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iPhoneの小児用量検索アプリ「おしえて!小児用量2012」を使いますか?!
万一のミスによる多重投与の防止にも役立つアプリ
みなさんは、iPhoneで小児用量が調べられるアプリを使ったことがありますか?
小児用量は体重ごとの計算や年齢別の投与量があったりと、規格のパーセントや剤形をもとに再計算しなければなりません。
そんな煩わしさや調剤ミスを防ぐために役立つアプリとして登場したのが、App Storeから3200円でダウンロードできる「おしえて!小児用量2012」(医薬情報研究所)。
アプリの使いかたは
まず薬剤名で検索し、患者さんの体重や年齢を選べば必要な小児用量が調べられるといういたって簡単操作で、欲しい情報を得られます。
体重が多い小児でも、投与量に上限値が設定されているので、小児の上限量や成人量を超えることがありませんので、多重投与の防止にも役立ちます。また、シロップ剤の色や味、配合変化、錠剤の粉砕可否までチェックできる点も優れています。
アプリにだけ頼りすぎてしまう危険性も・・・
このアプリが開発された経緯には、東日本大震災の際、医療支援のボランティアとして被災地を訪れた薬剤師が、「小児用量の早見表があると助かる」と発したひと言があったからだと言います。
災害時などネットへの接続ができない環境でも利用できるよう、オフライン使用という点も優れているなと感じました。もちろん、薬剤師だけでなく医師にとっても強い味方となるはず。ただし、問題点があるとすれば、これだけに頼り切ってしまうのでは?という危険性でしょう。
携帯ですから、電源が確保できないこともあります。その時に、こうしたアプリにばかり頼り切っていて、自力で使用量を算出できないのでは薬剤師として考えものです。
ダブルチェックや災害時などには大活躍!
また、薬は患者さん個々の状況・状態によっても処方が変わります。基礎疾患や併合疾患、併合薬などの情報も考慮しなければならないわけで、その辺の細かな対応は、やはり医師、薬剤師の経験と知識によるところが大きいはずです。
ただし、調剤ミスを防ぐという意味のダブルチェックとして利用するにはとても便利なアプリだと思います。
また、地震などの災害時では、ボランティアたちは通常では扱わない医薬品などを扱う場合もあるでしょうし、なおかつ、迅速に対応しなければならない時などは非常に役立つのではと感じます。あなたはこのアプリを使いますか?
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