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失敗事例から学ぶ!薬剤師 転職活動中の注意点
今回は、薬剤師の転職活動中に、ついついしてしまう失敗や注意点を事例と共に紹介していきます。
転職をするかどうか迷いに迷い、とうとう転職の決心しました。紹介会社である転職エージェントにも複数登録し、コンサルタントさんからも求人の話が舞い込んできました。
そんな中、多くの人が陥いってしまう落とし穴についてのお話しです。
あらかじめ知っておくと、あわてずに済みますよ。
ケース1 転職活動中に同僚へうっかり退職発言!
A子さんの失敗例
A子さんは一般薬剤師として数年勤務していましたが、会社から管理薬剤師をしてみないか?と声をかけてもらいました。偶然、隣町の店舗で管理薬剤師の空きが出たのです。
自分としてもこれを機会に力を試したい!と思い、異動しました。
しかし、異動先の店舗で思わぬ事態に直面します。
店舗の従業員が前の管理薬剤師の方針に慣れてしまっており、注意するとその都度どうしても衝突が起きてしまうのです。
A子さんは2年間、頑張って反発に耐えてきましたが、従来のやり方を変えたくない従業員の管理に疲れ果てました。そこで、この際、転職しよう!と思い紹介会社へ登録をしました。
転職エージェントを利用するのは初めてのA子さん。コンサルタントさんからものすごく条件の良い求人を多数紹介されました。
そこで気持ちが大きくなってしまい、うっかり職場で「私、退職するつもりなんで」と言ってしまったのです・・・!!
それからA子さんは、ますます同僚から冷遇されるようになってしまいました。転職活動は結局とても長くかかってしまい、その間、ずっと居心地の悪い中で過ごしました。
他の薬剤師さん達の失敗例
NGワード「私、退職するつもりなんで」と言ってしまったばかりに失敗した薬剤師さんは、他にも多くいました。
- 「薬剤師さんって、いつでも辞められていい御身分ですね」と事務に嫌味をいわれました (K.Iさん)
- 「管理薬剤師の代わりが入るまで辞めないで」と上司に転職を止められた (K.Tさん)
- 「自分だけ、いい環境に移ろうとして」と同僚に嫌味を言われた (A.Sさん)
- 「転職してもまた転職を繰り返すんじゃないの?」と同僚に全否定された (M.Sさん)
- 「逃げるつもり?」と先輩に怒られた (S.Aさん)
みなさん、かなり嫌味を言われていますね(-_-;)
ケース2 転職エージェントとの会話を聞かれてしまった!
B子さんの失敗例
大手総合病院前の門前薬局で薬剤師として勤務しているB子さん。
病院が土日休みのため、薬局も合わせて平日の月~金の9時~18時勤務です。薬剤師の人数が少ない中でなんとか日常業務を回しています。
来年度から子供の小学校で、父母会の役員を引き受けることになりました。
そのため、正社員からパート勤務に変更しようと会社へ願いを届け出たのですが、薬剤師不足でなかなか補充ができないので、もう少し待ってほしいと言われました。
現実的に補充は難しそうなので、ここで自分がパートになるのは諦め、辞めて他のところを探すことにしました。
そこで、昼休みに、紹介会社さんと電話をしていたのですが、うっかり他の従業員に聞かれてしまったようでした。
それから面接のために半休を取ろうとしても、なぜか受理してもらえないとか、面接のため定時に帰らないといけないのに急に残業を言われたりしました。
結局、仕事のない土日に面接をしてもらえる薬局を中心に活動をすることになったので、面接数が予定より少なくなってしまいました。
他の薬剤師さん達の失敗例
うっかり紹介会社さんとの会話を聞かれてしまったために失敗した薬剤師さんは、他にもいます。
- 以降、なぜか有給が取りづらくなったんです。(I.Sさん)
- 面接日に自分がそわそわしていると、なぜか定時で帰れない雰囲気になります。(A.Kさん)
- 管理薬剤師を外され、急にヘルプ要員にされた!(N.Aさん)
ケース3 転職メールが見られてしまった!
