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ハイリスク薬について
最終更新日:2013年4月13日 公開日:2011年11月30日
医薬品の中には「ハイリスク薬」と呼ばれる一群があります。文字通り、リスクの高い薬の総称です。
「ハイリスク薬」の定義は医療機関や企業によって異なりますが、特に安全管理が必要な医薬品(特定薬剤)を一般的に「ハイリスク薬」と呼んでいます。
その内容は以下となります。
- 抗悪性腫瘍剤
- 免疫抑制剤
- 不整脈用剤
- 抗てんかん剤
- 血液凝固阻止剤
- ジギタリス製剤
- テオフィリン製剤
- カリウム製剤(注射薬に限る)
- 精神神経用剤
- すい臓ホルモン剤
- 抗HIV薬
これらの医薬品は投与時に特に注意が必要とされ、難病に対処するための医薬品や、効き目が非常に強く副作用の危険性が高い医薬品などが含まれてます。
これらを用いる際には、それぞれに特に注意すべき事項があります。
例えば抗悪性腫瘍剤であれば、患者に対する処方内容の確認・化学療法に対する不安への対応・副作用の防止及び早期発見など。
すい臓ホルモン剤であれば、患者に対する処方内容の確認・低血糖及び低血糖状態出現時の対処法の指導・ブドウ糖携帯の指導など。
このようにハイリスク薬を用いる場合、十分な情報と知識に基づいて、患者の薬学的管理を行うことが必要になります。また、患者の理解をえるために、求めに応じて繰り返し効果・副作用・服薬手順などの薬剤情報を提供しなればなりません。さらに指導内容などを正確に記録し、対象となる処方箋以外の医薬品や一般医薬品の服用にも気を配る必要があります。
まさに熟練した薬剤師の腕が求められるところとなり、専門性の高い医薬品カテゴリーのひとつと言えます。
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