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副腎についての代表的な治療薬・作用

副腎についての代表的な治療薬・作用

副腎は腎臓の上部に接して一個づつある内分泌器官です。
腎臓と隣接しているので副腎と言います。

副腎は、副腎髄質と副腎皮質とで成り立っています。
髄質からはアドレナリンやノルアドレナリンという神経物質を分泌して、急激なストレスなどに対抗します。
又、皮質からは副腎皮質ホルモンを分泌します。
副腎皮質ホルモン(コルチゾール)は、抗ストレスホルモンとも呼ばれ、ストレスに対抗するホルモンでもありますが、アトピー治療や炎症を抑える薬(ステロイド剤)としても有名です。
その他、膠原病、喘息などの呼吸器疾患、クローン病などの消化器疾患の治療薬として使用されています。

副腎皮質ホルモンの主な生理作用としては、糖代謝に対する作用、タンパク代謝に対する作用、脂質代謝に対する作用、電解質に対する作用、抗炎症に対する作用、免疫抑制に対する作用、血液に対する作用、骨に対する作用、性ホルモン作用、赤血球増加作用、
中枢神経興奮作用、胃酸増加作用などがあります。

副腎髄質ホルモンの生理作用として、アドレナリンは、主に心臓機能の促進作用と血糖を上昇させる作用とがあります。
ノルアドレナリンは、末梢血管を収縮させて、血圧を上昇させます。

副腎の代表的な疾患としては、急性副腎皮質不全、慢性原発性副腎皮質機能低下症(アジソン病)、続発性副腎皮質機能低下症、クッシング症候群、原発性アルドステロン症などがあります。

◆副腎についての代表的な薬と作用◆

■合成ステロイド剤
主な成分は副腎皮質ステロイド。抗炎症作用や免疫抑制作用などがあります。

■交感神経α受容体遮断薬
交感神経細胞にあるα受容体の働きを遮断する薬剤。

■交感神経β受容体遮断薬
交感神経細胞にあるβ受容体の働きを遮断する薬剤。

■コルチゾール
糖代謝、タンパク代謝、脂質代謝、電解質の代謝、骨代謝などに作用するホルモン。
免疫に作用したり抗炎症作用もあります。

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