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喘息・肺気腫についての代表的な治療薬・作用

喘息と肺気腫の症状はよく似ていますが、原因や成り立ちが全く違います。

まず、喘息は主にアレルゲンによる、アレルギー性の炎症です。
気管支の炎症が原因で気道が細くなり、呼吸時に呼吸困難になりますが、肺には異常はありません。治療すれば完治も可能です。

肺気腫とは、呼吸細気管支と肺胞が拡張し、破壊されてしまう疾患です。
そして、主な原因は喫煙によるものです。肺胞は一度壊れてしまうと修復不可能だと言われていますので、それ以上の進行を防ぐために禁煙を行います。

肺気腫については禁煙を行うのが一番の得策ですが、喘息の場合には食べ物・水・空気まで代えていかなければなりません。

なぜなら、呼吸や飲食によっても異物は体内に入り、喘息発作の原因になりますし、肌に触れたり、精神的なことでも発作が起きてしまいます。ですから、生活環境全てを管理していく必要があります。

まずは体にアレルゲンを入れないこと、更に免疫を正常に戻すために、食事療法を徹底すること、体に蓄積したアレルゲン物質や老廃物などを対外へ排出すること。この3点を行えば喘息の発作も収まり、免疫も正常になり、喘息は完治します。

しかしながら、一旦発作が起きると命を落とすほど危険な場合もありますし、呼吸困難にも陥りますから、発作を抑えるための薬も併用して治療すべきです。

◆喘息・肺気腫についての代表的な薬と作用◆

■テオフィリン製剤
気管支を拡張して呼吸困難を防ぐ為の気管支拡張剤です。
規則的に服用すると、気管支の炎症や収縮を防ぎ喘息の発作を抑えます。

■ベータ刺激薬
ベータ刺激薬はもっとも強い気管支拡張剤です。
ベータ受容体に作用して気管支拡張効果をもたらします。

■抗コリン薬
アセチルコリンがアセチルコリン受容体に結合するのを阻害する為の薬です。
救急治療の現場で、主にベータ刺激薬と併用して使用します。

■肥満細胞安定化薬(メディエーター遊離抑制薬)
細胞膜に存在する肥満細胞に働きかけてヒスタミンが放出されないように作用します。
その結果、炎症や腫れやかゆみを抑えます。

■コルチコステロイド(吸入用)
気管支喘息の原因となる炎症を抑えて、浮腫を軽減し、免疫抗体反応も抑えます。

■ロイコトリエン拮抗薬
ペプチドロイコトリエンの受容体に作用して、抗原抗体の働きを阻害します。
抗アレルギー薬です。

■β2刺激薬(吸入)
強くて即効性のある気管支拡張用の吸入薬です。
喘息発作治療の中心的な役割を示す薬です。

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