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調剤業務~春~

調剤業務~春~ 調剤薬局の業務は、その季節に流行る疾患に応じてそれぞれ特色があります。
上京・進学・就職など新生活がスタートするですが、何と言っても花粉症と戦う憂鬱な季節という方も少なくないでしょう。

現在花粉症の医薬品の市場規模は1000億円とも言われていますが、患者の数はその年の花粉の飛散量によっても大きく左右されます。

花粉症の対策には大きくわけて「予防」と「対処」があります。
通常抗ヒスタミン薬が用いられますが、花粉が飛び始める2週間ほど前から薬の使用を開始することが一番効果的と言われています。また、薬の他にも微細な花粉を通さない高機能マスク鼻腔内に塗るクリームなどで花粉が体内に入るのを防ぎます。
このように「予防」と「対処」の複数の方法を用いる事によって対応するのが花粉症対策の特色です。
花粉症は主にスギ花粉が原因ですが、同時期に飛散量が増えるのが黄砂です。
それによるアレルギー性皮膚炎がこの季節は多発し、花粉症と合わさる事によって深刻な肌トラブルを引き起こします。 この場合は高SPFなどの化粧品で対応しますが、薬局では”皮膚刺激テスト済み”商品を中心とした相談・提案の体制を整えます。

春には花粉症に加え新生活・新環境のストレスで、IBS(過敏性腸症候群)による便秘・下痢などの腸内トラブルも増えます。薬局ではコロネル錠ポリフル細粒などの消化器官用薬を処方しますが、ストレスが原因である事が大半なので同時にその解消や生活習慣の改善の指導を行います。
またそうした多くの変化はメンタル面にも影響を及ぼす事が多く、いわゆる五月病による登校拒否や出社拒否が多くなるのもこの季節です。

新しい命が芽生え新生活がスタートする春は希望と期待に満ちた季節でありますが、一方ではそのために多くの疾患やトラブルに見舞われる季節でもあります。せっかくの前向きな気分をそこなう事なく、順調なスタートを切りたいもの。何かあれば、積極的に薬局や薬剤師に相談してみるのはいかがでしょう。

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