歴史上著名な薬剤師

薬剤師の資格を持つ著名人

コカコーラの産みの親はアメリカ・ジョージア州アトランタ出身の薬剤師ジョン・ペンバートンです。
またペプシン配合の消化不良治療薬に由来するペプシコーラを世に送り出したのもアメリカ・ノースカロライナ州出身のケイレブ・ブラッドハムという薬剤師です。

コカコーラのコカはコカイン（麻薬）、コーラはコーラナッツ（食欲増進・消化促進・疲労回復）ということでコカコーラという商品名がつけられました。

なんとアメリカでの初期のコカコーラには本当にコカインが含まれていたそうです。ペプシコーラのペプシは消化酵素ペプシンに由来しています。

日米を問わず、薬剤師免許をもちながら作家というキャリアで花開いた人たちも沢山いらっしゃるのにはちょっとびっくり。
「最後の一葉」や「賢者の贈り物」の著者であるO.ヘンリー、

「オリエント急行殺人」や「ナイル殺人事件」のアガサ・クリスティーも薬剤師。薬学を勉強しただけあって、彼女の作品の中では色々な薬物が殺人事件に使われていました。「そして誰もいなくなった」をはじめ多数の作品に出てくるのが青酸カリ、「親指のうずき」ではモルヒネ、「死との約束」ではジキトキシン、「謎のクィン氏」ではストリキニーネ。

どれも劇薬・毒薬の部類で、病院や薬局に勤務していた時にストーリー考えていたのでしょうか、毒殺の内容はかなりのリアル感を感じました。

日本の小説家では、「八つ墓村」や「犬神家の一族」などで有名な金田一耕助を探偵役とする探偵小説を手がけた横溝正史、薬学博士でパラサイトイブが代表作のSF作家瀬名秀明。
作家では小谷真理、柏葉幸子、高田崇史がいます。詩人では林柳波。漫画家では、「美少女戦士セーラームーン」の竹内直子、「DJシリーズ」で一躍人気をあげた山下友美がいます。

「家政婦は見た」、「渡る世間は鬼ばかり」の青山タキ役で親しまれている女優の野村昭子も薬剤師。女優・舞台・リポーターとして活躍する久保恵子は理工学部と薬学部の両方を卒業して薬剤師の免許も取得。
歌手ケツメイシのメンバーRyoと大蔵も薬剤師。気づいている人も多いかもしれませんが、グループ名のケツメイシ（決明子）は下剤の薬草名です。
アナウンサーでは山口亜紀、友成由紀、小林美幸などがいます。

薬剤師資格をとり一つけじめをつけたところで、さらに好きなこと、興味のあることにチャレンジし、ある意味マイペースで諦めずに続けてきた結果のようですね。