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  5. 薬剤師の海外留学

薬剤師の海外留学

薬剤師の中には決して多くはないようですが、海外留学を経験している人もいます。

現在はどんな職業でも海外留学を希望する人がいる時代ですから、それを思えば驚くにはあたらないのかもしれませんが、もともと身につけなければならない知識や情報が膨大な量にのぼる薬剤師が、わざわざ海外留学までしようとすることは決して簡単なことではありません。

留学の目的

国によっては、日本より薬剤師がよい条件で働きやすい例もありますから、最終的に海外に住みついて働きたいと考える人も少数ながらいます(将来的に、国内での薬剤師の稼働条件が悪化して行く可能性があることを視野に入れて、そう希望するようになる人もいるようです)。

いずれにしても、薬剤師の資格はその国で取得する必要があります。日本で取得した資格は日本国内でしか通用しません。そして、海外留学するにしても海外での就職を目指すにしても、まずその国の語学に堪能になる必要があります。

いっぽう、海外で薬学の研究や勉強をすることを狙う人もいます。国によって、薬剤師がじっくり勉強できる内容は違いますし、海外のほうが日本よりも研究しやすいテーマはあるわけです。大学や大学院のような学校機関、あるいは製薬業界の研究機関等で研究を続けてきた薬剤師資格者の場合は、さらに深い研究を求めて留学を計画する人もいますね。

……それ以外の、一般の企業や病院、あるいは薬局やドラッグストア等に努めている薬剤師の中にも海外で研究や勉強に励みたいと希望する人はいますが、この場合、留学を終えて帰国してきてから、どんな進路を選ぶのかという問題が出てくるでしょう

「海外にしばらく行っていて、日本で最近働いた実績のない薬剤師を雇う職場があるかどうか?」ということですね。

こういった場合は、語学力や特殊な研究実績を持っていることを評価してくれる可能性のある一部の企業(たとえば、製薬会社等で募集している「学術」の仕事は、英訳が多い仕事ですからチャンスになるのではないでしょうか)を狙って就職活動をするのが妥当でしょう。

留学先の候補は?

実際に留学をするとなったら、どんな国が候補にあがるでしょうか?

やはり英語が通用する国々が主流となるようです。アメリカ合衆国のほか、イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドといった国々ですね。幸い、いずれの国でも外国人薬剤師が就労できる機会は与えられているようです(決して無制限に可能だということではないですから要注意です)。もちろん、資格を取得するのは簡単なことではありませんが。

ただ留学するだけであれば、現地での薬剤師の資格を取得する必要がないことも多いですから、留学先の状況をよく調べてから判断することが望ましいでしょう

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