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アメリカの薬剤師の臨床業務開拓
近年、「スキルミックス」という言葉をよく耳にします。スキルミックスとは、医師、薬剤師、看護師など、同じ医療に従事する人の業務の相互乗り入れ、いわば同じ医療現場にいる人の総力を結集して現場に臨もうという姿勢です。
特に話題になっている、日本の慢性的な医師不足を救うのはこの方法しかないのではないか?という意見も出てきています。日本の薬剤師の間でも、薬剤師が今後果たすべき新たな業務展開が検討されていますが、その方向性の一つとして、アメリカの薬剤師臨床業務に対する関心が高くなってきています。
アメリカの薬剤師は単に薬を処方して患者に渡すだけではありません。日本でならいわゆる医療と呼ばれる行為も担当することがあるのです。例えば、「インフルエンザ予防接種」がそれです。日本では医者や看護師の仕事の範疇ですがアメリカではすでに2009年よりと歴史は浅いですが、全米50州において、薬剤師による患者さんへのワクチン注射(予防接種)の実施が可能になりました。
広い国土なだけに全米に調剤薬局は5万6,000軒以上あり、さらに調剤薬局は交通の便の良い所にある上に営業時間帯が長いため、患者さんの多くはクリニックへ行くより調剤薬局での予防接種のほうを望んでいるそうです。
薬剤師の今後の雇用成長率は17%と予想され、他の職種より高い成長率で、薬剤師の雇用は拡大・拡充していくと予想されてます。その背景には医療用医薬品の高度化、多数の薬剤を服用する患者さんが増加傾向にあるため、薬剤の相互作用・副作用の管理が必須になってくるため、雇用人数も拡大せざるを得ないからです。
今後の薬剤師の仕事は現在の「調剤・監査・投薬」メインからもっともっと患者さんのケアにシフトするようになってくると考えるのがいいでしょう。具体的には患者さんのカウンセリング、服薬指導、最適薬剤の選定、最適薬剤量の決定、薬剤のモニタリング、そして前述の予防接種など多岐にわたり、かつ調剤薬局・病院をはじめ、老人ホーム等でも薬剤師が必要とされるようになってきているようです。
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