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アメリカで薬剤師の資格をとって、現地で仕事を見つける
日本ではまだ見られない現象ですが、多民族国家のアメリカでは外国人薬剤師も少なくありません。州によっては薬剤師の数が少なく、外国人薬剤師も積極的に雇用することがあるようです。
アメリカで薬剤師として働くには
National Association of Boards of Pharmacy (NABP/連邦薬事委員会連合)によると、アメリカでは200カ国以上の国々の人達が薬剤師の資格試験を受けているそうです。
ですが外国人薬剤師はアメリカで薬剤師免許の試験を受ける前に、FPGECという証明書を得なければなりません。これは自国での薬学教育がアメリカと比較したときに受け入れられかどうかを確認するためのプロセスです。(薬剤師の免許の写しや卒業証明、成績書などが必要)
この証明書を受け取って、FPGEEとTOEFL iBTという、「外国人薬剤師を対象とした試験」と「英語の試験」の受験資格を得ることができます。
これら試験に合格してはじめてアメリカで薬剤師の免許をとるための試験を受験することができます。
お金と時間に余裕があれば、アメリカの薬科大学を卒業することも選択肢の一つです。日本の薬科大学を卒業していれば、2年か場合によっては3年分の単位を認めてもらえるケースもあるようです。
この場合、外国人薬剤師を対象とした試験・FPGEEを受ける必要はなくなります。ちなみに英語に関してはTOEFLやTSE試験を要求する大学が増えているようです。
また、薬科大学の最後の1年間は病院や薬局での実習を集中的に行います。
この経験を通して、プロとしての意識や、将来具体的にどの分野を専門的に極めたいなどの目標も決まってきます。英語力に関しても、実践でどうのばしていけばいいかかなりクリアに見えてきます。
アメリカで薬剤師免許を取得するには
次は、アメリカで薬剤師として実際に仕事をするための試験(薬剤師免許の試験)についてちょっとお話します。この試験はNAPLEX (North American Pharmacist Licensure Examination)と呼ばれています。
薬剤師として働くための知識を十分もっているか、具体的には安全で効果的な薬剤療法などを理解しているか、安全で正確に調剤できるか、薬や健康に関する情報を患者に伝えられるかなどをテストします。これに合格しなければ薬剤師としてアメリカで働くことはできません。このテストを受ける前に、多くの人がPre-Naplexという模擬試験をオンラインで受験します。(50ドルくらい)得点も終了直後に確認することができます。本番に役立つ問題が結構出ています。
外国人薬剤師にとって重要なことは就労ビザ(H1bビザ)取得です。グリーンカード(永住権)がなければ、インターンシップや就職に就労ビザは必須です。薬剤師が不足している州の大手ドラッグストアや病院では、FPGEC証明書があればビザを取得するためにかなり積極的に手伝ってくれるようです。自分がどこの州で働くのかを早めに決めて、スポンサーになってくれる薬局や病院に早めにコンタクトをとり相談してみることも大切です。
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