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薬剤師の働きやすい薬局とは?5つのポイント
薬局での仕事を探す場合、皆さんはどんな条件を重視して探しているでしょうか?
お給料!と答える人も多いかもしれませんね。でも、給料が高いところを重視したとして、他の条件が悪ければ、長く働き続けられないかもしれませんよね。
よくある例としては、表示されている給与は悪くないのに、年中、「薬剤師募集」の貼り紙を掲げている薬局。(見たことはありませんか?)
薬剤師が集まらない薬局には、何らかの理由があります。
薬局の仕事を選んだ理由
まず、薬剤師の皆さんはどのような理由で薬局を選んでいるのでしょうか。多い意見を挙げてみます。
- 通勤時間が短い
- 雰囲気がいい
- やりがいがある
- プライベートの時間が確保できる
- 給料が高い など
人それぞれ重視するポイントは違いますよね。例えば、女性と男性でも重視するポイントは違います。長く働き続けるには、さらに細かい条件も気になります。
従業員の要望に、真摯にそして柔軟に対応してくれる職場は人気が集まります。
それでは、働きやすい薬局とは、具体的にどのようなところでしょうか?
働きやすい薬局は、大きく5つのポイントがあります。
- スキルアップできる
- 育児支援がしっかりしている
- 休みが取りやすい
- 退職金などの福利厚生制度の充実
- 雰囲気がいい
1. スキルアップできる
常に新しい薬が発売されて行きますし、制度の改正についていくためにも、薬剤師は向上心がないと務まりません。新薬の勉強会など製薬会社が行う内容だけでなく、コミュニケーションスキル、接遇、薬歴管理など業務に関わる項目を挙げたらキリがありません。
会社として教育に熱心であり、学会や外部研修参加にも積極的であるかなど、環境が整っていることが求められます。最近では研修制度を取り入れる薬局は増えてきています。
全員が参加できるように同じテーマで研修を2回開催したり、DVDに記録して貸し出したりという工夫をしている薬局もあります。「リーダーシップ」や「セルフマネジメント」などをテーマに取り上げた研修もニーズが増えてきているそうです。
2. 育児支援がしっかりしている
女性は、結婚、出産で仕事から離れる機会が多いため、産休から復帰しやすいかなども重要なポイントです。
- 勤務時間を考慮してもらえるか、産休中の学習支援があるか。
- 正社員やパートなどの雇用形態の変更にも対応してもらえるか。
- 残業が少ない、短時間勤務やシフト制など希望を尊重してもらえるか。
- 託児所が近くにあるか。 など
男性の育児休暇などにも対応してもらえると、さらにありがたいですね。
具体的には、「育休支援ノート」を作り、各種手続きのスケジュールをまとめたりして育児休暇を取得した社員をバックアップしている企業があります。
また、社内託児所を開設している企業や、育児 ・介護休業法で定められた短時間勤務制度を取り入れている企業もあります。
3. 休みが取りやすい
体調不良、子供の事情など、急な休みは申し出にくいものです。申し出たとしても、その時に人員に余裕がないと対応してもらえない場合もあります。
社員が少ないと、パートの休みが優先で社員が休みをなかなか取れないという場合もあります。有給休暇や夏休みなどの決まりがあっても、実際には休みが取れないという話もよく耳にします。
スタッフが協力しあい平等に休みが取れること、会社側も積極的に職員に休みを取るように促す姿勢があるかが重要です。
1日のタイムスケジュール表を作成し、効率的に業務が進むように工夫している企業もあります。「ゆとり」がないと、休みにくいものです。人員不足が予想できれば、近隣の系列店にも応援を要請しやすいということもあります。
休暇の話とは少し異なりますが、リフレッシュし見聞を広めて欲しいという目的で旅行奨励金制度を作っているおもしろい企業もあります。
4. 退職金などの福利厚生制度の充実
規模の小さい会社では、退職金制度が無かったり、手当なども曖昧なケースが見られます。
働く側が求める制度としては、以下のようなものが挙げられます。
- 退職金制度
- 勤務年数に応じた休暇
- 学会や研修参加のための休日
- 住宅手当、社宅
- 家族手当 など
製薬メーカーなどの大企業では、住宅手当や家族手当、退職金制度など当たり前に考えられそうですが、退職金制度がある薬局は、半数に満たないのではないかと言われています。しかし、薬局でも中小企業退職金共済制度や、金融機関の確定搬出年金制度などを利用して対応している企業はあります。
働き始めてから、「お金のこと」はなかなか相談しづらいものです。
どのような制度、支援があるか事前にしっかり質問して確認しておきましょう。
5. 雰囲気がいい
どんなに制度が充実していても、一緒に働く人の雰囲気が悪いと辛いものです。
円滑な業務を行う為には、コミュニケーションが良好であり、協力的であることが重要です。
休みを取る時も、「お互いさま」という空気があるか、メンバーへの感謝があるかが大切です。
具体的な取り組みとして、社内SNSを利用して情報を共有したり、従業員の頑張った取り組みを紹介するためのコンテストを開催している企業があります。いずれも働く人のモチベーションを高め、風通しをよくする工夫がされています。
おわりに
働く側にも努力は必要
働きやすい薬局とは、企業側や社長の考えが大きく影響しています。
しかし、働く側の日々の努力も必要です。熱心に業務に取り組むことはもちろん、一緒に働くスタッフなどに対して感謝の気持ちがないと、良い環境は作れません。改善のための意見やアイデアがあるならきちんと伝えましょう。
「愚痴」や「わがまま」で終わるか、「建設的な意見」として取り上げられるかは、あなたの日頃の業務態度も関わってきます。働きやすい薬局作りに貢献できる有能なスタッフになれるよう頑張って行きましょう。
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