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年収1000万円を目指せる薬剤師の働き方と実際の求人
年収1000万… 社会人として働くなら、誰もが一度は考え、憧れるワードですよね。
薬剤師の場合は、給料はもちろん多いに越したことはないのですが、2016年4月には調剤報酬改定もあるし、今どき1000万なんて到底無理…と考える方も多いと思います。
しかし、こんな時代でも薬剤師で1000万稼ぐということは、どうやら不可能な話ではないようです。
今回は、年収1000万円を目指せる薬剤師の仕事について、働き方や必要なスキル、さらに実際の求人情報をご紹介していきます。
年収1000万までの道のりはどれくらい?薬剤師の平均年収
2015年2月に厚生労働省から発表された「平成26年賃金構造基本統計調査」によると、
薬剤師の平均年収は約531万円(平均年齢38.6歳)です。
また、薬剤師専門のサイト『薬キャリ』が行った薬剤師の年収調査からも、
薬剤師の年収で最も多い層は年収500万~549万円の層であることがわかっています。
つまり年収1000万円というのは、薬剤師の一般的な年収の約2倍ということになります。
では、薬剤師で1000万円という額の給料を稼ぐためには、一体どうしたらよいのでしょうか。具体的な働き方について見ていきましょう。
年収1000万円が目指せる薬剤師の仕事 5つの働き方とは?
今回は年収1000万円が目指せる可能性のある、5つの働き方を見ていきたいと思います。
1. MRとして働く
製薬企業のMR(医薬情報担当者)として働くことで年収1000万を狙うことは十分可能です。
MRの仕事内容については今回詳しく触れませんが、実績や業績に応じた給料であることが多いため1000万稼いでいる人も少なくないでしょう。
MR BiZの日本の株式市場に上場している製薬会社の年収ランキングでは平均年収で1000万超えている企業もあります。
ただし、製薬業界にはリストラや会社合併の話も絶えずありますので、MRにとっても厳しい時代ですが、薬剤師資格などを持っている学術知識が高いMRは重宝されることもあるため、1000万円を目指せる可能性は十分あると思います。
2. 薬局経営者として働く
言うまでもありませんが、個人経営者として薬局を経営することで年収を上げることもできます。
経営に関するスキルや人材マネジメントのスキルなどが求められるのは当然ですが、薬局は処方箋がなければ営業できません。
薬局開業に関するアンテナを常に張り巡らすと同時に、普段からいざという時のために薬局経営に必要なスキルを学び、貯蓄しておくことでチャンスを掴むことができるでしょう。
3. 大手ドラッグストアで働く
ドラッグストアの仕事は初任給が比較的高いことで人気のある職種ですが、昇格を続けていけば1000万稼ぐことは可能です。
店舗に配属されてから
一般薬剤師 → 管理薬剤師 → エリアマネージャー → ブロックマネージャー
という様に昇格を続けていけば高収入を実現できるでしょう。
もちろんマネージャーより上の役職を目指すのであれば、マネジメントスキルや高度なコミュニケーション能力が必要となってくるのは言うまでもありません。
4. 地方で薬剤師として働く
薬剤師として働くことを考えた時、都心よりも地方で働く方が年収が高いことが知られています。
これは地方の薬剤師不足から来ているもので、薬キャリが行った都道府県別 転職時の平均年収調査からも
大分県、山形県、鳥取県といった地方都市の方が都心に比べ、年収が高い傾向にあります。
地方都市でベースとして高い年収で働くことができれば、その後の昇格次第では1000万を目指すことは十分可能になります。
5. ダブルワークで働く
兼業=ダブルワークとも言いますよね。収入を増やすということを考えたとき、仕事を増やすことも選択肢に入るのではないでしょうか。
年収800万の方が副業で年収200万稼ぎ、トータルで1000万稼ぐといったこともよく聞きますよね。
自分の時間を削って仕事をするので体力的にも辛い一面もありますが、一番簡単に収入を増やす方法でもあります。
管理薬剤師の仕事に就いている場合は基本的に兼業が禁止されていますが、調剤薬局の社員の中には、勤務外の時間や休日を利用して、ドラッグストアでアルバイトをしている、という方もいるようです。
薬剤師が年収1000万円の仕事に就くために必要なスキルはあるか?
ここまで見てきたように、薬剤師で年収1000万を目指すことは無理ではありません。
しかしながら、年収1000万円の仕事に就くためには常日頃、自分自身を磨く努力が必須です。
普段から自分の将来のキャリアを考えて、経営スキル、人材マネジメントスキル、対人コミュニケーションスキルなどに磨きをかけていくことが大切です。これが、イイ話が来た時に直ぐに動き出せるということに繋がるのではないでしょうか。
また、常に自分に磨きをかけておくことで、今の仕事においても収入を上げられることにつながったり、薬局経営の思わぬ良い案件も持ちかけられるたりなど、収入アップのチャンスは格段に増えることでしょう。
もし、「このままだとイイ話が掴めそうにない」「イイ話を極力早く掴みたい」というときには、転職サイトを利用してみることも一つの手です。
転職サイトでも高額求人は応募が殺到するために非公開求人であることが一般的ですが、将来のキャリアを転職のプロであるエージェントに相談してみるのもよいのではないでしょうか。
※関連記事:薬剤師の転職サイトランキング 利用者が選ぶ人気転職サイト
「年収1000万円を目指せるかも!?」オススメの薬剤師求人
最後に、実際に転職サイトに掲載されている例を紹介しましょう。
薬局経営者を目指す求人(愛知県の調剤薬局)※2016年1月時点
この求人では経営者の右腕として働くことができるという点が大きな魅力です。裁量の幅も広いため、貢献度合いによっては年収1000万の交渉をすることもできるでしょう。
また、経営者を目指している方にとっては、実際に経営者の近くで修業できる良いチャンスにもなるいい案件ですね。
※参照:薬キャリ
地方薬剤師として働く求人(沖縄県宜野湾市の調剤薬局)※2016年1月時点
この求人では地方で働くことを前提として年収1000万を目指すことができそうです。
週30h時短勤務など、女性が長く働けるような働きやすさや職場の雰囲気なども魅力ですが、なにより1000万を目指すのであれば管理職ポジションを前提とした転職が必要となってくると思います。
その点、こちらの求人の場合、マネージャーや管理職などのポジションの用意もあるようでした。
※参照:薬キャリ
おわりに
年収1000万を稼ぐ薬剤師になれる可能性についてお話してきました。
「1000万は楽に稼ぐことはできない」ということを改めて実感した方もいるかもしれませんね。
この機会に、年収アップだけでなく自分の成長にも繋がる「将来のキャリア」について、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
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