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製薬会社の薬剤師
製薬会社の薬剤師と聞くと、薬の研究でもするの?と思われがちですが、研究職に就けるのは大学院を卒業した、ごく一部の人だけです。それに、薬を開発する研究職は、大学院を卒業していれば薬剤師でなくともなれます。
では、薬剤師が製薬会社に就職した場合、具体的にどのような仕事をするのでしょうか?
職種
製薬会社の求人の中でもっとも多い職種が「MR」だと言われています。MRとは「医薬情報担当者」のことで、自社製品に関する品質や有効性、安全性などの情報を病院の医師や薬剤師に提供するのが仕事です。
以前は、MRのことを「プロパー」と呼び営業マン(営業ウーマン)のような役割を果たしていました。しかし、1993年にMR(医薬情報担当者)という名称に変更され、営業的役割は製薬卸のMS(医薬品卸の営業)が担当し、MRは薬物治療のアドバイザーとして位置付けられるようになりました。
MR以外には、薬事業務として新薬の添付文書の作成や関係当局との折衝などの承認申請、医薬品開発の際のプラン作成など、多岐に渡る職種もあります。
市販後調査(臨床試験を終えた医薬品が実際に医療の現場で使用された後の調査)や学術担当などの部署もありますが、求人数が少ないのが現状です。
待遇
製薬会社へ就職した場合のお給料ですが、一般的には高いイメージを持たれる方が多いでしょう。一例ですが、MRの場合、ある大手製薬会社の30歳以上の平均年収が1000万円だそうです。
しかし、MR以外の内勤職では薬剤師の資格を持っていても、さほどお給料が高いと言えないようです。また、MRの給与額だけを聞くと高いような気もしますが、残業も多いため時間換算すれば決して高いと言えないのが現状ではないでしょうか。
製薬会社で働く薬剤師のお給料は、初任給で月22万円前後、初年度の年収は300~350万円が相場です。平均では500~1000万円と病院の薬剤師よりも高いものの、薬剤師という国家資格を持っているわりには、一般のサラリーマンと比べさほど優遇されているように思える気がします。
ただし、大小に係わらず製薬会社は一般的に福利厚生のしっかりしたところが多く、社会保険や厚生年金基金はもちろんのこと、全国のリゾート地にある宿泊施設を格安で利用できる制度を設けている会社が多いのはメリットのひとつです。
他にも、退職金制度や産休・育休を完備しているところが多いため、結婚後も長く働きたいと考えている女性にとっては働きやすい職場だと言えるでしょう。
また、休日面でも製薬会社は病院などと違い、基本的に土日・祝日はお休みです。最近では、土曜も営業している調剤薬局に比べても、休日が多いのはメリットのひとつではないでしょうか。
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