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  5. 全国で店舗数の多いドラッグストアとその特徴

全国で店舗数の多いドラッグストアとその特徴

日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の調べ(2013年度)によると、
全国のドラッグストア総店舗数は1万7000店。市場規模は6兆97億円と推定されています。

JACDSはこれについて「国内経済が縮小傾向にある中、調剤分野への積極的な取り組み、食品取り扱いの強化、意欲的な出店などによるプラス成長を維持できた」と分析しています。

 

以下のグラフはドラッグストアの売上高・総店舗数の推移です。

グラフからも売上高、店舗数ともに伸び率は鈍化しつつも、依然、ドラッグストアが成長を続けているということが分かります。

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セルフメディケーション推進に向けた ドラッグストアのあり方に関する研究会 報告書(経済産業省)

 

売上高と同様、ドラッグストアの店舗数の推移は企業の業務拡大、成長には欠かせない指標と言えるのではないでしょうか。

 

 

それでは、ここで質問です。全国で店舗数が最も多いドラッグストアはどこだと思いますか?

店舗数ランキングTOP5

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2015年 店舗数の多いドラッグストア トップ5は以下の通りです。

  • 1位: マツモトキヨシホールディングス 1,528店
  • 2位: ツルハホールディングス 1,404店
  • 3位: ココカラファイン 1,341店
  • 4位: サンドラッグ 979店
  • 5位: コスモス薬品 665店

※参照:2015年3月期各企業の決算報告書及びHP(ツルハホールディングスは15年8月中、コスモス薬品は15年7月末の店舗数)

 

トップ3の店舗数はどこも僅差ですね。

 

それでは、ドラッグストアごとの特徴をみてみましょう。

店舗数ランキングTOP5 ドラッグストアの特徴

1位 マツモトキヨシホールディングス

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全国トップ!挑戦しつづける業界のリーディングカンパニー

2012年に創業80周年を迎えたマツモトキヨシ。松本清氏により千葉県の松戸市から始まった個人薬局でしたが、今や全国に1,500店以上展開する大企業となりました。

銀座の一等地から駅の改札内まで、都市型店舗、郊外型店舗など地域の特性に合わせた店づくりをしています。

個性的なTV-CMで「マツキヨ」という言葉を世間に広め、ドラッグストアの認知度をアップさせ、セルフメディケーションを推進するために大きな役割を果たしました。

また、PB商品の開発ポイントカードやアプリの導入など、常に新しいことに挑戦する業界のリーディングカンパニーと言えるでしょう。

最近は調剤店舗の出店も増えてきているため、調剤業務を希望している人にも転職先の候補のひとつとなるでしょう。

OTC担当の場合は24時間営業の店舗などもあるため、シフト制とは言え、深夜勤務の可能性もあります。店舗によるので事前に確認しておきましょう。

店舗名
マツモトキヨシ、どらっぐぱぱす、シメノドラッグ、くすりのラブ、コーヨー、ダルマ薬局、ヘルスバンク、ミドリ薬品、トウブドラッグ、イタヤマメディコ

店舗数
1,528店舗 (2015年3月末)

店舗が多い地域
関東、甲信越

売上高
4,923億円

※参照:マツモトキヨシホールディングスHP、ドラッグマガジン 2015年別冊号

 

2位 ツルハホールディングス

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北海道を起点に勢力を拡大中のドラッグストア

ツルハホールディングスは、北海道から始まった会社で、北海道、東北ブロックにおけるシェアはNo1です。近年、M&Aにより規模を全国に拡大しています。

2008年に島根を基盤とするウェルネスを、2013年に広島を基盤とするウォンツを子会社化しました。さらに、海外にも出店しています。

同じ地区に複数の店舗を構えるドミナントを形成し、他のドラッグストアに顧客が流れていかないような経営戦略をとっています。低価格の日用品などのPB商品の開発に力を入れており、売上げも好調です。

イオン(株)と業務・資本提携契約を結んでいるのも強みです(2015年9月の経営統合には不参加予定)。

残念なことに、くすりの福太郎は薬歴未記載が明るみとなり問題となりました。再発防止に向け、意識改革、オペレーションの見直しが行われています。念頭においておきましょう。

採用は、ツルハドラッグ、くすりの福太郎、ウェルネス、ウォンツのグループの事業会社ごとに行われているので、条件の違いなどに注意しましょう。

店舗名
ツルハドラッグ、くすりの福太郎、ウォンツ、ウェルネス

店舗数
1,404 店 (2015年 8月中)

