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災害サイクルと超急性期支援における薬剤師の役割
災害はひとたび発生すると、発生直後だけでなく数週間から数年にわたり人々の生活や健康に影響を与えるものです。なんと言っても私たちには、昨年の東日本大震災の記憶が生々しく残っています。
この長期に渡る災害直後の状態は、急性期・亜急性期・慢性期を経て静穏な時期に戻ります。これを災害サイクルと呼び、特に発生直後(3日間まで)の衝撃的な状況を超急性期と呼びます。この超急性期においては、医療従事者は通常ではあり得ない特殊な状況下での活動が余儀なくされます。では超急性期における薬剤師の役割には、どんなものが求められるでしょうか?
超急性期には普段の設備や資源が使えない事が多く、電気・ガス・水道・通信などのライフラインも途絶えます。そうした中限られた資源でできるだけ多くの人を救う事に最善を尽くす事、救命の可能性の高い患者を優先する事(トリアージ)、子供、妊娠・育児中の女性、老人、病人、障害者を優先する事などが求められます。薬剤師には医薬品などの救援物資の調達と仕分けを行う事、いつもの薬がない場合の代替医薬品を選択する事、服薬指導や安全の確保を支援する事などに期待がかかります。
先の東日本大震災では、450の医療チームのうち1/3に薬剤師が参画しました。医療施設の機能が低下した現場では、適切なトリアージを行い受信可能な医療機関がないかなどの正しい情報提供を行う、患者の話を聞き説明をして不安をやわらげる、看護師がケアできないことを薬剤師がサポートする等、様々な活動が見られたという事です。また、医師がすべての避難所に常駐できないため、OTC医薬品を活用し治療に当たるなどの行為も行われました。日を変えて訪れる医療関係者間の情報共有にも一役買ったそうです。
全国放送のアナウンサーが要請を受けて「現地ではおむつと薬剤師が足りないそうです」と伝えたというエピソードが残っています。このように今震災において薬剤師が果たした役割は非常に大きかったそうです。
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