- HOME >
- 薬剤師の転職マニュアル >
- 薬剤師の仕事(職種)別 転職事情 >
- 希少求人に転職する薬剤師のための基礎知識 >
- 漢方薬局ってどんなところ?漢方を学べる職場の見分け方と実際の薬剤師求人
漢方薬局ってどんなところ?漢方を学べる職場の見分け方と実際の薬剤師求人
今回は、漢方薬局について、そこで働いていた人のエピソードや漢方薬局で働くメリット・デメリット、注目の求人情報など、一挙にご紹介します。
漢方薬局とは
漢方薬局とは、いわゆる漢方専門薬局や、漢方相談薬局と呼ばれており、専門家が時間をかけて、患者さんの体質や生活習慣を細かく聞き取り、患者さんの体質を見極め、漢方を選び販売する薬局のことを言います。
漢方薬局と一般的な調剤薬局では、薬剤師の仕事内容もだいぶ異なります。
通常、漢方薬局では医師の処方箋が必要のない一般用漢方のみを扱っています。そのため、漢方薬局では、医師ではなく、漢方を専門とする薬剤師が患者さんにカウンセリングを行います。
煎じ薬を扱っている漢方薬局では、生薬が何百種と取り揃えられているため、一般的な薬局とは、だいぶ在庫品目が異なります。
漢方は種類が多い上に、体質があっていないと、副作用を招く一因になってしまいます。
例えば、患者さんが冷え性を漢方で治したいと考えたときに、何が原因で、自分がどんな体質なのか、漢方薬の知識がない患者さん自身で選ぶのは難しいものです。そこで、漢方薬局では専門家である薬剤師が患者さんの代わりに漢方を選びます。
薬剤師の間で有名な漢方薬局チェーン4社
薬日本堂(くすりにほんどう)株式会社
1969年4月創業。本社は東京都品川区。
漢方相談店舗事業として、カガエ カンポウ ブティック、ニホンドウ漢方ブティック、薬日本堂など、女性をメインターゲットにした店舗や、路面店だけでなく百貨店内に出店するなど、様々な出店スタイルで漢方をもっと手軽に生活に取り入れてもらえるようにと店舗展開をしている会社です。
その他、スクール事業、書籍やモバイルコンテンツの監修事業、和漢食材を使った商品などを展開する商品流通事業、「からだ巡り茶」などのような企業に協力する商品開発事業を行っています。
株式会社 誠心堂薬局
昭和62年3月創業。本社は千葉県市川市。東京、千葉を中心に約20店舗を展開。
漢方相談薬局だけでなく、鍼灸院や接骨院、漢方と鍼灸の総合治療院なども展開しています。
また、中医学健康講座・セミナー開催、大学など研究機関との共同研究や商品開発、中国向けの健康食品や化粧品の共同研究・商品開発、メールによる相談室運営、カルチャースクールの運営なども行っています。
中医学「周期調節法」や「三焦調整法」を取り入れた不妊症相談の評判も良く、「2018年度 全国実力薬局100選 漢方・相談部門」に選ばれています。
八ツ目製薬 株式会社
創業明治末期、設立昭和12年。本社は東京都台東区。
歴史の古い会社で、創業は明治~大正。日本橋に八ッ目鰻専門問屋「加次井商店」を開店したことからスタートしています。浅草に「八ッ目食堂」を開店し、活八ッ目鰻の蒲焼を東京に広める中で、八ッ目鰻の有効成分を使用した医薬品(カプセル)を開発。昭和35年以降には中成薬輸入小分製造販売を開始しました。
現在は、医薬品、健康食品の開発・製造・販売事業や、八ッ目漢方薬局などの直営漢方薬局の運営などを行っています。
イスクラ産業 株式会社
設立1960年3月1日。本社は東京都中央区。
設立当時、ポリオ(小児マヒ)が全国的に流行する中で、ソ連政府に働きかけ、日本で初めて生ワクチンの輸入に成功した会社です。
現在、イスクラ産業は、中医学理論に基づいた、漢方製剤や生薬製剤を製造し、全国で販売しています。
血流改善の「イスクラ冠元顆粒」や、女性のお悩みに効く「イスクラ婦宝当帰膠B」などは特に有名で、パンダのキャラクターをトレードマークとした日本中医薬研究会会員店(約1000店)の薬局・薬店で取り扱われています。(薬局店頭に置かれているパンダのキャラクターが目印)
また、東京・埼玉には、直営のイスクラ薬局を展開しており、中医学の教育事業なども行っています。
漢方薬局で働いたことのある薬剤師のエピソード
