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高尿酸血症についての代表的な治療薬・作用

高尿酸血症についての代表的な治療薬・作用

高尿酸血症とは、血中の尿酸値が異常に高くなった病態を言います。
通常、尿酸はプリン体が過剰になったときに肝臓で作られ、腎臓から体外へ問題なく排出されます。
ところが、何らかの理由でその働きに異常が起こり、体内に尿酸が蓄積してしまうと、高尿酸血症になり、関節や腎臓などに尿酸結晶が溜まり、炎症や腫れを引き起こします。

高尿酸血症の主な合併症として有名なのは通風です。
ある日突然、足の親指の付け根が腫れ上がり、激痛が走ります。
更に、赤くはれて発熱し、一晩で動けないほどになります。

「痛風」は、その名の通り、「風が吹いても痛い」ほどの激痛で、3~4日以上も苦しみます。
その後は、自然に痛みが消える場合もありますが、根本的に体質がそのままだと、何回も再発して関節や骨も変型してしまう場合もあるので注意が必要です。

高尿酸血症の患者数は全国で約500万人、痛風の患者数は約50万人もいると言われています。
昔はぜいたく病とも呼ばれていましたが、現在は肥満体質の方に多くみられます。

その他の合併症としては、尿酸が腎臓に沈着してしまうと、腎機能障害を起こします。
また、尿酸の結晶が尿路に溜まると、尿路結石が出来やすくなります。

更に、高尿酸血症の影響で動脈硬化症が起こります。
動脈硬化症が起こると、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高まります。

高尿酸血症の治療方法としてはまず、食事療法が挙げられます。
尿酸の元になるプリン体を多く含む食品を減らし、更に、アルコールは控えます。
同時に水分を多くとると、尿酸が尿道から排泄されやすくなります。

あとは、軽い運動療法と、薬物療法を行います。
薬物には、尿酸の産生を抑えたり、排泄を促進したり、痛風の発作を改善する薬などがあります。

◆高尿酸血症についての代表的な薬と作用◆

■非ステロイド性抗炎症薬
腎臓障害や急性の痛風発作時の治療や予防に使用します。

■抗痛風薬
痛風発作の治療と予防に使用します。

■コルチコステロイド薬
痛風時の関節の痛みや炎症を抑えます。

■尿酸排泄促進薬
血液中の尿酸値を下げて痛風の発作を防ぎます。
尿酸結晶や結石を除去します。

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