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アメリカの薬剤師免許について
日本のみならず、アメリカで薬剤師として働くためには、当たり前の事ながら、まず「資格」が必要です。
日本人が米国の薬剤師免許を取得するまでの道のりは、日本の大学の薬学部を卒業後、外国人向けの薬学試験(FPGEE: Foreign Pharmacy Graduate Equivalency Examination)、もしくは専門大学院博士課程(Pharm.D.)に合格、さらにインターンを経験した上で、米国薬剤師試験に合格しなければなりません。
もちろん、試験はアメリカなので英語で行われます。語学力がないと試験問題は理解できないため、海外に留学するときには必ず通る道であるTOEFL 550点以上、TSE(会話試験)55点以上取得も必要とされています。
アメリカ人薬剤師は専門大学院博士課程(Pharm.D.)に合格することが、実務実習を行なうためのインターン免許を取得できる唯一の方法ですが、日本人を含めた外国人の薬剤師は、専門大学院博士課程(Pharm.D.)の他にも、FPGEC(Foreign Pharmacy Graduate Examination Committee) の資格を取得すれば、インターン免許を取得できます。
これらの方法が王道の方法なのに対して、他には、多くの人々が通るコミニティーカレッジに入り、2年間で Pharm. Tech. という準学士を取得し、薬局で働きながら勉強するという方法もあります。
薬科はgraduateの範囲ですので入学自体が難しいですし、コミ二ティーカレッジのほうが授業料は断然安くなります。
それに、アメリカでdegree(特に社会で不足している職務)を取得するという方法もあり、就労ビザ・移民ビザの手続きが早くなると言われていますが、この過程を取ると薬剤師免許を取るには早くても3年かかります。
そして他の国も同様かと思いますが、何よりも、まずアメリカで外国人が働くには「就労ビザ」が必要で、外国人を雇う必然性を証明しなければなりません。コミュニティーカレッジで取得する方法もありますが、授業料は安いものの、インターンや実習を経てからのビザの取得が難しいというケースも多々あります。しかも最近は4年制大学卒でないと就労ビザをなかなか出さないという話もあるようです。
外国人向けの薬学試験(FPGEE)を受けて合格しても、ほとんどの州で薬剤免許取得前に実習1500時間以上が必要と定めていますので、実習場所を自力で探す必要があります。ただし、実習時間に関しては州ごとに違うケースがありますので、前もって自分が薬剤師免許を取得する州の実習概要について調べておく必要があります。
ちなみに、ビザなら究極の方法、国際結婚という方法もありますが、最近は永住権の申請も特に厳しいという報告もあります。
アメリカの薬剤師の主な業務はファーマシー・テクニシャンの業務の監査や投薬です。
また、アメリカでは薬剤師にも処方権が認められており、インフルエンザなどの予防接種を行うこともあります。更に、患者さんの血圧やコレステロールなどの体調管理にも携わります。
日本では医師や検査技師が行う範囲の業務も行える程で、患者はもとより医師からの信頼も高く、社会的地位も高い職業といえます。
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