薬剤師の転職サイトでよく聞く、面接同行とは？

薬剤師が転職活動を行うとき、ほとんどの人が転職サイトを利用します。
利用する転職サイトによりフォロー体制は異なりますが、「面接同行」という求人先の面接にコンサルタントが同行してくれるサービスがあります。
面接同行のサービスを利用する人が増えてきていますが、まだ利用したことのない人に、実際どんなサービスなのかを紹介します。

面接同行のメリット

1. 一人より心強い

面接に行く際は、緊張してしまう人が多いでしょう。緊張のあまり、固まってしまい、うまく受け答えできなかったりする人もいるでしょう。

あなたの良さを伝えることができなければ、せっかくのチャンスを逃してしまいます。

きちんとした転職サイトほど、メールや電話だけでなく、あなたに直接会って面談をし、希望の条件や転職理由、性格などを理解した上で、転職先を探してくれます。

心強いあなたの味方が隣にいるのですから、安心して面接に臨むことができます。

2. 条件を交渉しやすい

「給与」や「休み」などの条件は、一番気になるポイントですが、どうしても聞きづらいポイントでもあります。

一人だと、採用してもらいたいがために、なんでも「はい、はい」「大丈夫です」と言いがち。

また、話を聞いても、なんとなく、で満足して了承してしまい、重要なことがあやふやなままで、後から気づいても聞きづらいというケースもあります。

そこで、コンサルタントがいれば、あなたのかわりに条件の交渉をしてくれますので、話がスムーズにすすみ、漏れも少なくなるのです。

3. ミスマッチを防ぐ

入職してから「思っていた雰囲気と違う」など、ミスマッチに気づいて後悔する人がいます。ミスマッチを防ぐためにも、面接同行は意味があります。

転職サイトも、希望に沿った職について長く働いてもらいたいと思っています。成功例を増やすことで、口コミなどで評価されますし、ライフスタイルの変化からまた転職を考えた時にも、リピートして利用してもらいたいですから、真剣です。

第三者の目で見て、冷静に判断してくれますので、細かい部分にも気がつきますので、ミスマッチを防ぐことができます。

それでは次に実際に、転職に成功した人、失敗してしまった人のケースを紹介します。

面接同行を利用して転職に成功したケース

40代女性 調剤薬局 パート勤務の例

調剤薬局で働いていましたが、忙しすぎるため疲れてしまい、違う薬局への転職を考えていました。

パート希望で、子供の世話や家事もあるので、残業がない、同じような年代の人がいて働きやすい職場を探していました。紹介してもらった職場は、おっとりした自分の性格にも雰囲気が合っていたので、働きやすいです。

時給など、お金の話や条件は話しづらかったのですが、コンサルタントの人が対応してくれて助かりました。面接も和やかな雰囲気で話が進んだので、思ったよりも緊張しませんでした。

面接同行を利用せず、うまくいかなかったケース

50代女性 漢方薬局希望

転職サイトの方とは、メールと電話でしかコンタクトをとっていませんでした。漢方を扱う薬局で働きたいが、元々求人数が少なく…なかなか見つかりません。

気になる薬局があったので、一人で求人がないか交渉に行きましたが断られました。そしてしばらくして、系列店の空きが出たと直接連絡をもらい、嬉しくて即決しました。

しかし、パートで働き始めたのですが、忙しすぎて流れ作業、漢方も調剤して渡すだけで患者さんとじっくり話をする時間がありません。仕事が終わらないのでパートでも残業があり、先に帰れる雰囲気ではありません。

漢方の勉強や患者さんとじっくり関われる職場を希望していたけれど、思っていたのと全く違いました。下調べもせず、すぐ決めてしまったし、甘かったなと後悔しています。

続けられる自信がありません。。。

おわりに

自分一人だと、確認事項が漏れていたり、焦って冷静に判断できなかったり、うまく希望を伝えられなかったり、ということが多々あります。

面接同行なら、専門家が隣にいることで細かい部分にも気がつきますし、いろいろとフォローしてくれますので、転職の成功率があがります。

満足のいく職場を見つけてイキイキと働くために、「面接同行」のサービスを利用してみてはいかがでしょうか？