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薬局や病院に認知症キャラバンを呼ぼう!
地域の人たちにも認知症を知ってもらうための活動
厚生労働省では、認知症について地域の人たちにもっと知ってもらうための活動として、「認知症サポーター100万人キャバラン(以下、認知症キャラバン)」なるものを実施しています。
確かに、一般的な老化による物忘れと区別がつきにくい認知症。認知症は約2年で軽度から中等度へ進行するという報告もありますので、いかに早く家族が気づいてあげるかが大切です。
また、家族だけでなく地域の人たちが認知症への理解を深めることで、認知症の患者さんやご家族も安心して暮らすことができます。そのための活動として、この認知症キャラバンはとても素晴らしい取り組みだと思います。
○厚生労働省「認証サポーター100万人キャラバン」
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/dementia/c03.html
認知症サポーター養成講座の実施状況
認知症キャラバンでは、どんな取り組みをしているかといえば、全国を回り認知症サポーター養成講座を開いています。
- 実施主体:都道府県、市町村、職域団体等
- 対象者:
〈住民〉 自治会、老人クラブ、民生委員、家族会、防災・防犯組織等
〈職域〉 企業、銀行等金融機関、消防、警察、スーパーマーケット、コンビニエンススト ア、宅配業、公共交通機関等
〈学校〉 小中高等学校、教職員、PTA等
認知症キャラバンでは、サポーターの他にもサポーター養成講座の講師役となる「キャラバンメイト」の養成研修も行っており、2011年1月31日現在で2,345,286人のキャラバンメイトとサポーターが生まれています。
薬局や病院は養成講座の開催場所として最適なはず
では、この取り組みで認知症サポーターにどのようなことが期待されているのでしょうか?
認知症サポーターに期待されること
- 認知症に対して正しく理解し、偏見をもたない。
- 認知症の人や家族に対して温かい目で見守る。
- 近隣の認知症の人や家族に対して、自分なりにできる簡単なことから実践する。
- 地域でできることを探し、相互扶助・協力・連携、ネットワークをつくる。
- まちづくりを担う地域のリーダーとして活躍する。
認知症だけでなく介護の現場では、ご家族をはじめとした介護者だけに負担を強いるのはあまりに過酷です。
こうした地域ぐるみの活動が、認知症だけでなく介護という大きな枠組みでもっともっと広まってほしいものです。
また、養成講座の対象者には、職域に企業やスーパーマーケットなどが入っていますが、薬局や病院には私たち薬剤師がいますので、認知症サポーター養成講座を行うにはうってつけの場所です。
それに、サポーターやメイトになる薬剤師がもっともっと増えてもいいと思いますので、ぜひ、あなたの職場でも認知症キャラバンを呼べるよう働きかけてみてはいかがでしょうか。
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