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薬学をベースに薬剤師がもっと「食」を学べば、活躍の場は広げられる【第2回】

かなり異色の経歴をもつ薬剤師・体内環境師の加藤雅俊先生へのインタビュー。

第2回では、実際に教鞭を揮う「JHT 日本ホリスティックセラピストアカデミー」について、アカデミーで学べるカリキュラムや、薬剤師が薬学にプラスして学んでおくとよいこと今後の薬剤師向けのセミナーについて伺っていきます。(前回の記事

加藤雅俊先生のプロフィールはこちら

 

薬剤師こそ、”健康のために考えながら食事をするための知識”を持つべき

――JHT 日本ホリスティックセラピストアカデミーでは薬剤師を始め、医師や看護師などの医療従事者も多く集まるとのことですが、どんなことを学びにきていらっしゃるのでしょうか。

当校では体内環境師®資格取得コースを始めとした、自然治癒力のカギを握る脳に働きかける「リンパメトリック®インストラクター」 や 「リンパマッサージボディセラピスト」などの実技や「メディカルアロマテラピー」や「ブレインマネージメント」などの体のしくみのほか、脳科学や心理学も一緒に学ぶコースなど10コースから成っています。どれも僕自身が講師を務めているんですよ。

薬剤師を始めとした医療従事者の方々がよく参加されるのは体内環境師®資格取得コースですね。

体内環境師®は、いわば予防医療のプロフェッショナルです

「くすりに頼らず不調を治す」をテーマに、病気を予防し、健康に過ごすためにはどうしたらいいのか、解剖生理、血液学・免疫学、栄養医学などを始めとした15の未病学を土台に、心と体の整え方を学んでいきます。

アロマ、ツボ、ストレッチなど、興味のある薬剤師は多いと思いますが、やはりこれから薬剤師が勉強するとしたら、なんといっても「食」ではないでしょうか。

カリキュラムの栄養医学では、栄養素やその吸収についてはもちろんですが、食材選び食べ合わせなども学びます。

実は、薬剤師がこういった食について学ぶことは、すごく意味がありますし、新しいビジネスになると思っています。

 

ーー食イコール薬と考えれば、おっしゃる通りだと思います。でもそれって、すでに薬剤師は学んできたことなのでは?

栄養士さんが学んでいるのは栄養学がメイン。それとは違って、薬剤師の学ぶ薬学は薬の吸収や過剰に摂ったときの毒の処理や排出など“体のしくみ”と一緒に学ぶんです。

薬食同源という言葉の通り、そもそも昔は薬なんてものはなく、食べること自体が薬だった。

そして、やはり”薬”は毒にもなるし薬にもなれば、人の役にも立つ。塩分についてがよい例で、塩自体が悪いのではなく、摂り過ぎても、全く摂らなくても問題になりますよね。

薬剤師は薬や毒などの成分がどのように吸収・分解され、それにより体がどう変化していくかという薬学を勉強してきたわけですから、そういった薬学をすでに学んでいる薬剤師に栄養学をプラスすることで、病気の予防やアレルギー、ダイエットから美容までかなり広い範囲で使えるようになります。何を食べて何に気をつけた方が良いのかも分かってきます。

食=薬と考え、”健康のために考えながら食事をするための知識”を持ち、アドバイスできるようになれば、薬局でも、いろんな患者さんの相談にのってあげられますよね

その他にも、一般の方や社会人、プロスポーツ選手向けのトレーナーフードアドバイザーとしても活躍の場を広げることができます。

 

薬剤師の薬学の知識で社会貢献とビジネスを両立。そのきっかけを作りたいと思っています

――薬剤師が食を学んでおくことは、すごく意味があるということがわかりました。ただ、世の中には似たようなスクールがあるように思えます…そういったスクールとJHTはどんなところが異なるのでしょうか。

教える側がどれだけの知識を持っているか、という点で大きく違うと考えています。医療をベースにマッサージ、ストレッチ、心理学、脳科学、栄養学などを広く深く学んでいる人はいないと自負しています。

