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薬剤師人口の推移
薬剤師の人口は、20~30年前等と比べると確実に増加しています。
ただし、その伸び方は全国どこでも同じというわけではありません。首都圏に限ると、他の地域と比べて伸び率はゆるやかだというデータもあります(これはもともと、首都圏に薬剤師が多かったから、ということも関係しているのでしょう)。
厚生労働省は定期的に全国的な調査を行っていますが、調査をするたびに全国的に薬剤師人口がじりじりと増加してきていることが浮かび上がってきているのです。
薬剤師人口増加の状況
当然、どんな職場でも薬剤師の数は増加しています。薬局やドラッグストアでも、病院のような医療機関でも、民間企業でも、確かに増加しています。
もっとも、薬局やドラッグストアについていえば、店舗の数自体が全国的に増えているため、それに合わせて増加しているという見方もできるでしょう。それに比べると、医療機関で働く薬剤師の数はそれほど増えているわけではなく、ゆるやかに増えている程度のようですね。
薬剤師の人口は今後とも綿密に調査を続けていく必要があると思われます。というのも、一時期(政府主導で)薬剤師の数を増やそうと、薬科大学や薬学部を増やした経緯があるからです。当然、卒業生の中で薬剤師試験を受験して合格する人も多くなってきたわけです。
将来の予測
いろいろなところに薬剤師を配置する必要が法改正等の影響で生まれていますから、それなりに薬剤師を増加させる必要もあったわけです。しかしその後いろいろなことがありましたから、このままでいくと「将来的に薬剤師の数は飽和状態になり、失業する薬剤師が増えてくるのではないか」という悲観的な見方をする人も出てきています。
かつて、薬剤師になることにステイタスを感じている人もたくさんいました。薬剤師の資格は一生効果がありますし、就職や転職に困らないというイメージもありました(実際に、今でも他の業種と比べればかなり有利な面はありますね)。薬剤師の資格は女性に昔から人気がありますが、特に結婚や出産・育児を経てもまた仕事に苦労せずありつけるというイメージもあったため、薬剤師になることに魅力を感じる人は全国的にいたはずです。
……現在は薬剤師が確実に増えていますが、これからどうなっていくのか、予測をつけにくい時期に差し掛かっています。地方ではまだまだ薬剤師が不足している地域もあるかと思えば(首都圏でも、人が集まらなくて困っている薬局や病院はあちこちにありますね)、その逆で薬剤師が余りそうな見込みも出てきているのです。
まだ若い薬剤師や、これから薬剤師を目指す学生にとっては、そのような難しい現実があることを踏まえて、ずっと薬剤師としてやっていくにあたって、人生設計をしっかり考えていく必要があるでしょう。
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