実際に漢方薬局で働いたことのある薬剤師4名に、漢方薬局での働き方について話を聞くことができたのでご紹介します。
大手漢方薬局に勤務したAさんの場合(30代女性)
大手漢方相談薬局に3年ほど勤務。入社3か月ほどで漢方相談を担当しました。
お客様も多く、経験を積み、数々の失敗や壁はあったものの、健康食品や養生の話などのアドバイス能力も身につきました。多い相談内容は、女性の婦人科系の相談です。病院ではないため、重い疾患の患者さんは少なく感じました。
ただし、地方店舗の場合、新規のお客さんが少ないため、相談は店長がほとんど対応してしまい、なかなか漢方相談を担当させてもらえない社員もいました。
中医師のいる漢方薬局に勤務したBさんの場合(40代女性)
中医師(中国の伝統医学を実践する医師)が相談を担当する薬局に勤務。
漢方薬を指示どおりに準備し、患者さんに説明しお渡しする仕事を担当しました。中医師の考え方が学べて良かったです。
ただ、煎じ薬もあるため、準備に手間がかかることや、郵送対応の準備が大変でした。
漢方を扱う調剤薬局に勤務したCさんの場合(40代女性)
転職をして、漢方薬も処方する大学病院や婦人科系クリニックの近くの調剤薬局で勤務することに。
漢方薬について、以前の職場ではあまり扱ってこなかったため自信が無いので、通信講座で基礎を勉強しようと資料を取り寄せてみましたが、「気・血・水」の考え方でさえ、知識としては覚えてもイメージができず、実際の服薬指導では生かせずにいた。
しっかり患者さんと向き合いたいと思い、思い切って大手の漢方薬局さんが行っているスクールに通ったところ、やっと少しずつ漢方の考え方が理解できるように!
漢方薬メーカーさんが主催する症例検討会などにも定期的に通い、勉強し続けている。
大手漢方薬局に勤務したDさんの場合(20代男性)
大手漢方薬局に勤務。若手でも漢方相談を積極的に担当させてもらえて、充実した日々を送っていました。
エリアマネージャーから、店長になればもっと待遇は良くなると言われ、店長を目指し、夢あふれていた。
しかし、ある日、店長の給与を教えてもらって愕然!都心での生活…、結婚して家族を養うとしたら…、子供が出来たら…、と想像すると厳しい金額だったため、将来のことを考え、給与の良い調剤薬局に転職しました。
薬剤師が漢方薬局で働くメリット
それでは薬剤師にとって、こうした漢方薬局で働くメリットやデメリットはどういった事が挙げられるのでしょうか。
1. 漢方の専門知識を身につけられる
多くの漢方や、漢方を用いた治療について、実際の現場で専門的に学べることが一番のメリットです。
病院でも漢方薬を処方するところが増えていますが、OTCでもセルフメディケーションの一環として、漢方を身近なものとして拡げていこうという流れがあります。
患者さんが漢方薬に触れる機会が増していく中、漢方の知識が得られることはメリットと言えるでしょう。
2. 患者さんに近く、やりがいを感じられる
一般の西洋医学を試してきたがうまくいかなかった、副作用などであきらめた、体質を改善したいという患者さんが漢方薬局には多く訪れます。
漢方薬局では、薬剤師がそんな患者さんに直接カウンセリングをし、薬剤師の判断で漢方を決定します。
自分が選んだ漢方によって患者さんの体調が良くなり感謝されることに大きなやりがいを感じることができます。
薬剤師が漢方薬局で働くデメリット
1. 給料が少ない
給料は低めに設定されているところが多いです。
厚生労働省が提供している「平成25年賃金構造基本統計調査」によれば、薬剤師の平均年収は533万円。しかし、漢方薬局の薬剤師の平均年収は、400万円前後と言われています。
収入アップを望むなら、店長など責任ある立場を目指さないと厳しいでしょう。
2. 勉強会が少ない
漢方薬局で働くからには、漢方に関する勉強会や研修に積極的に参加してスキルアップをしていきたいところです。
しかし、世間一般では西洋医学が中心のため、まだ脇役扱いである漢方についての勉強会を探すのは大変です。
勉強会があっても、首都圏でしか行われていなかったり、初心者には難しい講義であったり、費用がかさむ事もあるため、気軽に参加できない場合があります。
漢方を扱う薬局は3種類 それぞれの特徴とは?
