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調剤機器について
最終更新日:2013年4月13日 公開日:2011年11月30日
今日は薬局で使用される機器、いわゆる調剤機器についてお話します。
一口に調剤機器と言っても、大きく分けて調剤用・製剤用・薬局方試験用などに分類されます。
- 調剤用機械器具
- 調剤用機械器具は、調剤台・錠剤台・上皿天秤など伝統的に薬局で使用されているものから、まとまった薬剤を小さい単位に分包する機械自動分割分包機・生薬分包機、錠剤を包装する全自動錠剤包装機といった自動化された包装用の機器、電子天秤・薬液用滅菌機などの近代的な技術を用いた機器があります。
- 製剤用機械器具
- 製剤用機械器具は、粉末剤を混合する粉体混合機・顆粒剤を作る造粒機・カプセル充てん機などの乾性製剤用、均一に攪拌するためのホモジナイザー・乳液を作る乳化装置などの湿性製剤用、容器洗浄機・滅菌機・乾燥機などの無菌製剤用があります。
- 薬局方試験用器械器具
- 薬局方試験用器械器具は、医薬品の品質を保証する目的で日本薬局方に記載されている試験法で試験を行うための機器です。
錠剤の物理的な力による破壊の度合いを測定する錠剤摩損度試験器・ふるいをかけて粒度の均一性を調べる顆粒剤粒度試験器・試料の成分や物質の溶出を試験する溶出試験器などがあります。
機器の導入には薬剤師の仕事の効率アップが見込まれますが、調剤機器が原因となる誤調剤事件も起きています。
2010年2月埼玉県越谷の調剤薬局で、自動調剤包装機から制酸便秘剤「マグミット錠」を選んだ際、コリンエステラーゼ阻害剤「ウプレチド錠」が誤って自動包装され、それが何年も誤処方され続けたという事実が発覚しました。
薬剤を登録する際パソコンに「マグミット錠」を打ち込んだ時、すでに登録されていた「ウプレチド錠」と同じ番号を重ね、二重登録してしまった事が原因ですが、機器の便利さに頼ってしまった結果起きた事件とも言えます。
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