店舗が多い地区
北海道、東北、中国

売上高
3,846億円

※参照:ツルハホールディングスHP、ドラッグマガジン 2015年別冊号

 

3位 ココカラファイン

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調剤事業に強い専門性の高いドラッグストア

2008年にセガミメディクス株式会社株式会社セイジョーが経営統合し、株式会社ココカラファインホールディングスが新たに誕生しました。

医薬品、化粧品の売り上げ比率が業界平均よりも高いことが特徴で、カウンセリングを重視した販売姿勢を貫くことにより専門性の高いドラッグストアを目指しています。

他のドラッグストアがスーパーのライバルとしてディスカウント色強く、勢力を拡大していく中、ココカラファインは調剤事業を主軸に、介護事業まで展開しているドラッグストアです。

業界トップクラスの調剤実績があり、在宅への取り組みにも力を入れています。

超高齢化社会を支えていく会社として、また薬剤師が活躍できる場として成長が期待されます。

店舗名
ココカラファイン、セイジョー、セガミ、ジップドラッグ、ライフォート、スズラン薬局、クスリのコダマ、クスリ岩崎チェーン

店舗数
1,341店(2015年3月末)

店舗が多い地区
関東、関西

売上高
3,180億円

※参照:ココカラファインHP、ドラッグマガジン 2015年別冊号

 

4位 サンドラッグ

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10年間で売上が3倍に伸びているドラッグストア

1957年に多田幸正氏が東京都世田谷区で創業し、1965年にサンドラッグを設立、チェーン展開を開始しました。

過去10年間で売上高・経営利益とも約3倍に成長しています。

店舗は、郊外型と駅前型の地域に合わせた店づくりをしており、調剤併設型のかかりつけ薬局作りにも力を入れています。

中国・四国地方を中心に展開しているディスカウントストア「ダイレックス」は、医薬品だけでなく生活必需品を幅広く扱い、より安く提供することで、スーパーやホームセンターの役割を果たし成長しているようです。

特徴的な運営システムとして「1店舗2ライン制」をとっています。スタッフを店舗運営部門と販売部門の2つにわけて、専門業務を分担させています。

そのため、薬剤師は、ほぼ販売・カウンセリングに専念することができます。

店舗名
サンドラッグ、ドラッグトップス、ダイレックス

店舗数
979店舗 (2015年3月末)

店舗が多い地区
関東、九州

売上高
3,372億円

※参照:サンドラッグHP、ドラッグマガジン 2015年別冊号

 

5位 コスモス薬品

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九州、中国、四国で圧倒的なシェアを誇るドラッグストア

九州エリア444・四国76・中国90・関西48店舗と、西日本だけに展開し、計665店舗を構えています。

地域に根差した店舗作りとして、商圏を自ら分割し、商圏人口1万人に1店舗という、ドラッグストアとしてはめずらしい集中出店を行っています。

医薬品以外の化粧品や日用雑貨、生鮮以外の食品など暮らしに必要な消耗品を網羅する便利な店舗をつくり、小さな商圏でも可能な限りの大型店をつくっているため、他社に入り込む余地を与えません。

そのため、競合が限られ、圧倒的なシェアを維持することができるのです。

コストを可能な限り抑制し、良い商品を1円でも安く消費者に提供するため、クレジットカードや電子マネーも取り扱わないというポリシーもあるようです。

転職では、全国区の企業ではないため、店舗の多い九州在住の方におすすめの企業と言えます。

店舗名
ディスカウントドラッグコスモス

店舗数
665店舗 (2015年7月末)

店舗が多い地区
九州、中国、四国

売上高
3,700億円

※参照:コスモス薬品HP、ドラッグマガジン 2015年別冊号

 

おわりに

今後も業界再編の動きは止まりそうにない!?

業界内の競争で生き残っていくため、ドラッグストアチェーンの吸収合併(M&A)も活発に行われています。

これまでは、大手企業が地域に密着した企業を吸収する形で、勢力を拡大してきましたが、今後は大手企業同士による大型合併の可能性があります。

最近ではイオンが、以前より資本関係にあったウェルシアHDの株式を取得し、イオンの傘下に収めました。

さらにウェルシアは2015年3月にタキヤとシミズ薬品を、9月にはCFSコーポレーションを統合することで、全国約1,500店舗の規模になると見込まれています。この統合により、ウェルシアの総売上高ではマツモトキヨシを抜いてドラッグストアチェーンNo1となります。

このように業界再編の動きは、まだまだ止まりそうにないようですね。

常に先を見据え、貪欲に努力を惜しまず走り続ける企業が生き残っていくことでしょう。

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