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上司との関係がストレス…という 薬剤師さんのための上手な働き方
どんな業界でも、人間関係を理由に転職を考える人は多いです。
薬剤師の多くが勤務先に選んでいる調剤薬局も同じです。特に、調剤薬局の勤務は、店舗の規模が小さいため働く人がほぼ固定。そんな中で苦手な人がいたら、ストレスになってしまいますよね。ましてやその人が上司だったら…仕事上、避けることはできないでしょう。
そうなると、“調剤業務”、“服薬指導”、“薬歴管理”など、それぞれの仕事のタイミングや会話の節々で上司に目をつけられないような働き方を心がけるしかありませんよね。
今回は、上司との関係がストレス…とお悩みの方に、上手な働き方を紹介します!
1. あなたから「やる気」は感じられるか?
大前提として、あなたにやる気があるかどうかが重要です。しっかり働いているスタッフに上司が目をつけることは、まず、ありません。
業務を円滑にすすめるため、上司は様々なことに気を配っています。
あなたが新人だったり転職後間もないという状況なら、できない仕事があったり、他の人より時間がかかったりしてしまうのは当然です。注意されたり、間違えたら怒られるのも当然です。
重要なのは、仕事を覚える意欲や向上心があるかどうか?です。
言われたことや手順など、すぐにメモする、渡された資料には目を通しておく、わからないことは質問する、という基本的なことができているかどうか?
成功報酬性で働いている営業マンなどは、努力しなければ収入は得られません。
薬剤師、特に調剤薬局で働いていると、パートは時給いくらという条件がほとんどですから、暇でも忙しくても仕事量に関わらずお給料はもらえるし、他の業種より時給も良いので、やったらやった分だけという、がむしゃらな意識は少ないように感じられます。
メモをする時間も勤務中なので給与は発生しています。ダラダラ時間をかけていては、患者さんを待たせることになりますし、患者さんも上司もイライラさせてしまいます。中には「見て体で覚えろ」という職人気質な上司もいるでしょう。
何ヶ月たっても、同じ手順を質問したり、一人で対応できないでいると、仕事を覚える気がないと評価され、信頼してもらません。
あなたが上司の立場だったらどうでしょうか?何度も同じ質問をしてくる人にはイライラしませんか?
上司の不満を口にするのは、まずは自分が一人前になってからにしましょう。
2. ハキハキ受け答え、てきぱきと行動しているか?
同じ質問や会話をしても相手に与える印象により、人間関係には大きな差が生まれます。
明るい表情で、ハキハキと受け答えをし、てきぱきと行動している人と、無表情で、暗い小さい声で何を言っているかわからない人・・・
あなたはどちらのタイプの人と一緒に働きたいですか?そして、あなたはどちらのタイプでしょうか?
上司が対応に不安を感じた場合、あなたに注意をするのは当然です。不安なスタッフを患者さんの前に出すことができるでしょうか?
正しく服薬指導を行い、薬の飲み間違いや副作用を防ぐために、患者さんに伝えなければならないことはたくさんあります。様々なタイプの患者さんに合わせて臨機応変に対応できなければいけません。高いコミュニケーションスキルが求められます。
苦手な人との関わりは避けたくなるでしょうが、上司との関係も、自分のコミュニケーションスキルを磨く訓練と思い、自分に至らない点があるなら改善していきましょう。
3. 優先順位を考えて行動しているか?
真面目な人が多い薬剤師には、疑問点をとことん追求したり、丁寧に、熱心に、という思いが強くなり、目の前のことに没頭して周りが見えなくなってしまう人もいます。
しかし、よく考えてみてください。
例えば、混雑時間で待っている患者さんが多い時に、新薬のパンフレットをじっくり眺めながら薬物動態について考えていたらどうでしょうか?
物事には優先順位があります。
「待っている患者さんの投薬をして欲しい」と上司が考えている時に、あなたがパソコンの前で薬歴を書いている姿を見たら、もっと周りをみて行動して欲しい、バタバタしている場の空気を読み取って欲しいと感じるでしょうし、一言いいたくなります。
たとえ人より仕事に時間がかかっても、優先順位を考えた行動ができれば、仕事はわりとスムーズに進行します。
慣れていないので、何から手をつけていいのかわからないというなら、上司に聞けば良いだけなのです。言われるまで、ボーッとして何もしない、受け身の行動は改めましょう。
おわりに
上司との人間関係のストレスを減らすには、自分のスキルや性格を客観的に捉えて、自分
がストレスの原因を作り出していないかを冷静に考えてみましょう。
また、そもそも上司と相性が悪いのかもしれませんし、はたまた気が付かないだけでパワ
ハラを受けている可能性もあります。
家族や友人との人間関係とは異なり、職場の人間関係で問題が生じるのは「今日は会い
たくないな」と思っていても毎日顔を合わせないといけないからなのです。また、調剤薬局という物理的環境が独特であるということも念頭に置く必要があります。
そもそも薬局は物理的構造上、狭い空間で何人もの人間が仕事をする環境です。大きなオフィスビルで沢山の部署が存在するのでもなく、総合病院の様に多職種のスタッフで構成されている訳でもありません。
まずは上司との人間関係にストレスを感じていてもしっかり仕事は遂行しましょう。それでも辛い場合は会社に相談しましょう。他局への異動を提案されるかもしれません。
解決策がない場合はストレスで体を壊してしまう前に環境を変える転職をお勧めします。薬局薬剤師は人間関係が理由で転職をする人が多いです。あなただけではないので安心してくださいね!
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