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ファーマシューティカルケアについて
ファーマシューティカルケアの意味
ファーマシューティカルケアとは、薬剤師の果たす医療を表す言葉で、WHO(世界保健機構)は「薬剤師行動の中心に患者の利益を据える行動哲学」と定義しています。
これは薬剤師の業務を患者さんの視点から見直し、薬剤師の行動哲学を体系づけようとする考え方で、米国薬剤師会では「ファーマシューティカルケアとは、患者のQOL(quality of life)を改善するという成果が目的であり,そのために責任をもって薬に関するケアを直接患者に提供することである」としています。
つまり、ファーマシューティカルケアの最終ゴールは患者さんのQOLを最大化することです。そのために薬剤師は何をすべきかが今、注目を集め盛んに論議されるようになってきました。
ファーマシューティカルケアの具体例
例えば、患者さんのQOLを高めるためには、患者さんが抱える問題や悩みを解決しなければなりません。そのためには患者さんとのコミュニケーションが必要不可欠となります。
薬学教育の6年制がスタートし、薬学専門教育としてコミュニケーション教育が導入されましたが、すべての薬学部が達成すべき教育目標を提示した「薬学教育モデル・コアカリキュラム」では、ファーマシューティカルコミュニケーションに関する5つの達成目標が以下のように示されています。
- コミュニケーション
- 相手の気持ちを配慮する
- 患者の気持ちに配慮する
- チームワーク
- 地域社会の人との信頼関係
つまり、6年制の薬学教育では、薬剤師として患者さんをはじめ医師・看護師などの医療従事者、地域の人たちと適切なコミュニケーションをとることで、薬学的観点からケアを行うことができることを日々学んでいるわけです。
業務におけるファーマシューティカルケア
もう少し具体的に言うと、ファーマシューティカルケアでは、患者さんとの信頼関係を築くために、患者さんの話を傾聴し、時には深く掘り下げケアに必要な情報を収集しなければなりません。服薬指導では、患者さんが受け取りやすい方法で情報提供をする必要があります。
患者さんの権利を尊重し、患者さんの心理状態やニーズに応じて服役指導の内容や方法を変えることも、ファーマシューティカルケアでは重要だとされています。
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