発系: プログラミング、システム設計、ネットワーク管理、データベース管理など
- デザイン系: イラストレーター、グラフィックデザイン、動画作成・編集など
- 語学系: 翻訳など
- 編集系: 編集者、ライター、テープ起こしなど
- 運営系: ブログの運営、ウェブショップの運営など
このように、ひとくちに在宅ワークといっても、自分の得意分野を活かせば、非常に広い範囲で活躍することができます。
薬剤師の資格を活かせる 在宅ワーク 4つの仕事
それでは、薬剤師の資格を活かして受けることができる、4つの在宅の仕事について見てみましょう。
1. 医薬関連の文書の翻訳
薬剤や医療に関わる海外の論文や、日本未発売の薬剤に関する添付文書などを翻訳する仕事です。
【報酬目安】1単語 30円程度~
2. ライター業務
主に、薬剤、健康、サプリメント、健康食品や疾患などについての記事を作成します。
ときには、これまで築いてきたキャリアの一部について体験談を書くこともあります。
【報酬目安】1文字 1円~
3. 問い合わせ業務
製薬メーカーの医薬品などに関する問い合わせの窓口業務です。
電話やメールでの対応をします。
【報酬目安】時給2000円程度~
4. 書類作成業務
治験に関わる申請書類やプロトコールなどを、CROや研究機関からの依頼を受けて作成します。
【報酬目安】統括報告書作成(日本語)で60万程度
知っておこう! 在宅ワークのメリットとデメリット
通勤することなく自宅で働ける在宅ワーク。一見いいことづくめな気がしますが…ここで一度メリットとデメリットを整理してみましょう。
在宅ワークのメリットは…
1. 時間や場所に縛られない
夜型の人は、昼間でゆっくりして夜間に集中して働くことができますし、逆に朝型の人は昼ごろまで集中して仕事をし、午後は買い物やお稽古に出かけるといった働き方が可能です。
気分転換にお気に入りのカフェやコワーキングスペースで仕事をするというのも良いですね。
2. 仕事の量を自分で決められる
自分が無理なくこなせる量の仕事だけを受けることができます。会社勤めをしていた頃のように、無理なノルマを課せられることはありません。
在宅ワークのデメリットは…
1. 自己管理が大変
時間も場所も自由だからといって納期ぎりぎりまで手をつけずにいたら、意外と時間がかかる仕事で締切に間に合わなかった…そんなことになったら、一気に信用を失い、仕事を依頼されなくなってしまいます。
つい遊びたくなってしまう自分を律して、しっかり時間を管理して仕事を仕上げられる能力が必要です。
2. 時給換算すると意外と報酬が安い
通勤しなくて良いのは楽だけど、報酬を拘束時間で割って時給換算してみると、手間の割に得られる報酬が少ない場合があります。
その案件を自分ならどのくらいの時間でこなせるか考えて受注することも大切です。
3. 営業や経理などの仕事も自分でこなさなければならない
会社にいたら、自分に割り振られた仕事のみをしていれば良いけれど、在宅ワークでは仕事に附随するさまざまな業務も自分1人でこなす必要があります。
例えば、仕事を得るための営業、ギャランティの請求作業、そして年末には確定申告の作業などがあります。
在宅ワークに向いている薬剤師とは?
それでは、どのような薬剤師が在宅ワークに向いているのでしょうか。「状況」と「スキル」の面からみてみましょう。
こんな「状況」にいる薬剤師
- 両親や祖父母などの看病・介護中
- 子育てをしている
このように時間や場所に縛られており働くのが難しい状況にある場合は、デメリットよりもメリットを多く享受することができるでしょう。
こんな「スキル」がある薬剤師
- 自己管理に長けている
- 英語が得意、治験業務に携わっていたことがあるなどの強みがある
ものごとを計画通りにすすめるのが得意な方や、在宅ワークに活かせそうな知識や経験がある場合は、定期的に仕事を得て、在宅ワークを円滑にすすめることができるでしょう。
薬剤師向け 在宅ワークの探し方
1. 大規模な案件紹介サイトを利用する
「クラウドワークス」や「ランサーズ」といった、仕事を依頼したい人と、依頼を受けたい人が出会えるウェブサイトを利用します。
こうしたサイトを利用すれば、薬や健康に関するウェブコンテンツや、紙媒体を作成している制作会社などから仕事を得られるので、営業が苦手な方でも安心です。
ただし、中には使用するのに登録料がかかるウェブサイトもあるので、使用前にしっかり確認するようにしましょう。
2. 在宅ワーカーを募集している会社に直接コンタクトする
自分が仕事をしてみたい会社で在宅ワーカーを募集しているかを調べて、企業へ直接コンタクトする方法です。
一見地道で手間がかかりそうにみえますが、1.のようなウェブサイトを通すことなく仕事を請け負えるので「登録料」をとられる心配はありません。
おわりに
薬剤師の在宅ワークについてご紹介してきました。
在宅でできる仕事には多くの種類があります。もし自分の強みが活かせる分野があるようだったら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
在宅ワーク、してくれたあ~
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