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  4. 機能別薬局を同時に2つ作る -調剤薬局の独自性 その4-

機能別薬局を同時に2つ作る -調剤薬局の独自性 その4-

シリーズで独自性を出している薬局についてお話しています。
今回は、その4の「機能別薬局を同時に2つ作る」を行っている薬局についてのお話です。

あえて、隣接して又は近くに薬局を2軒建てるという積極的な投資です。
計算上は、薬局を立てるという出費がありますが経営上安定するというもの、いわゆる
ハイリスクハイリターンを狙ったものですね。

将来的に、薬局にとっても薬剤師にとっても患者さんにとってもメリットが生まれると予想の上になされます。経営者の考え方やカラーが強く出る部分です。

さて、どのような薬局か見ていきましょう。

隣接した薬局

平成26年の診療報酬の改定では、大規模総合病院の門前にある調剤薬局の調剤基本料の点数が下がりました。

受付回数及び集中度の条件
除外
点数
4,000回以下または70%以下
41点
2,500回を超えかつ90%超える
24時間開局する場合(注1)
24時間開局はしない
25点
4,000回を超えかつ70%超える

(注1)調剤基本料の特例に関する施設基準の届出を行い受理されることが必要。

調剤点数表の調剤基本料(処方せんの受付1回につき)41点ですが、処方箋の受付が月に4000回以上と2500回を超える薬局に対して規定が設けられました。
2500回以上で調剤集中率が90%を超えるものは、25点、
4000回以上で集中率が70パーセントを超えるものも25点です。

 

これにより、大規模調剤薬局は収入面でかなりの負の影響を受けたといわれています。

そこで、調剤薬局の中では今後を見越して、機能別の薬局を隣接して2つ立てているところがあります。また、隣接しておらずとも、以前からある薬局の近くに新しくもう1軒立てたことろもあります。

このタイミングは、診療報酬の改定前後でなくても関係の病院やクリニックの移転時にも応用されます。同じ経営母体が近隣に2軒薬局を立てるメリットは、経営側にとっても患者さんにとってもあります。

このような発想をする経営者の多くが、2つの薬局の機能を区別しているからです。1つは、機能的でスピーディーな薬局。もう1つは、ゆっくり相談できる薬局です。

忙しい患者さんには

新しく建てる店舗は、基本的に最先端の機器を導入します。そのため、機械的でスピーディーです。仕事をお持ちのお忙しい患者さんには非常に好まれます。

高齢の患者さんには

高齢の患者さんの多くは新しい薬局のスピーディーさに慣れませんし、時には酷な状況になります。そのような患者さんには、前からあるもう1つの薬局へ処方箋を持参してもらい、ゆっくりとお薬の話や世間話ができる環境に移動していただきます。

隣接した薬局や、徒歩で1、2分の場所であれば、患者さんはその時の気分で、また患者さんのニーズに添って選ぶことができ、非常に満足度があがります。

薬局側としては

予想処方箋回数が、2500回以上で90パーセントの集中率の場合は特に規定に対する対策ができます。
仮に月の処方箋受付回数が3000回以上のような場合でも、2つの薬局に分けて経営を展開し、なおかつ機能別にすることによって
1500回にとどめることができますし、その機能別に対して賛同する患者さんを新たに発掘する可能性があるからです。

薬剤師としては

薬剤師の場合は、処方箋受付回数によって雇用人数が法律上決まっていますので、
1つの薬局を2分したとしても、同じ地域環境への異動にとどまります。
しかも、気分的にもリフレッシュになるものです。

おわりに

今後、診療報酬の改定は2年に1回でなく毎年行われるといわれています。それは、日本の医療費が非常に高くなっており国の運営に影響が出ているからです。

調剤薬局は、今後ますます経営的な運営に対して工夫が必要となるでしょう。それらを見越して、経営者側が先手を打つ必要があります。

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都内の調剤薬局に勤務中。

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