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調剤薬局の処方箋と薬剤師配置数について

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皆さんが転職を考える際、多くの場合「激務でない薬局」を選ぶと思います。その「激務でない」という指標は、薬事法にて定められている省令も1つになるでしょう。

薬局業務を行う体制の省令は昭和39年から変わっておらず、その省令の中には薬剤師員数が設定されています。

「薬局において、調剤に従事する薬剤師の員数が1日平均取扱処方せん数(前年における総取扱処方せん数(前年において取り扱つた眼科、耳鼻いんこう科及び歯科の処方せんの数にそれぞれ三分の二を乗じた数とその他の診療科の処方せんの数との合計数をいう。)を四十で除して得た数(その数が一に満たないときは一とし、その数に一に満たない端数が生じたときは、その端数は一とする。)以上であること。」

要するに、処方箋40枚当たりに薬剤師1人ということです。
これは年間の平均値です。この40枚に薬剤師1人というのは時代が変わっても、変化のない数字です。

では、なぜ時代が変わっても処方箋枚数は40枚のままなのか。そして調剤薬局の現実に迫っていきたいと思います。

なぜ処方箋枚数は40枚のままなのか?

調剤薬局の業務は、時代と共に変化しており、現在は第5世代に突入しています。

第1世代

①調剤 ②用法指示

第2世代

①調剤 ②用法指示 ③処方内容の確認 ④医ー薬連携

第3世代

①調剤 ②用法指示 ③処方内容の確認 ④医ー薬連携 ⑤患者インタビュー ⑥服薬指導 ⑦薬歴管理

第4世代

①調剤 ②用法指示 ③処方内容の確認 ④医ー薬連携 ⑤患者インタビュー ⑥服薬指導 ⑦薬歴管理 ⑧処方意図の解析 ⑨薬剤情報提供 ⑩リスクマネージメント ⑪患者服薬情報提供 ⑫薬ー薬連携

第5世代

①調剤 ②用法指示 ③処方内容の確認 ④医ー薬連携 ⑤患者インタビュー ⑥服薬指導 ⑦薬歴管理 ⑧処方意図の解析 ⑨薬剤情報提供 ⑩リスクマネージメント ⑪患者服薬情報提供 ⑫薬ー薬連携 ⑬カウンセリング ⑭後発医薬品の調剤 ⑮在宅調剤 ⑯モニタリング ⑰コンサルテーション

このように、第5世代に突入すると業務内容がより専門的に、また内容も詳細なものになってきました。

第1世代では2業務でしたが、第5世代では17業務に及びます。
しかし、電子化導入が並行して行われため、処方箋枚数40枚につき薬剤師1人の省令は維持となっています。

調剤薬局の現実に迫る

電子化が導入され、整備されている環境下では処方箋40枚につき薬剤師1人は妥当ですが、現実はそう甘くはありません。

薬剤師の人件費はそのまま薬局経営を圧迫しますから、余剰人員を抱える余裕は大手のチェーン調剤薬局を始め小規模な調剤薬局にもありません。ギリギリの人数で運営しているのが現状です。

人員の確保と機械化電子化は今後迎える第6世代を生き抜く上では重要なファクターになるでしょう。

 

転職活動を行う上での注意点は、経営者が薬剤師の人件費をどのように考えているかをできるだけ把握することです。

そして可能であれば、機械化電子化が局内でどれだけ進んでいるかを見学をさせてもらうこともポイントだと思います。

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現役薬剤師・エリコ

都内の調剤薬局に勤務中。

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