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  5. 薬剤師の離職率と長く働き続けられる職場の見つけ方

薬剤師の離職率と長く働き続けられる職場の見つけ方

転職はいろいろ準備が大変だし、転職回数が多いのもあまり印象が良くないような気がして、できれば一つの職場で長く働きたいと思っている方は多いと思います。これは薬剤師も例外ではありませんね。

しかし、転職したのはいいけれど…

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「昇給のスピードが思ったより遅く、将来のことを考えると不安」
「なんだか職場の人間関係に疲れてしまった」

などの理由から、やっぱり今回も職場に不満がでてきてしまった…ということで、再度転職を考えているかたもいるのではないでしょうか。

 

今回は、薬剤師業界における離職率や、離職率の高い企業の特徴を考えるとともに、長く働き続けられる自分にあった職場を見つける方法などをお伝えしますよ。

 

新卒の大学生が3年以内に離職する割合は…

離職率とは労働人口のうち、ある一定の期間に新たに離職した人の割合のことをいいます。

厚生労働省が発表した「新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移」によると、

大学卒業後、3年以内に離職した人の割合は32.3%

にのぼり、約3人に1人は3年以内に何らかの事情で仕事を辞めていることが分かります。

内訳を見てみると、

  • 1年以内に離職している割合: 8.9%
  • 2年以内に離職している割合: 10.3%
  • 3年以内に離職している割合: 13.1% (計32.3%)

と報告されており、短期間で離職してしまう新卒も決して少なくないということが分かります。

※参照: 学歴別卒業後3年以内離職率の推移(厚労省)

 

薬剤師業界の離職率は?

気になる薬剤師業界の離職率はどのようになっているのでしょうか。

厚生労働省が発表する平成26年1年間の労働移動者を主要な産業別にみた「平成26年雇用動向調査結果の概況」によると、「医療職、福祉職」の離職率は15.7%と報告されています。

これは、その他のサービス業を除き、「宿泊業、飲食サービス業」39.0%、「生活関連サービス業、娯楽業」22.9%に次ぐ、第3位の離職率となっています。

薬剤師に絞ったデータでみると、2009年という少し古いデータになりますが、株式会社ネグジット総研が保険薬局の47社を対象に行った調査があります。

この調査によると、薬剤師の離職率は9%と報告されています。

 

定着率と離職率から見る、働きやすい職場

2015年に東洋経済が発表している「新入社員に優しいホワイト企業トップ300」からは、医薬関連企業をピックアップしてご紹介します。

  1. 田辺三菱製薬: 定着率100%(離職率0%)
  2. ダイト: 定着率100%(離職率0%)
  3. あすか製薬: 定着率100%(離職率0%)
  4. 小野薬品工業: 定着率98.6%(離職率1.4%)
  5. エーザイ: 定着率98.2%(離職率1.6%)
  6. 協和発酵キリン: 定着率97.9%(離職率2.1%)
  7. 中外製薬: 定着率97.7%(離職率2.3%)
  8. 武田薬品工業: 定着率96.3%(離職率3.7%)
  9. 日本新薬: 定着率96.1%(離職率3.9%)
  10. 第一三共: 定着率94.6%(離職率5.4%)
  11. サノフィ: 定着率94.4%(離職率5.6%)
  12. アステラス製薬: 定着率94.2%(離職率5.8%)
  13. 塩野義製薬:定着率94.0%(離職率6.0%)
  14. ツムラ:定着率93.8%(離職率6.2%)

医薬品業(17社)における定着率は95.0%を示していることから、他業種に比べて、医薬品業界は新入社員にとって働きやすい場であることが伺えます。

 

店舗規模から見る、働きやすい職場

今回、薬剤師が就業先として多く選択する調剤薬局、ドラッグストア、病院の離職率に関する個別のデータはなかったのですが、次に示す店舗規模別の離職率と3年以上勤務した従業員の割合を参照すれば、働きやすさがイメージしやすくなるのではないでしょうか。

