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後天性免疫不全症候群についての代表的な治療薬・作用

後天性免疫不全症候群とは、一般的にはエイズ(AIDS)としての呼び名で知られています。
性行為感染症の一つです。以前は同性愛者間での感染が多かったのですが、最近では異性間での感染が多くなっています。

後天性免疫不全症候群の意味は、後天的に、免疫機能が不全になり、その結果、あらゆる感染症に罹患する免疫不全症のことを言います。この感染症の原因は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染してしまうことです。

HIV感染者と普通に暮らしても感染はしませんが、感染経路が体液や血液などですので、性行為を行うと感染のリスクが高まります。また、母親が授乳を介して子供に感染させてしまう場合もあります。

HIVに感染すると、HIVキャリアの状態にはなりますが、エイズ患者とはいえません。
HIV感染が厄介なのは、主に性交渉を介して感染すると言う事と、初期症状が普通の風邪やインフルエンザの感染症などと似ていると言う事と、更に、無症状の潜伏期間が5~10年もあると言う事と、徐々に免疫機能が破壊されていくと言う事です。

しかも、どの過程でも本人が知らない間にエイズになっていきます。そのため、定期的にHIV検査を受ける必要性がありますし、不特定多数の性交渉は絶対に避けるべきです。

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症は、HIV-1ウイルスか、HIV-2ウイルスのどちらかによって起こります。
HIVは白血球の1種であるCD4陽性リンパ球細胞を徐々に破壊していきます。
このリンパ球が破壊されると、免疫機構が正常に機能しなくなるので、様々な感染症にかかりやすくなってしまいます。そのため、HIV感染症自体によって死に至る事は無いのですが、他の様々な感染症にかかることで、死亡してしまいます。

エイズ(後天性免疫不全症候群)は、HIV感染症の最も重篤な状態です。HIV感染者が、他の感染症にかかり、更にCD4陽性リンパ球細胞数が減少していくと、エイズ(後天性免疫不全症候群)発症と診断されます。

◆後天性免疫不全症候群についての代表的な薬と作用◆

■非ヌクレオシド逆転写酵素阻害薬
逆転写酵素に結合して、酵素反応を阻害し、HIVの増殖を抑制します。

■ヌクレオシド/ヌクレオチド逆転写酵素阻害薬
薬効成分が化学構造でヌクレオシ(チ)ドに類似した物質で、逆転写酵素の働きを阻害してHIVの増殖を抑制します。

■プロテアーゼ阻害薬
HIVに特有のプロテアーゼと言う酵素の働きを阻害してHIVの増殖を抑制します。

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