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子どもの薬専門の薬剤師養成へ
【引用ニュース】
子どもに適した薬を提供できる専門の薬剤師の養成が来月からスタートすることになり、子どもが使いやすい薬が幅広く提供されるようになると期待されています。
医療機関で使われる薬は大人を対象にしたものが多く、子どもにとっては飲みづらい味や形の薬があることなどが課題となっています。
日本小児臨床薬理学会などは、子どもの治療に適した薬を提供できる専門の薬剤師を養成しようと、来月から講習を始めることになりました。
(2012年5月4日 NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120504/k10014886991000.html
いやぁー、とても興味深いニュースです。
これまでも粉薬の飲ませ方などは、
「水で溶くときは飲み残しがないよう一口でゴックンと飲める量を」「飲んだらすぐに水や湯冷ましをあげて、薬の味がなくなるように」
ミルクを飲む乳児の場合は、
「ミルクに混ぜてしまうと味が変わって、ミルク嫌いになってしまうといけないので、水で溶いてスポイトなどであげるといいですよ」
などとアドバイスはしてきました。
リカマイシンやセフゾンなどの抗生剤は、オレンジジュースやスポーツドリンクと混ぜると苦くなったりしますし、食べ物に混ぜると薬の吸収が悪くなったりもしますので、その辺は薬剤師なら服薬指導はしていると思います。
もともと子ども用の粉薬は飲みやすいように甘い味や香りがついていたりしますが、それが苦手な子もいますからねぇ・・・。
今回の講座では、50時間の講習と実習があるそうです。子どもが飲みやすいよう、薬の味や形を工夫する方法を学んだりし、試験に合格すると「小児薬物療法認定薬剤師」になれるということです。
小児科の門前薬局の薬剤師には、ぜひ取得してほしい資格ですよね。っていうか、本来はもっと早くからこういう取り組みがあって然りなのでは?と思いますが・・・。
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