店舗規模別の離職率

  • 5店舗以下: 6%
  • 6~10店舗: 14%
  • 11~20店舗: 11%
  • 21~30店舗: 8%
  • 31店舗以上: 16%

3年以上勤務した従業員の割合(店舗規模別、事務員を含む全従業員の割合)

  • 5店舗以下: 70%
  • 6~10店舗: 67%
  • 11~20店舗: 73%
  • 21~30店舗: 76%
  • 31店舗以上: 58%

※参照:【薬局経営者・経営幹部アンケート】保険薬局企業 薬剤師の入職率は14%、離職率9%(MMPR)

こうしてみると、薬局の規模が小さい店舗では離職率が低く、働きやすいといえそうです。

店舗が大きくなると転居を伴う異動などがあり離職する薬剤師が増える、ということがあるからかもしれませんね。

 

離職率の高い職場の4つの特徴

では、一体どんな職場で離職率が高くなるのでしょう。離職率の高い職場の特徴を見ていきましょう。

1. 勤務時間・休日などに問題あり

  • 土日祝でも勤務しなくてはならない
  • シフト制で勤務時間が夜遅く(22時など)にまで及ぶ
  • 人手不足で休みをとれない

2. 人間関係に問題あり

  • 他のスタッフと比較して仕事内容や量に不公平感がある
  • 上司のパワハラ

3. 給与に問題あり

  • 昇給率が低く、将来に不安がある
  • 年俸制で残業代がつかない(残業が多いのに)

4. キャリアアップが望めない

  • 研修制度などのバックアップがない
  • 昇進する見込みがない

 

一方、離職率が低く、定着率の高い職場はその逆ということになります。

すなわち、

  • プライベートと仕事を両立しやすい勤務条件である
  • 将来像が描けるキャリアパスが用意されていて、それに伴う給与アップが見込める

こうした点が満たされているかどうかが、定着率の高い職場を見極める鍵になるようです。

 

長く働き続けられる、自分にあった職場を見つける方法

長く働き続けられる、自分にあった職場を見つけるために大切なポイントはたった一つ!

それは、転職前にその職場に関する情報をできるだけ多く集めることです。
前述した項目を押さえて情報収集すると良いでしょう。

 

そして、情報収集のためには主に3つの手段があります。

1. 薬剤師仲間の口コミを入手する

大学の同級生、同窓会のつてなどを頼ったり、口コミサイトなどで、就職を考えている職場で働いている人の生の声を集めます。良い意見も悪い意見も公平に集めたうえで、自分に合いそうかどうかを判断しましょう。

2. 派遣薬剤師として実際に短期間働いてみる

もしも自分が就職を考えている企業に、派遣薬剤師の募集が出ていたら、実際に働いてみると、今後同僚になるかもしれない人のことや、外からは見えない職場の様子が見えてきます。1カ月ほど働けば、なんとなく職場の雰囲気がつかめるので、長く働けそうかどうかが判断できるのではないでしょうか。

3. 転職コンサルタントに相談する

1、2ともに難しく、情報が集まってこないときには、プロである転職コンサルタントに相談しましょう。
転職コンサルタントのもとには、企業側からの情報はもちろんのこと、実際にその企業で働いていた方の生の声も集まってきます。

過去に退職した方の離職の理由といったネガティブな情報も誠実に話してくれるコンサルタントの意見を大切にしましょう。

※関連記事:薬剤師の転職サイトランキング 利用者が選ぶ人気転職サイトBEST5

 

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※参照: 薬キャリ

 

おわりに

薬剤師業界の離職率はどのようになっているのか、また、離職率の高い職場への就業を避けて、定着率の高い職場を見極めるポイントをご紹介しました。

離職率の高い職場、低い職場にはそれぞれ特徴がありますから、求人サイトなどでポイントをチェックして、長く働ける居心地の良い職場を探してくださいね。

忙しくて転職活動の時間がとれない人は、転職サイト登録後、専任コンサルタントに相談するといいですよ。

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