- HOME >
- 薬剤師の気になるネタ >
- 薬剤師向けコラム >
- 勉強情報 >
- どこにある? 薬剤師としてのやる気
どこにある? 薬剤師としてのやる気
薬剤師としての生産性とは?
薬剤師でなくとも仕事へのやる気は重要です。やる気をもって仕事をすれば、おのずと仕事の質は高まり生産性はアップします。
「でも、薬剤師にとって生産性なんて関係ないでしょ?」
薬剤師にとっての生産性とは、患者さんが完治、もしくは回復するために、調剤の際に不審点・疑問点があれば疑義照会をしたり、患者さんが処方されたお薬をきちんと服用できるよう的確に服薬指導したりすることではないでしょうか。
こうした薬剤師の生産性を高めるカギとなるのが『やる気』です。では、薬剤師としてのやる気はどこから来るのでしょうか?
マズローの5段階の欲求
アメリカの心理学者アブラハム・マズローは、人間には5段階の欲求があり、1段階目の欲求が満たされると1段階上の欲求を志すと言っています。
食べたい、寝たいなどの生理的欲求が満たされると、次に健康でいたい、収入を安定させたいなどの安全欲求を求めます。
それが満たされるとよい会社に入りたい、仲間が欲しいなどの社会的欲求を求め、次に他者から認められたい、尊敬されたいという自我欲求を満たそうとします。
そして、最後に求めるのが自分の能力を伸ばしたい、個性を生かしたいとする自己実現欲求です。
この5段階の欲求のうち、薬剤師になろうと思う人はどの欲求が強いと思いますか?皆さんが薬剤師を目指した時に、どのような思いを持っていましたか?
「ありがとう」の言葉や正当な評価がやる気に
薬剤師を目指す方の多くが、「患者さんの役に立ちたい」「薬学の知識を社会のために生かしたい」と思っていたでしょうし、現在もその想いを忘れず仕事をされている方も多くいます。
しかし、現役薬剤師の中には、こうした初心が薄れていたり、まったく忘れてしまった方もいます。一連の誤調剤や薬の転売事件などは、如実にそれを物語っています。こうした人たちには、もはや尊厳欲求を満たされることはありえないはずです。
では、薬剤師としてのやる気はどこから生まれるかと言えば、患者さんの「ありがとう」という言葉であったり笑顔であったり、職場で能力が正当に評価されることです。このことにより尊厳欲求は満たされ自己実現欲求が生まれ、やる気につながります。
しかし、与えられるのを待つだけでは尊厳欲求が満たされませんので、決して自己実現欲求を満たすことはできません。では、そのためには薬剤師としてどうあるべきなのでしょう。
時代にあったスキルアップがさらにやる気を高める
尊厳欲求を満たすには「志」と「努力」が必要です。そこに周りからの評価や尊敬が集まります。
そのためには薬剤師としてのスキルアップが必要となります。患者さんの立場に立った服薬指導やセカンドオピニオンとしての役割を果たすには、コミュニケーション能力を高めることも重要です。
「患者さんのために」「病で苦しむ人をなくすために」という高い志があれば、やる気は常について回りますし、努力の結果を評価されることでモチベーションはさらにアップします。
また、 “やる気”は与えられるものではなく、自ら生み出していくものでもあります。そして、薬学の知識に加えコミュニケーション能力など、時代にあったスキルアップをしていくことで、やる気をさらに高めることができるはずです。
- 働き方が変わる キャリア面談が好評正社員もしくはパート・アルバイトなど、腰を落ち着けて働きたい人で、業種未経験、新卒で経験が浅いなどの理由から転職に不安がある人にオススメ。 書類の添削や面接、条件交渉など、転職活動に関する様々なサポートが受けられる。
- 好条件の薬剤師求人が豊富公開求人情報は47,000件以上(2023年9月29日時点)と豊富。派遣求人のなかには時給3000円以上の求人も。ブランクがある薬剤師でも、グループ会社 日本調剤の教育ノウハウを生かしたスキルアップ・キャリアアップ支援サービスが充実しているので気軽に転職活動を始められる。
- 薬剤師登録数No.1 *年収は高め、かつ職場環境や勤務条件も妥協したくないというかたにオススメ。 日本最大級の医師サイトm3.comでお馴染みのエムスリーグループの薬剤師向けサービスでより多くの求人案件を吟味し、自分に合った求人を比較検討できる。*エムスリーキャリア調べ
薬剤師の転職サイトについて、さらに詳しく比較したいかたは「薬剤師が選ぶ人気転職サイトBEST5」もご覧ください。
カテゴリ一覧