実際の漢方薬局の求人を探そう!と思ったとき、多くの薬剤師はまず人材紹介会社の求人サイトを利用して検索すると思います。
詳細条件やフリーワード検索などでよく見かける ”漢方”と”漢方薬局”を入力すれば、確かに求人情報がいくつか表示されるのですが、実はここで少し注意が必要です。
なぜなら、この場合 漢方相談薬局以外の検索結果も表示されてしまっていることがほとんどだからです。
どういうことかというと、
- 医療用漢方(医師の処方箋に基づく漢方)のみを扱う調剤薬局
- 一般用漢方(薬剤師がカウンセリングして選ぶ漢方)のみを扱う漢方専門薬局
- 医療用漢方と一般用漢方の両方を扱う調剤薬局
漢方を扱う薬局にはこの3種類が存在しているため、そこから抽出された検索結果だけでは漢方相談ができる職場かどうかは分からないということです。
これらの漢方を扱う薬局 3種類について、それぞれの特徴を見ていきましょう。
1.「医療用漢方のみを扱う調剤薬局」
いわゆる普通の調剤薬局です。
特徴
西洋薬と同様に漢方薬の処方箋も受け付けている保険薬局です。漢方の取り扱いが多かったり、漢方処方がメインの場合があります。
ただし、ここでの漢方薬は医療用漢方に限定されます。扱われるのは、「ツムラ」や「クラシエ」のエキス剤の漢方薬が大部分を占めます。
薬剤師は医師が処方するものを調剤するだけで、相談業務は通常行いません。ここは、漢方の取り扱いはあっても、いわゆる漢方薬局とは呼びません。
アイン薬局や日本調剤など、調剤をメインに行っている、一般的な調剤薬局がこちらに該当し、煎じ薬まで扱っている店舗は、かなり限られています。
メリット
- 保険薬局のため漢方薬局に比べて給料が良い
- 西洋薬と漢方薬、両方に携わることができる
- 医師がどんな患者さんにどんな漢方薬をよく使うのか知ることができる
デメリット
- 薬剤師が漢方薬を選ぶことはできない
- 漢方薬をメインで学びたい人には不向き
2.「一般用漢方のみを扱う漢方専門薬局」
いわゆる漢方薬局です。
特徴
薬剤師や登録販売者が漢方相談を行い、一般用漢方薬の販売をする薬局です。
漢方相談に特化しているため、処方箋は受け付けていません。漢方相談薬局とも言います。
先ほど紹介した薬日本堂株式会社や株式会社誠心堂薬局などが運営している店舗がこちらに該当します。
メリット
- 薬剤師が漢方薬を選べる
- 煎じ薬を扱っている場合が多い
- 患者さんと密に接することができる
- 健康食品、サプリメントや漢方茶などを取り扱う機会も多い
デメリット
- 調剤薬局など他の薬剤師の職種と比較して、給料は低め
- 調剤薬局に比べて店舗数が少なく、求人自体も少ない
- 保険調剤については学べない
- 売上やノルマ達成を求められることもある(保険がきかないため漢方薬の値段も高い…)
3.「医療用漢方と一般用漢方の両方を扱う調剤薬局」
マツモトキヨシなど、調剤部門を併設したドラッグストアなども、この種類に当てはまります。
特徴
処方箋を受け付け、医療用漢方を取り扱う調剤薬局でありながら、一方で薬剤師による漢方相談も行っており、一般用漢方も販売している薬局です。
主にOTC商品の一部として一般用漢方を扱っているケースが多いと思います。
漢方相談専門薬局のように、一人ひとりにじっくり時間をかけて対応するというよりは、より手軽に漢方薬を選び、試してもらうというケースの方が多いと考えられます。
メリット
- 保険調剤も行うため、漢方のみの薬局と比較すると給与は良い
- 漢方の知識だけでなく、保険調剤、OTC薬についても学べる
デメリット
- 漢方薬以外の薬も多く扱う必要がある
- 漢方薬の扱いは店舗によって差がある
”漢方薬の扱いは店舗によって差がある”と紹介しましたが、実は漢方相談に力を入れていて、漢方相談ブースを設け、専門の相談員を配置して漢方相談に対応している店舗をもつ会社もあります。
- 株式会社サンキュードラッグ
福岡を中心に店舗展開している39DRUGでは、ドラッグストア+処方箋取り扱い+漢方相談専門コーナーを設置した複合店舗「サンキュー漢方つむぎ堂」も展開しています。 - 有限会社カバヤ
また、神奈川県川崎市を中心に店舗展開しているカバヤ薬局では、溝口パークシティー店に「蒲谷漢方研究所」を併設し漢方相談に対応しています。
<薬剤師向け>ちゃんと漢方を学べる職場を見分けるためのチェックポイント
ここまで紹介してきたことをまとめますと、薬剤師が漢方について学べる職場を選ぶ際には、どこまで漢方を学びたいのか、給料は最低限どれほど確保したいのか、よく検討した上で
- 調剤薬局で漢方処方を学びたい薬剤師は
漢方の取り扱いが多い、もしくは漢方処方がメインの調剤薬局 - 給料が下がっても漢方をしっかり学びたい薬剤師は、
漢方相談をメインにしている 2.の一般用漢方のみを扱う漢方専門薬局 - 漢方は学びたいけれど、給料は下げたくないという薬剤師は、
3.の医療用漢方と一般用漢方の両方を扱う調剤薬局(もしくは調剤併設ドラッグストア)
こうした薬局の中から探したほうが良いということがいえると思います。
では、ちゃんと漢方について学べる職場を見つけるには、薬剤師はどのようなポイントに注意して探せば良いのか見ていきましょう。
1. ”店舗数” をチェック!
