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【第5回 前編】薬剤師の知識と経験で、日本の医療サービスにより良い変革を

インターネットとベンチャーが大好き。
プラス、薬剤師の知識と経験で、日本の医療サービスのよりよい変革を目指します。

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薬剤師資格を取ったものの、新卒で入った会社はITベンチャー。コンサルタントとして働きながら、薬剤師の仕事にも従事するというハードワークの後、医療のプロと患者とをネットでつなぐ医療Webサービスの会社を設立してしまった!そんな喜納信也さんが異色の経歴をたどることになったのは、「日本の医療サービスに変革を起こす」という思いを抱いたからでした。その出発点からうかがいます。
第5回 喜納信也さん【後編】はこちらからご覧いただけます。

 

株式会社ミナカラ 代表取締役 薬剤師 喜納信也さん(きな しんや) プロフィール

1983年、長野県生まれ。2007年、北里大学薬学部を卒業後、株式会社ワークスアプリケーションズに入社。コンサルティング業務に携わる一方で、就業後や週末に都内の調剤薬局などで薬剤師として働く。13年にグロービス経営大学院経営研究科を修了、経営学修士となる。同年、11月にヘルスケアスタイルラボラトリーを設立。14年8月にネット医療サービス「ミナカラ」をリリースし、15年9月に株式会社ミナカラに社名変更。現在に至る。

活動内容

「ヘルスケアをもっと身近で感動的に」というミッションを掲げ、医療Webサービス「ミナカラ」を運営。ミナカラでは、ネットユーザーが体の不調や薬について知りたいとき、気軽にアクセスして回答が得られるQ&Aサービスや、ヘルスケア記事、おくすり辞典など豊富なコンテンツを持つ医療メディアサービスを提供。また、薬剤師に相談後、必要な自宅やオフィスに薬を届けてくれる「おくすり宅配」というサービスも、まだエリア限定だが、手がけている。経済産業省主催のビジネスコンテスト「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2016」で優秀賞を受賞。

 

ビジネスパーソンとして成長することを考えていた20代。医療のWebインフラづくりという目標にたどりつくまで。

ーせっかく薬剤師の資格を取ったのに、新卒で入ったのはITの会社。現在は、医療とITの両方に関わるお仕事ともいえるので、落ち着くところに落ち着いたともいえますが、いずれにしても、とても個性的なキャリアをお持ちだと思います。ストレートに薬剤師の道に進まなかったのはなぜですか。

私は大学時代に縁があってIT系のベンチャー企業でインターンをした経験などがあり、ベンチャー企業やITへの興味がもともとありました。

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また私たちの世代は学生時代にSNSやG-mail、Googleマップなどの登場を経験した世代でもあり、コンシューマー向けインターネットサービスの登場に日々感動を受けた世代でもありました。

大学を卒業する半年前くらいから「医療の分野で、コンシューマー向けのサービスを立ち上げたい」という漠然としたビジョンは浮かんでいたのですが、どこから着手すればいいのか、どんなサービスを目指すのか、具体的には見えていませんでした。

まだ何をするかが明確にはなっていなかった20代の頃は、まずはどうしたらビジネスパーソンとしてより成長できるのかということばかり考えていたんです。

 

実際に働き出すまでは新卒で入社した前職の「ワークスアプリケーションズ」(以下、「ワークス」)が何をしている会社か、私自身あまりわかっていなかったのですが、ビジネスパーソンとして成長する”ことに集中できる会社だと思ったので入社して働き始めました。

ここは大企業で使われるような基幹業務ソフトウェアの提供とコンサルティングを行っている会社で、すごいハードワーカー揃いだったんです。

そうした先輩方や同僚に負けまいと、「3年で他の人の3倍以上成長してやろう」「3倍成長するには3倍働かなきゃ」とか考えていました。

 

「ワークス」に入ってからも、実は医学部に学士編入しようかと考えたこともあったんです。

朝6時に出社して退社するのは夜の9時過ぎ。その後 2時3時まで勉強して……というような生活はしていました。

3倍の努力に加え、2つの仕事を持ったら社会人経験も倍になるから、3×2倍で成長速度はもっと早くなるなと期待して、薬剤師を平日の夜や休日にアルバイト的に始めてみたり

その後も、経営の勉強をしに大学院に通うようになりました。

 

ーほとんどお休みのない生活じゃないですか!喜納さん自身が相当なハードワーカーです。

仕事を任せてもらえるよう、早く昇進昇格したかったんです。

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で、入社3年くらいで部下ができて、そのころから仕事の内容も変わったし、薬剤師として現場に立った経験も加わって、見える世界も変わってきたんですよね

ITの方では、大企業の経営変革を担うシステムに関わるようになり、何かを成し遂げるという意味でのインパクトが大きかったですね。

薬剤師としては、薬を取りに来られない患者さんの自宅に薬を届けるようなサービスもしている薬局にいたので、在宅医療の現実を垣間見るような機会があって。

だからこそわかることもありました。

 

それでよけい、ネットと医療の融合、すなわち医療のWebインフラの必要性を考えるようになりました。

たとえば、料理を作ろうと思ったらクックパッドを見る、お店を探そうと思ったら食べログを見る、というふうに、何かしようと思ったときにパッと思いつくサービスがありますよね。

でも「体調が悪い」ときに「ちょっと見てみよう」とチェックするネットサービスで思いつくものがないんです。

医療を必要とするときに誰もが思い出すほどのサービスが日本にないことは社会的にも課題だと思ったし、一方でチャンスでもあると思いました。

 

ーその後、独立されます。この9月で、「ミナカラ」というサービスリリースから3年めになりますね。

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※【処方薬を自宅にお届け!薬剤師に相談!ミナカラ|おくすり宅配 】アプリ (App Store) (Google Play)

 

Yahoo!知恵袋2ちゃんねるで、多くの方が医療相談しているのを見ていたんです。答える側には、どう見ても医療関係者だなと思う人もかなりいました。

こうしたニーズがあるなら、医師や薬剤師などプロを集めたサイトを作れば、確実にサービスになるなと設立に踏み切りました。

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創業時に第一段階のサービスとして「ミナカラ」というネットやスマホで健康情報に触れられるほか、薬剤師などプロの医療者に、無料で相談ができるサービスを提供し始めました。

24時間相談可能で、実際の医療機関に行く前や行った後も相談できます。

時間帯や場所に囚われないのがネットのよさですから、その強みは最大限に生かそうと思いました。

これで、ネット上の情報やコミュニケーションで解決できる課題の多くはサポートできるという実感を持てたものの、一方で薬や治療を実際に入手しなくては解決できない課題の多くも目につくようになりました。

そこで、実際に薬や治療もネット経由で提供できるようにしようということで、2016年初頭より「おくすり宅配」という、最短30分で必要な薬をご自宅に届けするサービスを提供し始めました。

 

日本の医療サービスは既に社会のインフラとしてすばらしいと考えてますが、ネットの特徴や機能などを生かすことでより付加価値を生み出せると考えています。

ネット経由でも、一般の医療以上に、より的確で安全性も高い医療サービスを作れると考えており、医療業界からの理解と共感も得ながらよいサービスを構築しに行きたいと考えています。

 

>>後編につづく

ファーマシストライフ編集部 (取材・文/三浦天紗子、写真/土佐麻理子)

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