【日本OTC医薬品協会】スイッチ候補リストに10品目追加

最終更新日:2013年4月13日公開日:2011年12月20日

【引用ニュース】
日本OTC医薬品協会は16日、第４次となるスイッチOTC薬候補リストを公表した。今回は10品目で、同協会が公開したスイッチOTC候補薬リストは累計で129品目となった。
（2011年12月20日薬事日報）

「またぁー！」と思った薬剤師も多いはず。

結構、毎年のように候補が上がるたびに話題になるけど、
結局どうなっちゃったの？っていうのが、
現場で働く薬剤師の感想だと思います。

去年、スイッチ候補の成分を見たときも、
糖吸収抑制薬や降圧薬が入っていてかなり驚きました。

「ボグリボース」と「アカルボース」だったと思いますが、
「疾患の初期治療やセルフメディケーションによる進展予防につながる」
として候補になったらしいけれど、
日本糖尿病学会もこれには意見書を出していましたよね。

この時は、候補になっていた降圧薬についても、
日本高血圧学会が安全性について危惧があるとして
OTC化に反対していました。

もちろん、一概にOTC化が悪いってわけではないのは、
薬剤師が一番知っています。

でも、降圧剤のOTC化については、日本高血圧学会も
高血圧の管理を患者と薬剤師に任せるのは危険として、
実に正しい見解を発表して下さっています。

OTC化されると、それだけ薬剤師にかかってくる責任が重くなるわけで、
こうしたニュースを見るたびにプレッシャーを感じている薬剤師も多いのでは？

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