C男さんの失敗例
調剤薬局にお勤めのC男さん。
今の職場では、頑張っても給料に反映される見込みがなく将来が不安で仕方ありません。
子供の将来の養育費も考えて、年収アップを狙うべく転職エージェントに高年収の案件を依頼しました。
大手の紹介会社3社と中小の紹介会社2社に登録をしました。普段使用しているメールアドレスで転職活動のやり取りをしています。
いくつかの会社からは、登録者向けに自動送信システムを利用した求人案内メールやスカウトメールが届きます。
毎朝、薬局のパソコンからメールを軽く確認します。ある日、うっかりメール確認をしたあとログアウトするのを忘れてしまいました。
数名の薬剤師と共有しているパソコンだったので、転職活動に関連するメールが管理薬剤師さんに見られてしまったと思います。その後ドキドキして過ごしましたが、何も言われることはありませんでした。
3ヶ月後、無事に転職活動が一段落して退職届を管理薬剤師に提出しました。その時、初めて「転職活動してたものね。」と、つぶやくように言われました。
転職活動を黙って見守っていてくれた管理薬剤師さんの配慮に対して、C男さんは自分が恥ずかしくなりました。
ただいま紹介してきた3つのケースは、よく起こりがちですね。皆さんも気を付けましょう。
続いてお話しする2つの失敗談は、レアなケースになりますが、これらも知っておくと良いでしょう。
ケース4 いきなりスーツで通勤してしまった!
D子さんの失敗例
調剤薬局でお勤め中D子さん。
紹介会社さんに登録して1ヶ月たち、面接の予定を組むことになりました。水曜日は午前勤務で午後薬局が閉まるため、面接を水曜日の午後に組むことにしました。
D子さんが現在務める薬局は商店街の中にある庶民的なところなので、いつも通勤は普段着です。周りの薬剤師の先輩方もそれほど気張らない程度の服で通勤しています。
しかし、今日は面接が午後からあるので、職場に新卒の就活時に着たリクルートスーツを着て出社しました。
すると、普段とあまりに雰囲気が違うため、先輩に「いかにも転職活動していますって感じだよ。周りの目も気にしたほうがいいでしょ。」と言われました。
その言葉でD子さんは、我に返りました。確かに、普段はカジュアルなのに、ある日突然スーツで通勤したらあからさまに転職活動だとわかります。
D子さんは一旦、自宅に戻るか、駅のコインロッカーを利用するかしてスーツに着替えれば良かったと後悔しています。
ケース5 以前の同僚と面接先でばったり会ってしまった!
E子さんの失敗例
個人経営の調剤薬局にお勤めのE子さん。
経営者とどうしても相性が合いません。何かトラブルが起きる度に、休みの日でも突然個人携帯に連絡が入ってきます。
急な電話でガミガミ言われるのがとてもストレスで、このままここに居続けたら精神的に滅入ってしまうと思い、転職をすることになりました。
現在の職場からあまりにも近い薬局だと患者さんの中で噂が立つのではと気になり、隣町の調剤薬局を中心に面接を組みました。
ところが、面接先で、今の職場で以前働いていた同僚とばったり会ってしまったのです。気まずかったです。
その人は、今も経営者と仲が良いようなので、内心びくびくしながら面接を受けました。
案の定、後日、経営者に裏で告げ口をされたようです。直接的には言われませんでしたが、仲の良い後輩からのメールが届いてそのことを知りました。
ものすごくブルーな気持ちになりました。
おわりに
今回は転職活動中に多くの方がついついしてしまう失敗例を紹介しました。
転職活動は、会社や同僚に秘密にするのが一番の得策です。
どのケースも転職活動が会社や同僚に知られてしまったために起こった失敗でしたね。
気の合う同僚に黙って転職活動をする事は、仲間を裏切っているようで忍びないでしょうし、飲み会でつい話してしまうこともあるでしょう。
もちろん、あなたの転職活動を積極的に応援してくれる人もいるかと思いますが、受け止めたかは人それぞれですので、くれぐれも慎重になることをお勧めします。
中には、嫌がらせだけでなく、陰湿なケースに発展することもあるようです。最悪の事態を考えて、転職活動はあなたの胸の内にだけしまって行動しましょう。
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