漢方相談専門薬局は特に求人が少ないので、何店舗か系列店があるような大手漢方薬局の求人を探した方が見つかりやすいでしょう。
2. ”講座・セミナーなど定期的に開催しているか” をチェック!
また、スクールや教育事業に力を入れている会社の方が、教育体制も整っている確率が高いので、その点もポイントです。
3. ”薬局近隣の病院・クリニックの医師” をチェック!
調剤薬局の場合は、近隣に漢方を専門にしている医師がいるかどうかが重要なポイントになります。漢方を処方する機会が多くても、エキス剤がメインの場合もありますし、煎じ薬を処方する医師もいます。
4. ”取扱いの製品・製剤” をチェック!
「漢方薬」と一言で言っても、一般的な粉薬や煎じ薬を扱っている相談薬局と、例えばイスクラ産業が製造販売しているような製剤をメインで扱っている相談薬局とでは大きな違いがあります。
”生薬を200種類以上揃えている”などの具体的な情報が明記されているかもポイントになってきます。
5. ”漢方薬の処方箋枚数” をチェック!
ホームページや採用情報で「漢方を扱っている」と表記されていても、実際には1日ごく数枚のみという場合も考えられます。
また煎じ薬の処方箋も取り扱っているか、具体的な漢方薬の処方箋枚数が明記されているかもポイントになってきます。
漢方薬の取り扱いが多くても、忙しすぎると作業がメインになってしまい、患者さんと服薬指導の時間が十分にとれなかったり、勉強する暇が無いという場合も考えられるからです。
このあたりは実際に店舗見学をしたり、そこで働く薬剤師の話を聞いたりして判断するとよいかもしれません。
薬局ホームページやブログを始め、求人サイトの情報なども利用しながら、目当ての漢方薬局がどのような製品・製剤を扱っているのか調べてみましょう。
おすすめ!漢方に関わる薬剤師の求人情報(2018年7月時点)
ここまで漢方薬局について色々紹介してきましたが、特に漢方相談をメインにした薬局の求人は大変少ないのが現状です。
今回は最後に、漢方に関わる仕事に興味がある方へ、数は少ないながらも漢方を学べる魅力的な求人情報を見つけることができましたのでご紹介します。
1.「医療用漢方のみを扱う調剤薬局」の求人情報
調剤薬局で漢方の取り扱いが多いところを探している薬剤師にオススメです。普通の調剤薬局でも、求人情報をよく探せば漢方をメインに扱っているところも見つけることができます。
漢方をメインで応需している調剤薬局(埼玉県さいたま市中央区)
こちらは薬キャリで見つけた平日週2日勤務の派遣求人です。
近くの漢方内科の医師の処方を受け付けているため、漢方の処方がほとんどです。漢方処方に興味のある方にオススメの求人です。
プライベートを優先しつつ、時給は2,700円~3,150円という高時給であることも嬉しいポイントですよね。
刻み・煎じも扱う!漢方処方がメインの調剤薬局(東京都千代田区)
こちらはヤクジョブで見つけた、漢方薬メインで、さらに刻み・煎じも扱う貴重な調剤薬局求人です。
近隣の漢方内科クリニックの処方箋より応需しており、漢方内科、漢方消化器内科、漢方精神科などに携わることができるようです。
”エキス400品目、煎じ100品目…”など具体的な数字で表示されているのもわかりやすいですね。
2.「一般用漢方のみを扱う漢方専門薬局」の求人情報
求人が少ないながらも魅力的な漢方専門薬局の求人が見つかりましたのでご紹介します。
最前線で漢方の知識をアップデートできる!? 著名な先生がいる漢方専門薬局(埼玉県飯能市)
こちらはリクナビ薬剤師で見つけた漢方専門薬局の求人です。
求人情報に詳しく書かれてはいませんが、調べていくと、どうやら埼玉中医学研究会やその地区の薬剤師会会長の方が運営されている漢方薬局ではないか?ということが推定できます。
メディアへの露出はもちろんですが、講習会の講師として教壇にも上っている方なので、漢方薬については最前線で知識をアップデートできる環境といえそうですね。
