「光る貼り薬」どうぞ

【引用ニュース】

事故防止の“貼り薬”に―。香川県薬剤師会は香川県警と連携し、香川県内の薬局を利用したお年寄りを対象に、９日から反射材入りの交通安全グッズの配布を始めた。高齢者の夜間の交通事故防止に役立ててもらう。
薬局は通院などで高齢者が訪れる機会が多いことから、香川県警が香川県薬剤師会に協力を打診し実現した。
（2012年4月11日 四国ニュース）

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20120411000134

とてもうれしいニュースですね。
記事を見ると、調剤薬局で女性の薬剤師さんが高齢の方に、封筒に入った反射材を手渡している写真が載っています。

同じ薬剤師ではあっても、調剤薬局で働く薬剤師は地域の方と接する機会が多いので、こういった取り組みは、これからの時代、とても大切なことですよね。

香川県警によると今年の交通事故死亡者のうち6割が65歳以上の高齢者だそうです。こうした事故は、高齢者自身が注意すると同時に運転者の一層の注意が必要ですよね。

反射板によって、運転者にも高齢者の存在をいち早く知らせるため、とても有効だと思いました。

薬剤師は、国民の健康な生活を確保するのが任務です。
これは、薬剤師法の第一章、第一条に定めているところに重きを置くべきですよね。

まずは、薬剤師としての任務ありき。そこから、すべてが始まるわけですから。
となれば、こうした交通事故を未然に防ぐためのお手伝いを、地域に根差すべき調剤薬局で行うことは、ある意味、当然と言ってもいいですよね。

戦後の日本を支えてくださった高齢者の方たちに、安心して暮らしていただけるお手伝いができることは、薬剤師として本望ではないでしょうか。