また、私の他にも医療従事者が教えていますが、それと同時に、日常的に講師が知識の蓄積やアップデートを行って、生徒の質問にしっかり答えられるよう備えています

僕自身、今も昭和大学の研究室に通っていますが、そこには医師、歯科医師、薬剤師、いろんな医療分野のスペシャリストたちがいて、いわば生きた図書館。本当に勉強になります。だから最新の情報を常に入手できるんです。

それに、よく「ここまでで質問ありますか?」と講師が聞いて質問がでてこない講座もあると思うんですが、そこで質問がないのは理解が出来ていないから。講座内容の理解が進めば、あれもこれも質問したくなるはずです。

その点、当校では質問が飛び交いますし、医師や薬剤師からの質問に対しては医療用語を使いますが、その後に一般の生徒さんにも、その方々がわかる形でホワイトボードに書いて教えたりもします。

そして何よりも大切なのは、専門的な知識を得た後に、ビジネスとして、どうそれを応用させるか

専門学校を出てもその知識や技術を発揮できていない現状がありますが、それは「教えて、終わり!」だからです。

だからこそ、自分の学校は卒業しても一生フォローしようと思いました。私が一貫して教え続けているので、生徒のことも覚えていますしね。

卒業しても、技術練習に来ていますし、ビジネス相談も受けたりしてます。

 

――薬に頼らず不調を治す方法について学びたい薬剤師はもちろんですが、いろんな経歴をもつ加藤先生だからこそ教えられる、薬剤師向けの独立開業セミナーなんてあったら面白そうです。今後は薬剤師向けに何か検討されていたりするのでしょうか。

メディカルアロマテラピー栄養医学などについて、薬剤師を集め、薬学のための講座をやりたいなと思っています。できれば、10人ほどの少人数制でディスカッションや途中質問ができる形で。

薬剤師の場合、なかなか自分の質問に答えてくれる人っていないんですよね。

薬局勤務はもちろんですが、病院勤務だとしても、医師や他の医療従事者も忙しくて聞きづらいですし。ときには薬学以外の質問をしたいときもあると思います

同じ志を持つ薬剤師同士が意見交換できるのってすごくいい機会ですよね。先日も出版本の記念イベントに来てくれた医療系の方と話していたのですが、本当に話題が尽きませんでした。

それが薬剤師なら…高血圧一つでも薬は沢山あるじゃないですか。代謝酵素やホルモン、腎臓、血管、一酸化窒素の話までできる(笑)

会話のなかでお互いに医療用語もバンバン使って、勉強会のように研究論文や文献などをもとに、薬剤師同士が知識のアップデートをできる場にしたいなと思っています。

今も「□□のビジネスがやりたい、地域は××、ターゲットは○○」そういった独立開業の相談を薬剤師から受けることもあります。

そんなときは、ジャンルは違えど、経営自体は僕も20年以上やってきた実績があるから、成功の近道を教えることができますし、これまでの経験をもとに、この先10年、20年と残るようなビジネスを一緒に考えることもできます。

「社会貢献とビジネス」をどう両立させるか。薬学の知識が有れば、それが可能なんです。

薬剤師の薬学の知識がビジネスに変わる瞬間。そのきっかけを僕が作れたとしたら、とても嬉しいですね。

 

次回「【第3回】薬学をベースに薬剤師がもっと「食」を学べば、活躍の場は広げられる」に続く

ファーマシストライフ編集部(取材協力: 川端真弓 / 写真: 土佐麻理子)

加藤雅俊(かとう・まさとし) 薬剤師 / 体内環境師
大学卒業後、日本ロシュ株式会社(現在:ロシュ・ダイアグノスティックス)に入社し、研究所(現在:中外製薬研究所)にて血液関連の開発研究に携わる。プロダクトマネージャー就任後、全国の病院を見て回るなかで、医療現場の問題点に気づき、10年働いた会社を辞め起業。名古屋でリラクゼーションサロンを開業。その後、東京銀座にもサロンを展開しつつ、六本木に体内環境師養成学校を設立。予防医療に関する著書は累計販売数160万部以上。
※詳しくは JHT日本ホリスティックセラピストアカデミーをご覧ください。
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