また、年間休日は123日なので、お休みはしっかりとれそうです。ただし未経験OKのラベルが付いていないので、経験者のみの採用かもしれません。
かなり希少な求人だと思いますので気になる方は問い合わせてみてくださいね。
給与高め、かつ働きやすそう!好条件の漢方相談薬局(東京都立川市)
こちらはファルマスタッフで見つけた、しっかり漢方を学びたい薬剤師におすすめの漢方相談薬局の求人です。
漢方薬局で年収440万円~520万円は薬剤師の他の職種と比較しても良い方だと思います。漢方相談薬局自体、職場が少ない中での貴重な求人です。
ヘルプ体制が充実しており、集合研修や現場研修などの教育カリキュラムが整っているので未経験やブランクのあるかたでもフォローしてもらえそうですね。
3.「医療用漢方と一般用漢方の両方を扱う調剤薬局」の求人情報
漢方の取り扱いを強みにしている調剤薬局求人に範囲を広げて探してみました。
漢方も調剤も、両方しっかり学べる 漢方調剤薬局(千葉県中央区)
こちらはリクナビ薬剤師で見つけた漢方調剤薬局の求人情報です。
漢方薬は煎じ薬の手作り漢方を中心に、サプリメントのアドバイスなども積極的に行っており、健康相談も気軽にできる非常にめずらしい調剤薬局求人です。
時給としては1750円と安めですが、未経験OKの職場で勉強会も多く、漢方も調剤もしっかり学べそうですね。
保険調剤・漢方薬販売だけでなく在宅も学べる調剤薬局(神奈川県横浜市西区)
こちらも リクナビ薬剤師の調剤薬局 求人です。
調剤業務はもちろん、一般用医薬品の取り揃えも充実しており、漢方薬の販売も経験できます。
しかも年収は500万円~600万円と、漢方も学びつつ、高年収を目指すことが可能です。
在宅業務にも対応しているため、薬剤師として色々な経験を積みながら活躍の場を広げていきたい薬剤師にオススメです。
おわりに
漢方薬局ならではの仕事の面白みと大変さが伝わったでしょうか。漢方薬局での薬剤師の仕事は、一般的な調剤薬局の業務とは大きく異なることがおわかり頂けたかと思います。
漢方を学ぶために漢方薬局で働きたいと考えている薬剤師は、具体的に自分がどのように働きたいか、イメージできて、漢方薬局の求人の見分け方を理解して転職の際に役立てていただけたらと思います。
ここまで色々紹介しましたが、漢方薬局の仕事は患者さんと積極的にコミュニケーションを取っていきたい薬剤師におすすめの仕事です。
なぜなら、そこでは患者さんの悩みに直接向き合い一緒に治療していく姿勢が求められるからです。
給料が低めなどのデメリットもありますが、漢方への興味や仕事のやりがいから、漢方薬局で働きたいと希望する薬剤師は増えています。
もし本気で学んでみたいと考えている方はぜひ挑戦してみてくださいね。
- 働き方が変わる キャリア面談が好評正社員もしくはパート・アルバイトなど、腰を落ち着けて働きたい人で、業種未経験、新卒で経験が浅いなどの理由から転職に不安がある人にオススメ。 書類の添削や面接、条件交渉など、転職活動に関する様々なサポートが受けられる。
- 好条件の薬剤師求人が豊富公開求人情報は47,000件以上(2023年9月29日時点)と豊富。派遣求人のなかには時給3000円以上の求人も。ブランクがある薬剤師でも、グループ会社 日本調剤の教育ノウハウを生かしたスキルアップ・キャリアアップ支援サービスが充実しているので気軽に転職活動を始められる。
- 薬剤師登録数No.1 *年収は高め、かつ職場環境や勤務条件も妥協したくないというかたにオススメ。 日本最大級の医師サイトm3.comでお馴染みのエムスリーグループの薬剤師向けサービスでより多くの求人案件を吟味し、自分に合った求人を比較検討できる。*エムスリーキャリア調べ
薬剤師の転職サイトについて、さらに詳しく比較したいかたは「薬剤師が選ぶ人気転職サイトBEST5」もご覧ください。
カテゴリ一覧
- 転職 お役立ち情報