対応丁寧な薬剤師

【引用ニュース】
左の腰に突然、痛みを覚えて、近くの整形外科を受診した。エックス線写真を撮ったが骨に異常はなく、「筋を痛めたのでしょう」と、湿布薬を処方された。
処方箋を持って院外薬局に行くと、「以前、この湿布薬でかぶれたことがありましたよね」と薬剤師に言われた。私の記憶はあやふやだったが、薬局のカルテに記録が残っていたようだ。
医師に電話で連絡し、チューブ入りの塗り薬を出してくれた。成分は違うが効き目は同じとのこと。約2週間使ったがかぶれず、痛みもほどなく治まった。
（2012年4月22日 読売新聞）

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=57833

同じ薬剤師として、とてもうれしいニュースですね。

「わたしの医見」というコーナーへ、61歳の主婦の方が投稿されたようですが、「順番を待つ人で混み合っていたにもかかわらず、丁寧な対応をしてくれた」と書かれています。

本来、薬剤師なら当たり前のことですが、その当たり前ができない時代になっていますので、こうした患者さんの声が薬剤師の励みになり、「私も見習おう」「ますます頑張らなくちゃ」と思えたら良いですよね。

子育てと同じ、同じ親から生まれた兄弟でも、何でも話してくれる子もいれば、言いたいことを言えないタイプの子もいます。

でも、話してくれないから、その子が何も感じていないわけではないってことを、その子の態度やちょっとしたひと言で察してあげ、声を掛けたり、時には黙って見守ることが必要な場合もあります。

また母親に相談できること、父親に相談できることが違うケースもありますよね。
患者さんの中には「こんなこと、先生には聞きづらくて」という方もいらっしゃいますから。

医薬分業によって、医師が薬の説明をする時間を省き診療に充てるという目的もありますが、今回のように薬剤師がより身近に患者さんに接する機会が増えることも大きなメリットだと思います。